株式会社エアトリは、国内最大規模のオンラインを中心とした旅行プラットフォームを運営する企業です。ビジネスモデルの多様化や新規事業の展開に取り組み、順調な業績を上げています。この度の決算報告では、旅行需要の回復などが業績に好影響を及ぼし、増収増益を実現しました。今後も「エアトリ経済圏」の拡大を目指し、さらなる成長が期待されています。
企業情報
企業名: 株式会社エアトリ
証券コード: E32194
決算期: 2024年3月期
株式会社エアトリの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社エアトリの決算日は毎年9月30日となっています。決算発表は、11月下旬に行われます。
主な事業
株式会社エアトリは、オンライン旅行事業、ITオフショア開発事業、投資事業の3つの事業を展開しています。オンライン旅行事業では、自社サイト「エアトリ」の運営やOEM提供などで高い競争力を発揮し、安定収益を生み出しています。また、ITオフショア開発事業やさまざまな投資活動にも注力しており、企業価値の向上に努めています。
今期の業績と利益率は？
当第2四半期連結累計期間において、売上収益は12,486百万円と前年同期比7.7%増加しました。また、営業利益は2,021百万円と前年同期比27.3%増加しました。これは主に、オンライン旅行事業における旅行需要の回復により、粗利益が増加したことによるものです。利益率も良好に推移しており、営業利益率は16.2％と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
エアトリグループの売上収益は前年同期比7.7%増と順調に推移しました。営業利益も前年同期比27.3%増と大幅に改善しています。これはオンライン旅行事業での旅行需要の回復による粗利益増加が主な要因です。また、投資事業の好調も業績に寄与しています。今後も各事業の成長戦略を着実に推進し、さらなる業績の向上が期待できるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
エアトリグループの四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は28,798百万円となっています。前連結会計年度末と比べ1,788百万円減少しました。これは主に現金及び現金同等物の減少によるものです。一方、負債は14,546百万円と前連結会計年度末から2,752百万円減少しており、財務体質の改善が進展しています。純資産は14,252百万円と、964百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び現金同等物が7,993百万円と前連結会計年度末から大幅に減少しました。一方で、その他の金融資産が7,349百万円と増加しており、投資活動の活発化が伺えます。
負債の部
負債の部では、営業債務及びその他の債務が4,631百万円と前連結会計年度末から大幅に減少しました。また、有利子負債も3,523百万円と減少しており、財務健全性の向上が確認できます。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が7,179百万円と前連結会計年度末から増加しました。これは当期の四半期利益の計上によるものです。また、親会社の所有者に帰属する持分比率は45.15%と高水準を維持しており、財務基盤は強固と言えます。
ROAとROE
エアトリグループのROAは前連結会計年度末から低下し、5.5%となりました。一方で、ROEは7.6%と前連結会計年度末から上昇しています。これは純利益の増加により自己資本が増加したことが主な要因です。今後も収益性の向上とともに資本効率の改善にも注力していく必要があります。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは△178百万円と前年同期比大幅に減少しました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは△3,263百万円と大きく減少しています。これは主に、投資有価証券の取得による支出の増加によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは△991百万円となりました。全体として4,460百万円減少し、現金及び現金同等物の残高は7,993百万円となりました。
配当の支払額
エアトリグループは、1株当たり10円の配当を実施しました。配当性向は22.0%となっています。株主還元の強化にも努めており、今後も安定的な配当を継続していく方針です。
今後の展望
エアトリグループは、「エアトリ経済圏」の構築・強化を推進しています。国内外の旅行需要の回復に合わせた戦略的なマーケティング投資を継続するほか、UI/UX改善による利便性向上などに取り組み、収益拡大を図ります。また、旅行事業以外の新規事業の展開にも注力し、事業ポートフォリオの最適化を進めていく方針です。今後も中長期的な成長に向けて、各事業の強化と新規事業への投資を積極的に行っていくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社エアトリは、オンライン旅行事業を中心とした高収益な事業モデルを構築しています。当期は旅行需要の回復に伴う増収増益を実現し、財務基盤の強化も進展しています。今後は「エアトリ経済圏」の拡大に向けて、各事業の最適化と新規事業の創出に注力していくことが重要です。株主還元の強化にも取り組み、株主価値の向上を目指しています。エアトリグループの今後の成長が期待されます。
株式会社エアトリの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エアトリの決算日は毎年9月30日、決算発表は11月下旬に行われます。当期は1株当たり10円の配当を実施し、配当性向は22.0%となっています。今後も安定的な配当を継続していく方針です。
