バーチャレクス・ホールディングス株式会社の直近の決算報告書を分析したので、簡単に紹介させていただきます。当社は、ITコンサルティング事業とアウトソーシング事業を中心に事業を展開しています。最近の業績は順調で、売上高は前年比2.2%増の5,092,854千円を計上しました。営業利益は前年比38.9%減の258,840千円となっていますが、大型案件の開発に時間がかかっていることが主な要因です。
企業情報
企業名: バーチャレクス・ホールディングス株式会社
証券コード: 61930
決算期: 3月期
バーチャレクス・ホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
バーチャレクス・ホールディングス株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期の決算発表は、2024年2月13日に行われています。
主な事業
バーチャレクス・ホールディングス株式会社は、ITコンサルティング事業とアウトソーシング事業を主な事業としています。ITコンサルティング事業では、CRMをビジネスドメインとし、Webやシステム開発などの業務を手掛けています。アウトソーシング事業では、Webサイト運営支援、人事・総務代行など、幅広いサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期の業績は、売上高5,092,854千円、営業利益258,840千円となっています。前年同期比で売上高は2.2%増加し、営業利益は38.9%減少しています。減益の主な要因は、大型コンサル案件の開発に手間取ったことです。利益率については、売上高営業利益率は5.1%となっています。
売上・利益の推移
過去3年の売上高と営業利益の推移を見ると、売上高は堅調に増加しているものの、営業利益については2023年3月期に大きく増加し、当期は減少に転じています。減益の理由は先ほど述べた大型案件の影響が大きいと分析されます。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月末時点の総資産は3,416,094千円、負債は1,728,386千円、純資産は1,687,708千円となっています。前期末と比較して、現金及び預金が減少したものの、前払費用が増加したことから、資産合計はほぼ横ばいとなっています。一方、負債は未払法人税等の減少により、92,978千円減少しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,229,824千円と前期末から111,126千円減少しています。一方で、前払費用が123,068千円と大幅に増加しています。資産全体としては微減となっています。
負債の部
負債の部では、未払法人税等が19,396千円と大幅に減少し、全体としても92,978千円減少しています。一方で、借入金は前期並みに推移しています。
純資産の部
純資産の部では、親会社株主に帰属する四半期純利益95,500千円を計上したことや、新株予約権が8,738千円増加したことで、前期末から64,509千円増加しています。
ROAとROE
ROAは直近12カ月の総資産経常利益率で7.6%、ROEは自己資本利益率で12.5%となっています。前年同期に比べてROAは悪化し、ROEも低下しているため、収益性は若干低下している状況です。今後の業績回復が期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期のキャッシュ・フローは、営業活動により78,570千円獲得し、投資活動で46,936千円支出、財務活動で142,760千円支出しました。全体としては111,126千円のキャッシュ減少となっています。
配当の支払額
当期は1株につき15円の期末配当を実施する予定です。前期は配当を実施していませんでしたが、今期は43,875千円の配当を行う見込みです。
今後の展望
当社は、ITコンサルティング事業とアウトソーシング事業を中心に収益拡大を目指しています。特に顧客需要が高まっているCRMやWeb関連などのサービスの強化に注力しています。直近の業績は一時的な減益となっていますが、中長期的な成長を期待できる企業だと考えられます。
編集部のまとめ
バーチャレクス・ホールディングス株式会社は、ITコンサルティングとアウトソーシングを柱とする企業です。最近の業績は一時的な減益となっていますが、中長期的には成長が期待できる企業だと評価できます。決算期は3月末で、1株につき15円の期末配当を実施する予定です。今後のさらなる業績向上に期待が高まっています。
バーチャレクス・ホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
バーチャレクス・ホールディングス株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2024年2月13日に発表されています。配当については、1株につき15円の期末配当を実施する予定となっています。
