株式会社フリークアウト・ホールディングスの2023年10月~2024年3月期の決算が発表されました。広告事業やインフルエンサーマーケティング事業が好調で、売上高は前年同期比54.3%増の24,950百万円と大幅な増収となりました。一方で、のれん償却費等の特別損失の計上により、親会社株主に帰属する四半期純損失は3,026百万円となりました。
企業情報
企業名: 株式会社フリークアウト・ホールディングス
証券コード: E30648
決算期: 9月期
株式会社フリークアウト・ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社フリークアウト・ホールディングスの決算期は9月期です。第2四半期(2024年1月~3月期)の決算短信は2024年5月15日に発表されました。
主な事業
株式会社フリークアウト・ホールディングスは、広告事業とインフルエンサーマーケティング事業を主力としています。広告事業では、自社開発の広告プラットフォームやソリューションを提供し、クライアントの広告効果の最大化を支援しています。インフルエンサーマーケティング事業では、クリエイターの活動支援やプロモーション支援などを行っています。
今期の業績と利益率は？
当第2四半期の業績は、売上高24,950百万円(前年同期比54.3%増)と大幅増収となりました。一方で、のれん償却費等の特別損失の計上により、親会社株主に帰属する四半期純損失は3,026百万円となりました。
売上・利益の推移
最近の売上高の推移は、2022年9月期は32,702百万円、2023年9月期第2四半期は16,165百万円、2024年9月期第2四半期は24,950百万円と増加傾向にあります。利益面では、2022年9月期は7,870百万円の純利益、2023年9月期第2四半期は7,905百万円の純利益でしたが、2024年9月期第2四半期は3,026百万円の純損失となりました。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
当第2四半期末の総資産は42,155百万円で、前期末に比べ2,731百万円減少しました。これは主に、のれんが3,395百万円減少したためです。
負債の部
当第2四半期末の負債合計は24,761百万円で、前期末に比べ188百万円増加しました。これは主に、長期借入金が4,236百万円増加した一方で、未払法人税等が3,082百万円減少したためです。
純資産の部
当第2四半期末の純資産合計は17,393百万円で、前期末に比べ2,919百万円減少しました。これは主に、利益剰余金が3,026百万円減少したためです。
ROAとROE
当第2四半期のROAは-6.8%、ROEは-16.4%となりました。のれん償却費等の特別損失の計上により一時的に収益性が低下しましたが、今後の事業の成長に伴い、収益性の改善が期待されます。
キャッシュフロー
当第2四半期のキャッシュ・フローの状況は、営業活動により3,151百万円の資金流出、投資活動により88百万円の資金流出、財務活動により4,171百万円の資金流入となりました。財務活動では長期借入れによる収入があったものの、営業活動では法人税等の支払があったため、全体としては現金及び現金同等物が920百万円増加しています。
配当の支払額
当第2四半期においては、配当金の支払はありませんでした。今後の経営状況を見極めつつ、株主還元策を検討していくものと思われます。
今後の展望
株式会社フリークアウト・ホールディングスは、広告事業やインフルエンサーマーケティング事業を中核に、データやテクノロジーを活用した成長戦略を展開していきます。世界的な景気減速の影響を受けているものの、デジタルマーケティング領域での事業機会は引き続き見込めると考えられ、中長期的な成長が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社フリークアウト・ホールディングスの2023年10月~2024年3月期の決算は、売上高の大幅増収と利益の一時的な減少という内容でした。広告事業やインフルエンサーマーケティング事業が好調に推移しており、中長期的な成長が期待されます。今後の事業展開と業績回復に注目が集まります。
株式会社フリークアウト・ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社フリークアウト・ホールディングスの決算日は9月30日です。当第2四半期(2024年1月~3月期)の決算短信は2024年5月15日に発表されました。また、当第2四半期においては配当の支払いはありませんでした。今後の業績や株主還元策などに注目が集まります。
