タメニー株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されましたので、その内容をご紹介します。
今期の業績は順調に推移しており、売上高は前年同期を上回りました。また、経常損失も大幅に縮小するなど、収益性の改善が見られます。今後の事業展開にも期待が高まっています。
企業情報
企業名: タメニー株式会社
証券コード: 61810
決算期: 2024年3月期
タメニー株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
タメニー株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期の決算期間は2023年10月1日から12月31日となっています。
主な事業
タメニー株式会社は、婚活事業、カジュアルウェディング事業、ライフ&テック事業、地方創生事業の4つのセグメントを展開しています。婚活事業では結婚相談所「パートナーエージェント」や婚活パーティー「OTOCON」を、カジュアルウェディング事業ではカジュアルな挙式披露宴や写真撮影サービスを提供しています。また、ライフ&テック事業では生活関連サービスの企画・提供を、地方創生事業では地方自治体向けの婚活支援サービスの提供を行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は以下の通りです。売上高は41億1,800万円、経常損失は4,600万円と大幅に縮小しました。また、EBITDA(営業損益に償却費を加えた利益指標)は2億7,900万円となっており、収益性の改善が進んでいます。今期は黒字化に向けて着実に歩みを進めています。
売上・利益の推移
前期(2023年3月期)からの売上や利益の推移を見ると、売上高は微減しているものの、経常損失が大幅に縮小しています。黒字転換に向けた収支改善の取り組みが功を奏しつつあると言えるでしょう。今後も高収益体制の確立を目指して、プロダクトの競争力強化やサステナブル経営の基盤整備に取り組んでいく方針です。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の財務状況は以下の通りです。
資産の部
資産合計は47億1,600万円で、前期末比で3億増加しました。主な増加要因は現金及び預金の増加によるものです。一方、のれんやソフトウエアの減少などにより無形固定資産が減少しています。
負債の部
負債合計は45億9,700万円で、前期末比で2億7,800万円減少しました。長期借入金の返済などにより、負債が圧縮されています。
純資産の部
純資産合計は1億1,900万円で、前期末比で2,600万円減少しています。利益剰余金の増加はありましたが、資本剰余金の減少により全体としては減少しました。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は前期末の-1.8%から当第3四半期末では-1.0%に改善しています。また、ROE(自己資本当期純利益率)も前期末の-32.2%から当第3四半期末では-22.2%と改善しています。
これは主に経常損失の縮小によるものですが、今後さらなる収益力の向上が課題となっています。
キャッシュフロー
当第3四半期のキャッシュ・フローの状況は開示されていませんが、前事業年度の状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは赤字だったものの、財務活動によるキャッシュ・フローは黒字でした。今後は収益力の向上により営業CF も改善していくことが期待されます。
配当の支払額
現時点で当第3四半期における配当の支払いはありません。今後の利益回復に合わせて、株主還元策も検討されていくことでしょう。
今後の展望
タメニー株式会社は2024年3月期の業績予想において、全ての利益項目で黒字化を見込んでいます。このため、収益性の改善とサステナブル経営の基盤づくりに注力していく方針です。
特に婚活事業やカジュアルウェディング事業の競争力強化に加え、新しい事業領域への挑戦にも期待が高まっています。今後の業績と成長戦略に注目が集まるでしょう。
編集部のまとめ
タメニー株式会社は、新型コロナの影響を受けつつも、経営改革を着実に進めてきた結果、第3四半期業績は順調に推移しています。特に経常損失の大幅な縮小は評価に値するでしょう。
今後は成長路線への回帰を目指し、高収益体制の確立やサステナブル経営の基盤づくりに取り組むことで、さらなる業績改善が期待されます。株主還元策の実施も、今後の課題となりそうです。
タメニー株式会社の決算日や配当についてまとめました。
タメニー株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期の決算期間は2023年10月1日から12月31日となっています。
また、現時点では当第3四半期の配当の支払いはありませんが、今後の利益回復に合わせて、株主還元策の検討が期待されます。