株式会社キャリアの第16期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

上場企業「株式会社キャリア」の2023年12月期の第1四半期決算報告書が発表されました。アクティブシニアの活躍の場を提供する同社は、人材サービス業界で着実に成長を続けています。今回の決算では前年同期比で売上高が14.2%減少したものの、業績は順調に推移しています。今後の中期的な事業展開に注目です。

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企業情報

企業名: 株式会社キャリア
証券コード: 61980
決算期: 2023年12月期

株式会社キャリアの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社キャリアの決算日は9月30日です。第1四半期は2023年10月1日から12月31日までの期間で、今回はその決算報告が行われました。

主な事業

株式会社キャリアは、高齢化社会型人材サービスを展開しています。具体的には、主にシニアワーク事業とシニアケア事業の2事業を手掛けています。シニアワーク事業ではアクティブシニアの人材派遣や人材紹介、業務請負を行い、シニアケア事業では介護施設への看護師や介護士の派遣などを行っています。高齢化が進む日本市場において、同社の事業は注目を集めています。

今期の業績と利益率は?

今期の第1四半期連結累計期間における売上高は4,202,079千円と前年同期比で14.2%の減収となりました。一方、営業利益は101,554千円、経常利益は98,766千円と、利益面では大幅な減益となりました。これは新型コロナウイルス感染症の影響で特需案件が落ち着いたことが要因です。しかし、長期的には人材サービス需要の高まりから業績の回復が期待されます。

売上・利益の推移

株式会社キャリアの売上高は直近3年間で17,792,201千円と堅調に推移しています。一方、利益面では、2022年度第1四半期の265,008千円から2023年度第1四半期は98,766千円に減少しています。これは、新型コロナウイルス感染症の影響により高利益率の特需案件が一巡したことが主因です。今後は、オーガニック需要の取り込みに注力し、収益改善を目指します。

四半期連結貸借対照表について

株式会社キャリアの四半期連結貸借対照表を見ると、総資産が4,944,983千円で前期末比161,961千円減少しています。これは主に現金及び預金の減少によるものです。一方、負債合計は2,863,224千円で209,566千円減少しており、借入金や未払金の減少が背景にあります。純資産は2,081,759千円と47,605千円増加しており、自己資本比率も38.9%と健全な水準を維持しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が2,554,981千円と前期末比190,699千円減少しています。一方で、売掛金が1,682,310千円と60,368千円増加しています。これは、売上債権の増加によるものです。

負債の部

負債の部では、短期借入金が800,000千円と200,000千円減少しています。また、未払法人税等が34,373千円と109,984千円減少しています。これらは、借入金の返済や税金の支払いによるものです。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が1,782,279千円と46,257千円増加しています。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上によるものです。自己資本比率は38.9%と、前期末の36.8%から2.1ポイント改善しています。

ROAとROE

株式会社キャリアのROA(総資産経常利益率)は、前期末の11.8%から当第1四半期では8.0%に低下しています。一方、ROE(自己資本当期純利益率)は、前期末の18.6%から当第1四半期では11.1%と減少しています。これは主に特需案件の反動減による利益の減少が背景にあります。今後は、オーガニック需要の取り込みによる収益力の向上が期待されます。

キャッシュフロー

株式会社キャリアのキャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが104,336千円のマイナス、投資活動によるキャッシュ・フローが10,463千円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが75,000千円のマイナスとなっています。これは、主に売上債権の増加と借入金の返済によるものです。今後は、営業活動の収支改善と投資の最適化が課題となっています。

配当の支払額

株式会社キャリアの配当金につきましては、今回の決算では特に言及されていませんでした。過去の実績としては、2022年9月期に1株当たり44.53円の期末配当を実施しています。今後の配当方針については、業績動向や財務体質の改善状況を見守る必要があります。

今後の展望

株式会社キャリアは、アクティブシニアの雇用促進を通じて、高齢化社会における人材不足への対応に注力しています。政府の高齢者雇用に関する法改正も追い風になると期待されます。今後は、オーガニック需要の取り込みによる収益力の向上と、DX投資などによる業務の効率化が重要な課題となっています。中長期的には、同社の事業領域が広がり、業績拡大も期待できるでしょう。

編集部のまとめ

株式会社キャリアは、アクティブシニアの雇用を促進する「高齢化社会型人材サービス」を展開する企業です。今期の第1四半期決算では、前年同期比で大幅な減収減益となりましたが、これは特需案件の反動減が主因です。長期的には高齢化に伴う人材需要の高まりから、業績拡大が期待できます。また、財務体質も健全で、今後の配当増加も期待できるでしょう。同社の中長期的な事業展開に注目が集まっています。

株式会社キャリアの決算日や配当についてまとめました。

株式会社キャリアの決算日は9月30日で、第1四半期の決算期間は2023年10月1日から12月31日までです。過去の実績として、2022年9月期には1株当たり44.53円の期末配当を実施しています。今後の配当政策については、業績動向を見守る必要がありますが、同社の長期的な事業成長が期待されます。

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