パンチ工業株式会社の第50期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

パンチ工業株式会社の決算報告書を読んでみると、この企業の業績がかなり厳しい状況にあることがわかります。世界的な地政学リスクの高まりや原材料・資源価格の高騰、電子部品の供給不足など、経営環境がかなり悪化しているのが実情のようです。

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企業情報

企業名: パンチ工業株式会社
証券コード: 61650
決算期: 2023年3月期

パンチ工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

パンチ工業株式会社の決算期は3月期で、最新の決算は2023年3月期第3四半期のものとなっています。決算報告書は四半期ごとに公開されており、次の決算発表は2024年2月13日の予定です。

主な事業

パンチ工業株式会社は、金型部品事業を主力とする企業です。自動車、電子部品、家電、精密機器などの業界向けに、金型や金属加工部品を製造・販売しています。特に、付加価値の高い「特注品」ビジネスに注力しており、国内外の顧客から高い評価を得ています。

今期の業績と利益率は?

今期の業績は厳しさを増しており、売上高は前年同期比12.2%減の28,699百万円となりました。利益面では、営業利益が55.2%減の934百万円、経常利益が41.3%減の1,164百万円と大幅に減少しています。特に中国・日本での売上減少が響いたようです。

売上・利益の推移

パンチ工業の過去3年の業績を見ると、2022年3月期に最高の売上高・利益を記録しましたが、その後は減少傾向にあります。今期は前期比で大きく落ち込んでいる状況です。原材料高や部品不足の影響で、需要が大幅に減少しているのが主な要因のようです。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の総資産は29,916百万円で、前期末比で539百万円減少しています。一方、負債は11,025百万円と378百万円減少し、純資産は18,891百万円と161百万円減少しています。自己資本比率は前期末の62.4%から63.0%に上がっています。

資産の部

資産の部では、棚卸資産が2,522百万円減少したことが主な要因で、全体としては減少しています。一方、現金及び預金は339百万円増加しています。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金、電子記録債務が合計で298百万円減少したことが主な要因で、全体としては減少しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が793百万円減少したことが主な要因で、全体としては減少しています。

ROAとROE

パンチ工業のROAは前期末の5.8%から当期第3四半期は3.9%に低下し、ROEも前期末の11.5%から現在は7.5%に低下しています。これは主に利益が大幅に減少したことが原因です。経営環境の悪化により収益性が低下していることがうかがえます。

キャッシュフロー

四半期連結キャッシュ・フロー計算書は開示されていませんが、現金及び預金残高は前期末比で339百万円増加しているため、一定の資金を確保できているようです。ただし、これ以上の悪化が続けば資金繰りに影響が出る可能性があります。

配当の支払額

パンチ工業は、通期の業績予想が未発表のため、期中配当金は1株当たり10.0円と前期比4.5円減額して実施しています。通期の年間配当金は未定です。経営環境の悪化に伴い、配当も減少傾向にあることがわかります。

今後の展望

パンチ工業は、2023年7月に「VC2024 Revival」と題した新たな経営計画を公表しています。国内事業の再整備や、海外での事業拡大など、さまざまな施策に取り組んで業績回復を目指すとのことです。しかし、短期的には厳しい環境が続くことから、業績の改善には時間がかかるかもしれません。

編集部のまとめ

パンチ工業は、世界的な景気減速の影響を大きく受けており、最近の業績は大幅に悪化している状況にあります。資金面では一定の手当てはできているものの、収益性の低下により経営環境は悪化しています。新しい経営計画に基づき、国内事業の再構築や海外での事業拡大などに取り組むものの、短期的な業績回復は難しそうです。株主還元も縮小せざるを得ない状況で、今後の対応が注目されます。

パンチ工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

パンチ工業株式会社の決算日は3月31日で、四半期決算を発表しています。最新の決算は2023年3月期第3四半期で、2024年2月13日に第4四半期の決算報告を行う予定です。配当金については、当期中間配当が1株当たり10.0円と前期より4.5円減額となっています。通期の配当金は未定です。経営環境の悪化に伴い、パンチ工業の収益性と株主還元は現時点で低下傾向にあることがわかりました。

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