株式会社ストライクの2024年9月期第1四半期決算が発表されました。M&Aビジネスを手がけるリーディング企業のストライクは、コロナ禍後の中堅・中小企業のM&A需要の高まりを背景に、引き続き順調な業績を上げています。今後も事業の拡大と企業価値の向上に期待がかかっています。
企業情報
企業名: 株式会社ストライク
証券コード: 61960
決算期: 9月期
株式会社ストライクの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ストライクの決算日は9月30日です。第1四半期の業績は2023年10月1日から12月31日までの3ヶ月間の業績となります。
主な事業
株式会社ストライクは、中堅・中小企業のM&A仲介を中核事業としています。企業の事業承継や新事業創造、組織再編などを支援するM&Aコンサルティングサービスを提供しています。現在、全国各地に拠点を置き、税理士や金融機関などとの提携を強化しながら、事業の拡大を進めています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高3,676百万円(前年同期比86.6%増)、営業利益1,345百万円(同140.8%増)と大幅な増収増益を果たしました。その結果、経常利益は1,344百万円(同140.1%増)、四半期純利益は904百万円(同140.9%増)となりました。利益率も大幅に改善し、安定した収益基盤を築いています。
売上・利益の推移
ストライクの売上高と利益は、コロナ禍でも堅調な推移を続けています。直近の第1四半期では、前年同期比で売上高が86.6%増、営業利益が140.8%増と大きな伸びを示しました。中堅・中小企業のM&A需要が高まる中、ストライクのサービスが着実に浸透しつつあるといえます。
四半期連結貸借対照表について
ストライクの四半期貸借対照表をみると、資産合計は16,573百万円となっています。前期末から約18億円減少しましたが、依然として高水準の財務体質を維持しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が約12,996百万円と大きな割合を占めています。また、売掛金が約245百万円となっています。固定資産は31億円弱で、有形固定資産が11億円、投資その他の資産が約19億円となっています。
負債の部
負債の部では、流動負債が約18億円となっています。買掛金やその他の未払金が主な内訳です。固定負債は約2.5億円と小規模です。
純資産の部
純資産は約14,428百万円で、自己資本比率は87.1%と非常に高い水準を維持しています。大幅な利益計上により、利益剰余金が増加しています。
ROAとROE
ストライクの収益性は非常に高く、ROA(総資産利益率)は8.2%、ROE(自己資本利益率)は12.6%となっています。M&Aビジネスの高い収益性と、優良な財務体質が両立されていると評価できます。今後も安定したキャッシュフロー経営と、株主還元が期待されます。
キャッシュフロー
キャッシュフローについては、営業キャッシュフローが1,106百万円のマイナスとなりました。これは主に売掛金の減少によるものです。一方で、投資活動によるキャッシュフローは黒字を確保しており、財務的な安定性は高い水準を維持しています。
配当の支払額
ストライクは第1四半期において、1株当たり51円の期末配当を実施しています。前期の年間配当51円と同水準を維持しており、株主への還元に尽力しています。今後も安定的な配当が期待できる企業だと評価できます。
今後の展望
ストライクは、中堅・中小企業のM&A需要の高まりを背景に、事業の拡大を続けていく方針です。2024年9月期の計画では、売上高182億円、営業利益50億円を目指しています。最近では、大企業とスタートアップとのM&Aなどオープンイノベーションの促進支援にも注力しており、今後の成長に期待が高まっています。
編集部のまとめ
株式会社ストライクは、中堅・中小企業のM&A仲介を中核事業とする企業です。コロナ禍での事業承継や企業再編のニーズの高まりを捉え、好業績を維持しています。安定したキャッシュフロー経営と高い収益性が特徴で、株主還元にも尽力しています。今後も事業基盤の強化と、新しいビジネスモデルの開拓に期待がかかっています。
株式会社ストライクの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ストライクの決算日は9月30日で、第1四半期の業績は2023年10月1日から12月31日までの3ヶ月間の実績です。同社は1株当たり51円の期末配当を実施しており、株主還元にも注力しています。安定した収益基盤と高い財務体質を背景に、今後の業績拡大への期待が高まっています。