こんにちは。株式会社シグマクシス・ホールディングスの最新決算報告をお届けします。シグマクシスは経営コンサルティング会社で、デジタル化やサービス開発、業務改革などに強みを持つ注目企業です。この度の決算では、売上高と利益が大幅増と好業績を達成しました。
企業情報
企業名: 株式会社シグマクシス・ホールディングス
証券コード: E30130
決算期: 2023年3月期
株式会社シグマクシス・ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
シグマクシスの決算期は3月期です。今回は第3四半期の決算報告となります。決算短信は上場企業の義務となっており、シグマクシスも適時に開示しています。
主な事業
シグマクシスはコンサルティング事業と投資事業の2つの事業を展開しています。コンサルティング事業では、企業のデジタル化やサービス開発、業務改革などを支援しています。投資事業では、ウェルビーイング領域の有望なスタートアップなどに投資を行い、企業価値向上を後押ししています。この2つの事業が相互に連携し、新しい価値を生み出す取り組みが特徴です。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は好調で、売上高が前年同期比32.5%増の16,378百万円となりました。営業利益は47.1%増の3,300百万円と大幅な増加です。経常利益率は20.6%と高い水準を維持しており、企業の収益力の高さが窺えます。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比32.5%増と好調に推移しています。営業利益も前年同期比47.1%増と大幅な伸びを示しました。これは、デジタル化やサービス開発などの強みを活かし、幅広い業界からの受注が好調だったことが背景にあります。シグマクシスは売上・利益ともに右肩上がりの成長を続けている企業といえます。
四半期連結貸借対照表について
シグマクシスの財務状況は非常に健全です。総資産は16,447百万円と前期末比1,985百万円増加しています。純資産は12,303百万円と高水準を維持しており、自己資本比率は74.8%と極めて良好な状態にあります。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が6,107百万円と手元流動性が十分にあります。また、投資有価証券が1,776百万円と、投資事業にも積極的に取り組んでいることがわかります。
負債の部
負債の部では、買掛金や未払法人税などが増加していますが、全体としては健全な水準を維持しています。リース債務なども少額に抑えられており、財務体質の強化が図られています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が8,430百万円と大幅に積み上がっており、株主還元にも余力がある状況です。自己資本比率は74.8%と高く、財務基盤は極めて安定しています。
ROAとROE
ROAは14.5%、ROEは19.4%と、ともに高水準を維持しています。これは、高い収益力と効率的な資産の活用が功を奏しているものと考えられます。投資事業の成長や業務効率化などにより、収益性と資本効率性が向上しています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは2,103百万円のプラスとなっています。これは、順調な業績と効率的な運転資金管理によるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは735百万円のマイナスとなっており、新規事業への投資が進められています。全体としては、着実なキャッシュ・フロー創出が行われていると評価できます。
配当の支払額
シグマクシスは、第2四半期末に1株当たり16円の配当金を支払いました。この水準は前期と同じですが、配当性向は25.2%と比較的低めに設定されています。今後も株主還元に取り組みつつ、成長投資にも活用していく姿勢がうかがえます。
今後の展望
シグマクシスは、デジタル化やウェルビーイング分野での事業拡大を目指しています。コンサルティング事業では基幹システムのSaaS化支援やDX推進など、投資事業では「まちづくり」「食・健康」分野への投資に注力しています。これらの取り組みにより、持続的な成長と収益力の向上が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社シグマクシス・ホールディングスは、コンサルティング事業と投資事業を両輪として、企業の DX推進や新規事業創出を支援する優良企業です。今期の業績は非常に好調で、売上高、営業利益、経常利益率ともに大幅な増加を果たしました。財務面でも健全性が高く、収益性と資本効率も良好に推移しています。今後も注目すべき企業といえるでしょう。
株式会社シグマクシス・ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
シグマクシスの決算期は3月期で、今回の決算は第3四半期のものです。配当は1株当たり16円を支払っており、安定して株主還元に取り組んでいます。今後も事業拡大と収益力向上、さらなる株主還元に期待が高まる企業です。