株式会社一蔵の第34期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社一蔵の2023年12月期第3四半期決算報告が発表されました。この会社は、和装事業やウエディング事業を展開する老舗企業で、四季折々の日本の伝統文化を伝えていることでよく知られています。今期は前年同期と比べて売上高が4.0%増加し、14,880百万円となりました。利益面でも経常利益が66.3%減少したものの、着実に成長を続けていることが分かります。

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企業情報

企業名: 株式会社一蔵
証券コード: E31997
決算期: 3月期

株式会社一蔵の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社一蔵の決算日は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日で、四半期報告書の提出日は2024年2月13日となります。

主な事業

株式会社一蔵は、和装事業とウエディング事業の2つの柱を持つ企業です。和装事業では、きものの販売、加工、レンタル、写真撮影などを手掛けており、日本の伝統文化を大切にしながら、新しい価値を生み出しています。ウエディング事業では、ホテルやレストランの運営、写真撮影など、結婚式に関連するさまざまなサービスを提供しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が14,880百万円と前年同期比4.0%の増加となりました。一方で、営業利益は103百万円、経常利益は138百万円と、前年同期から大幅に減少しています。これは、人件費や地代家賃、減価償却費の増加などによるものです。

売上・利益の推移

直近3年度の売上高と利益の推移を見ると、売上高は19,747百万円から14,880百万円まで増減していますが、概ね横ばいの状況にあります。一方で、利益面では経常利益が565百万円から138百万円まで大きく減少しています。これは、原材料高や人件費の上昇などが影響しているものと考えられます。

四半期連結貸借対照表について

株式会社一蔵の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は19,009百万円となっています。このうち流動資産が9,774百万円、固定資産が9,234百万円となっています。一方、負債合計は14,932百万円で、うち流動負債が12,162百万円、固定負債が2,769百万円となっています。純資産は4,077百万円となっています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が4,422百万円、商品が2,151百万円、有形固定資産が7,374百万円となっています。流動資産と固定資産がほぼ半々の構成となっています。

負債の部

負債の部では、短期借入金が3,370百万円、1年内返済予定の長期借入金が514百万円、長期借入金が1,387百万円となっています。運転資金や設備投資に必要な資金を外部から調達していることが分かります。

純資産の部

純資産の部では、資本金が50百万円、資本剰余金が1,978百万円、利益剰余金が1,888百万円となっています。自己資本比率は21.4%となっており、健全な財務体質を維持しています。

ROAとROE

株式会社一蔵のROA(総資産経常利益率)は0.7%、ROE(自己資本当期純利益率)は2.8%となっています。前年同期と比較すると、ROAは2.1ポイント、ROEは4.0ポイントそれぞれ減少しています。利益率の低下が影響しているものと考えられます。今後は収益性の改善に取り組んでいく必要があるでしょう。

キャッシュフロー

株式会社一蔵のキャッシュフローについては、四半期報告書に詳細な数値が記載されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローは減少傾向にある一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは設備投資などにより支出が増加していると見られます。財務活動によるキャッシュ・フローでは、借入金の返済などにより資金が流出していると考えられます。

配当の支払額

株式会社一蔵は、株主への利益還元策として配当を実施しています。2023年6月に支払われた年間配当金は21円となっており、前期から7円増加しています。業績の回復傾向を反映して、株主還元に積極的に取り組んでいることが分かります。

今後の展望

株式会社一蔵は、和装事業とウエディング事業の2本柱を中心に、今後も安定した収益基盤の確立に努めていく方針です。和装事業では、新しい需要の掘り起こしや販路の拡大に注力し、ウエディング事業では国内外でのさらなる事業展開を図っていきます。また、人件費や原材料価格の上昇などに対しては、生産性の向上やコストの適正化にも取り組んでいく考えです。

編集部のまとめ

株式会社一蔵は、和装とウエディングを事業の中核に据えた老舗企業です。当第3四半期の業績は売上高が増加したものの、利益は大幅に減少しました。原価高や人件費の上昇が影響しているようですが、今後は収益性の改善に注力し、さらなる成長を目指していくことが期待されます。また、配当の増額など、株主還元にも積極的に取り組んでいることが分かりました。

株式会社一蔵の決算日や配当についてまとめました。

株式会社一蔵の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日でした。配当については、2023年6月に実施された年間配当金は21円と、前期から7円増加しています。業績の回復に伴い、株主還元にも積極的に取り組んでいることが分かります。

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