メドピア株式会社(E30650)の2023年10月1日から12月31日までの第1四半期決算が発表されました。医療従事者を支援するデジタルプラットフォーム企業のメドピア社の業績が堅調に推移しており、今後の成長に期待がかかっています。
企業情報
企業名: メドピア株式会社
証券コード: 60950
決算期: 毎年9月30日
メドピア株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
メドピア株式会社の決算日は毎年9月30日です。決算期は第1四半期(10月1日~12月31日)、第2四半期(1月1日~3月31日)、第3四半期(4月1日~6月30日)、第4四半期(7月1日~9月30日)と年間4回の四半期決算を行っています。
主な事業
メドピア株式会社は、医師・薬剤師向けコミュニティサービス「MedPeer」を中心に、医療機関の業務効率化や企業の健康管理サービスなどを展開しています。医療従事者を支援する「集合知プラットフォーム事業」、病院の薬局予約サービスなどを提供する「医療機関支援プラットフォーム事業」、企業向けの健康管理サービスを手掛ける「予防医療プラットフォーム事業」の3つの事業セグメントを展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高4,152百万円、営業利益496百万円、経常利益486百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益290百万円と、前年同期と比べ増収増益となりました。利益面でも増益基調にあり、営業利益率は11.9%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
メドピア社の売上高は直近1年間で14,541百万円と順調に拡大しています。また、経常利益は268百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は638百万円と高い収益力を示しています。特に集合知プラットフォーム事業が好調で、同事業の売上高は3,431百万円と全体の約8割を占めています。
四半期連結貸借対照表について
メドピア社の資産合計は14,978百万円、負債合計は6,195百万円、純資産合計は8,782百万円となっています。流動資産では現金及び預金が4,976百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が3,870百万円と健全な財務体質を維持しています。
資産の部
資産の大部分を占めるのが現金及び預金の4,976百万円と受取手形、売掛金及び契約資産の3,870百万円です。そのほか、のれんが2,321百万円計上されています。
負債の部
負債の内訳は、買掛金が117百万円、短期借入金が50百万円、長期借入金が3,054百万円などとなっています。
純資産の部
純資産合計は8,782百万円で、資本金が2,245百万円、資本剰余金が2,500百万円、利益剰余金が4,047百万円となっています。
ROAとROE
メドピア社のROA(総資産利益率)は4.1%、ROE(自己資本利益率)は6.7%と高水準の収益性を維持しています。成長とともに収益力が向上しており、今後の更なる利益率の改善が期待されます。
キャッシュフロー
メドピア社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが494百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが214百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが698百万円の支出となっています。現金及び現金同等物の期末残高は4,976百万円と財務基盤は健全です。
配当の支払額
メドピア社は第1四半期において1株当たり4.5円の配当を実施しました。年間配当金は未定ですが、好業績を反映して前期の年間配当金18円を超える水準になることが期待されます。
今後の展望
メドピア社は医療従事者を支援するデジタルプラットフォームの構築に注力しており、今後も持続的な成長が期待できます。「MedPeer」の会員拡大や、医療機関の業務効率化・予防医療サービスの拡大などを通じて、さらなる業績向上が見込まれます。医療・健康分野におけるリーディング企業としての地位を強化していくことが期待されます。
編集部のまとめ
メドピア株式会社は、医療従事者向けのコミュニティサービスを中心に事業を展開する成長企業です。当期の業績は堅調に推移しており、売上高、各利益指標ともに前年同期を上回りました。医療・健康分野での更なる事業拡大が期待されます。財務面でも健全性が高く、株主還元も積極的に行っていることから、今後の業績と株価の上昇が期待できる企業だと言えるでしょう。
メドピア株式会社の決算日や配当についてまとめました。
メドピア株式会社の決算日は毎年9月30日で、年間4回の四半期決算を行っています。当第1四半期の業績は好調で、売上高4,152百万円、営業利益496百万円、経常利益486百万円と増収増益となりました。また、1株当たり配当金は4.5円と安定した株主還元を実施しています。今後も医療従事者向けデジタルプラットフォームの強化により、更なる成長が期待できる企業です。