皆さん、株式会社エスクロー・エージェント・ジャパンの決算報告書をチェックしていきましょう。この会社は不動産や金融分野でさまざまなサービスを提供しており、今回の決算は堅調に推移したようです。さっそく詳しく見ていきます。
企業情報
企業名: 株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン
証券コード: 60930
決算期: 2024年2月期
株式会社エスクロー・エージェント・ジャパンの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社エスクロー・エージェント・ジャパンは毎年2月末日が決算期末となっています。そのため、今回の決算は2024年2月期第1四半期の決算報告になりますね。
主な事業
株式会社エスクロー・エージェント・ジャパンは、金融ソリューション事業、不動産ソリューション事業、建築ソリューション事業、士業ソリューション事業の4つの事業を展開しています。金融機関や不動産事業者、建築事業者、士業の方々に対して便利で安全なサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は売上高1,173,482千円と前年同期比で13.2%の増加となりました。特に金融ソリューション事業の売上が好調に推移したことが大きな要因です。営業利益は198,140千円と大幅に増加し、経常利益は206,686千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は142,471千円となりました。利益率も高水準で推移している好業績だといえます。
売上・利益の推移
過去1年間の売上高は4,447,787千円と高水準を維持しており、経常利益は457,108千円と安定した収益力を示しています。特に金融ソリューション事業が堅調に推移し、今期の業績拡大につながっています。今後も各事業における新サービスの開発や既存サービスの拡充により、さらなる売上と利益の成長が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
株式会社エスクロー・エージェント・ジャパンの四半期連結貸借対照表をチェックしてみましょう。
資産の部
総資産は4,252,281千円となっています。このうち流動資産は3,199,441千円で、現金及び預金が2,452,946千円と大部分を占めています。固定資産は1,052,839千円です。資産全体としては前期末と比べて約4.4%減少しています。
負債の部
負債合計は905,063千円となっています。流動負債が818,194千円、固定負債が86,868千円です。前期末から約7.8%減少しています。
純資産の部
純資産合計は3,347,217千円と健全な水準を維持しています。自己資本比率も78.7%と高く、財務の安定性が高いことが分かります。
ROAとROE
株式会社エスクロー・エージェント・ジャパンのROA(総資産利益率)は4.4%、ROE(自己資本利益率)は4.2%となっています。前期と比べてROAは若干上昇、ROEは若干低下したものの、ともに高水準を維持しており、収益力と資本効率性の高さが窺えます。今後も持続的な成長が期待できる企業と言えるでしょう。
キャッシュフロー
営業キャッシュフローは149,799千円の収入超過で、前年同期比では大幅に増加しています。これは売上高増加に伴う販売債権の増加があったものの、税金等の支払額が大幅に減少したことが主な要因です。投資キャッシュフローは△59,211千円の支出超過となりましたが、財務キャッシュフローは△261,821千円の支出超過でした。全体としての現金及び現金同等物の減少額は356,233千円となりました。
配当の支払額
株式会社エスクロー・エージェント・ジャパンは前期より1株当たりの年間配当金を6.00円に増額しています。今期も前期同様の配当を実施する予定で、株主還元に積極的な企業といえます。
今後の展望
株式会社エスクロー・エージェント・ジャパンは、不動産や金融分野での事業展開を強化し、各事業分野でのサービス拡充と新規顧客の開拓に注力していく方針です。特にオンラインサービス「H’OURS」の利用増加などにより、今後も業績の向上が期待できそうです。また、M&Aによる事業基盤の強化にも取り組んでいくとのことです。株主還元にも積極的で、業績拡大と安定配当が見込まれる企業だと言えます。
編集部のまとめ
株式会社エスクロー・エージェント・ジャパンの今回の決算は、金融ソリューション事業や不動産ソリューション事業の好調な業績を背景に、売上高、営業利益、経常利益、純利益のいずれも大幅に増加しました。財務体質も健全で、株主還元にも積極的な企業といえます。今後も新サービスの開発や既存事業の強化に取り組み、さらなる成長が期待できる企業だといえるでしょう。
株式会社エスクロー・エージェント・ジャパンの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エスクロー・エージェント・ジャパンは2月末が決算期末で、今回は2024年2月期第1四半期の決算報告でした。配当金は1株当たり6.00円と前期から増額しており、株主還元にも積極的な企業といえます。今後も業績拡大と安定配当が期待できるでしょう。