[株式会社レアジョブは、英語学習やALT派遣などのサービスを提供する企業です。この度の決算報告では、堅調な業績と利益率の向上、さらにはグローバル人材育成に向けた取り組みが注目されました。企業の成長に期待が高まりそうです。]
企業情報
企業名: 株式会社レアジョブ
証券コード: E30682
決算期: 2024年3月期
株式会社レアジョブの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社レアジョブの決算日は3月31日です。そのため、2024年2月14日に2023年12月期の第3四半期決算報告書を提出しています。
主な事業
株式会社レアジョブは、英語学習サービスを中心に事業を展開しています。主なサービスには、オンライン英会話、ALT(外国語指導助手)の派遣、子ども向け英会話教育などがあります。また、グローバル人材の育成にも力を入れており、海外展開や M&A などにも積極的に取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は7,703,341千円と大幅な増収となりました。これは主に、ALT派遣サービスの好調な伸びによるものです。利益面では、営業利益が625,845千円、経常利益が610,791千円と大幅な増益となりました。利益率も年々改善傾向にあり、事業運営の効率化が進んでいることがうかがえます。
売上・利益の推移
過去3年の連結業績を見ると、売上高は4,364,305千円から7,703,341千円と大幅に増加しています。一方で、経常利益も229,953千円から610,791千円へと大幅に伸長しており、企業の収益性が向上していることがわかります。特に、子ども・子育て支援事業の伸長が大きな成長要因となっています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社レアジョブの四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が7,743,687千円と前期末比で908,585千円増加しています。主な内訳は、のれんや顧客関連資産の増加によるものです。一方、負債合計は5,100,587千円と889,913千円増加しており、主に短期借入金の増加によるものです。純資産は2,643,100千円と堅調に推移しています。
資産の部
資産の部では、のれんが894,467千円、顧客関連資産が898,219千円増加したことが大きな特徴です。これは、M&Aなどによる事業拡大の成果が表れているものと考えられます。一方で、前払金が1,165,035千円減少しているのも注目ポイントです。
負債の部
負債の部では、短期借入金が400,000千円増加したことが主な要因です。また、未払費用も430,702千円増加しています。これは、事業拡大に伴う運転資金需要の高まりによるものと考えられます。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が419,030千円増加しているものの、資本剰余金が189,971千円、非支配株主持分が142,833千円減少しています。これは、M&Aなどによる企業買収に伴うものと推測されます。
ROAとROE
株式会社レアジョブのROA(総資産利益率)は7.2%、ROE(自己資本利益率)は20.2%となっています。前年同期と比較すると、ROAは2.1ポイント、ROEは2.8ポイントそれぞれ上昇しており、収益性の改善が確認できます。これは、事業の拡大と効率化が奏功した結果と考えられます。
キャッシュフロー
株式会社レアジョブの四半期連結キャッシュ・フロー計算書は開示されていませんが、経営者による財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況の分析によると、営業活動によるキャッシュ・フローは増加しているものの、投資活動によるキャッシュ・フローは減少しているようです。M&Aなどの積極投資を行いつつ、事業のキャッシュ創出力も高まっていることがうかがえます。
配当の支払額
株式会社レアジョブは、1株当たり12円の期末配当を実施しています。前期から2円増配となっており、業績の好調さを反映した形となっています。今後も、企業成長に応じた配当の継続が期待されます。
今後の展望
株式会社レアジョブは、中長期的にグローバル人材育成に注力していく方針です。英語学習サービスの拡大に加え、M&Aを通じた事業領域の拡大にも積極的に取り組んでいます。人々の「英語が話せるようになる」ニーズに応えるべく、様々なサービスの提供に挑戦し続ける同社の今後の活躍が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社レアジョブは、英語学習やグローバル人材育成などの事業で着実な成長を遂げています。堅調な業績と利益率の向上、さらには新たな事業領域への挑戦など、同社の今後の展開に大いに期待が高まります。今後も、市場ニーズに寄り添った革新的なサービスの提供を通じて、企業価値の向上に努めることが期待されます。
株式会社レアジョブの決算日や配当についてまとめました。
株式会社レアジョブの決算日は3月31日で、2024年2月14日に2023年12月期の第3四半期決算報告書を提出しました。また、同社は1株当たり12円の期末配当を実施しており、前期から2円増配となっています。同社の堅調な業績を反映した配当政策といえるでしょう。