株式会社セラクの最新の決算報告書が公開されました。売上高は前年比6.4%増の16,450百万円と順調に推移しており、経常利益は2.2%減の1,803百万円となっています。ITやデジタルの需要が高まる中、当社は「デジタルインテグレーター」としての事業基盤を強化し、新サービスの拡販にも注力しています。
企業情報
企業名: 株式会社セラク
証券コード: E32397
決算期: 2023年9月1日〜2024年8月31日
株式会社セラクの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社セラクの決算日は8月31日です。決算の時期は9月1日から翌年8月31日までの1年間の期間となります。
主な事業
株式会社セラクはITサービスを中心とした企業で、デジタルインテグレーション事業、みどりクラウド事業、機械設計エンジニアリング事業の3つの事業を展開しています。ITインフラソリューションの構築・運用、農業・畜産・水産のDX化支援、機械設計など、幅広い分野でサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が16,450百万円と前年同期比6.4%増、営業利益は1,786百万円と9.1%増となりました。営業利益率は10.9%と高い水準を維持しています。DX需要の高まりや自社サービスの拡販などにより、好業績を収めています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と経常利益を見ると、売上高は着実に増加しており、経常利益率も10%前後を維持している安定した経営状況にあります。今後も高い収益性を維持しつつ、事業領域の拡大が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の総資産は12,173百万円となり、前期末比920百万円の増加となりました。これは主に現金及び預金の増加や無形固定資産の増加などによるものです。
資産の部
流動資産は10,243百万円と前期末比517百万円増加しました。これは現金及び預金が487百万円増加したことなどが要因です。固定資産は1,930百万円と前期末比402百万円増加しました。のれんが75百万円増加したことなどが主な要因です。
負債の部
負債合計は4,564百万円と前期末比215百万円増加しました。未払金が1,142百万円増加した一方で、賞与引当金や未払消費税等が減少しています。
純資産の部
純資産合計は7,609百万円と前期末比704百万円増加しました。利益剰余金が1,006百万円増加したことなどが主な要因です。自己資本比率は62.2%となっています。
ROAとROE
当第3四半期連結累計期間のROAは12.5%となっており、ROEは15.5%と高い水準を維持しています。これは同業他社と比べても高い水準にあります。高い収益性と資産効率性を背景に、株主価値の向上にも貢献しているといえます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは1,289百万円の収入となり、投資活動によるキャッシュ・フローは440百万円の支出となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは360百万円の支出となっています。全体としては安定した資金繰りを維持していると言えるでしょう。
配当の支払額
当期の1株当たり配当金は10.4円となっています。前期は8.6円の配当でしたので、配当額は増加しています。当社は株主還元を重視しており、今後も安定した配当を継続する方針です。
今後の展望
当社は IT領域でのサービス拡充とエンジニア育成に注力しており、また新たにITソフトウェア受託開発事業を手掛けるAND Think株式会社を連結子会社化しました。これらの施策により、さらなる事業基盤の強化と収益力の向上が期待されます。今後も持続的な成長と株主価値の向上を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社セラクは、ITサービスを中心とした事業を展開する企業で、堅調な業績と健全な財務体質を維持しています。DX需要の高まりを背景に、サービスの拡充やグループ企業の連結化などに注力しており、今後の成長が期待されます。株主還元にも力を入れており、安定した配当の実現と株主価値の向上を目指しています。
株式会社セラクの決算日や配当についてまとめました。
株式会社セラクの決算日は8月31日で、決算期は9月1日から翌年8月31日までの1年間です。配当金は1株当たり10.4円で、前期から増額となっており、株主還元を重視する姿勢が窺えます。今後も順調な業績と安定的な配当を継続することが期待されます。