株式会社石川製作所の第123期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

[株式会社石川製作所の2023年第3四半期決算報告書を分析しました。同社は産業機械や防衛機器などを製造・販売する企業で、前年同期比で受注高は大幅に増加しましたが、売上高や利益は減少傾向にあります。今後は新製品の投入や市場開拓などで業績の回復が期待されます。]

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企業情報

企業名: 株式会社石川製作所
証券コード: E01518
決算期: 3月期

株式会社石川製作所の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社石川製作所の決算期は3月期で、4月1日から翌年3月31日までが1会計年度となっています。今回の決算は、2023年4月1日から2023年12月31日までの第3四半期連結累計期間の業績報告です。

主な事業

株式会社石川製作所は、紙工機械防衛機器受託生産などを主要事業として展開しています。紙工機械では各種製函機や印刷機、製本機などを製造・販売しており、防衛機器では航空機や艦船向けの部品などを手掛けています。また、受託生産では他社からの委託を受けて製品の製造を行っています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高82億92百万円と前年同期比3.0%の減少となりました。一方、受注高は147億28百万円と大幅に増加しています。利益面では、営業利益は2百万円と大幅に減少しており、経常利益は7百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は25百万円となっています。利益率の低下が課題となっています。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は2022年3月期の125億93百万円から2023年3月期第3四半期までは82億92百万円と減少傾向にあります。一方、利益については2022年3月期の経常利益が2億17百万円だったのに対し、2023年3月期第3四半期は7百万円と大幅に減少しています。固定費の増加などが利益率低下の要因と考えられます。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期末の総資産は163億58百万円と前連結会計年度末に比べ13億25百万円増加しました。流動資産は増加したものの、固定資産も増加しています。負債合計は118億28百万円と前連結会計年度末に比べ11億61百万円増加しており、純資産は45億30百万円となっています。

資産の部

流動資産は121億93百万円と前期末比で9億18百万円増加しており、主な要因は棚卸資産の増加です。固定資産は41億64百万円と10.8%増加しており、投資有価証券の時価上昇が主な要因となっています。

負債の部

流動負債は101億7百万円と前期末比14.5%増加しており、短期借入金や支払手形・買掛金の増加が主な要因です。一方、固定負債は17億21百万円と6.7%減少しており、長期借入金の返済が進んでいます。

純資産の部

純資産合計は45億30百万円と前期末比3.8%増加しており、利益剰余金の減少はありましたが、その他有価証券評価差額金の増加により全体としては増加しています。自己資本比率は27.7%となっています。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は、前年同期の1.9%から0.1%へと大幅に低下しています。これは、営業利益の大幅な減少によるものです。一方、ROE(自己資本利益率)は前年同期の2.6%から-0.6%へと悪化しており、自己資本効率の低下が課題となっています。今後の業績回復と資本効率の向上が重要な課題といえます。

キャッシュフロー

四半期連結キャッシュ・フロー計算書は開示されていないため、詳細な情報は不明ですが、営業活動によるキャッシュ・フローの推移は気になるところです。企業の成長と財務の健全性を示す重要な指標であり、今後の開示に期待したいところです。

配当の支払額

当第3四半期連結累計期間における配当金の支払はありませんでした。前期の年間配当金は1株当たり0円でしたので、当期も無配が見込まれます。企業成長に向けた内部留保の活用が優先されているものと考えられます。

今後の展望

当社は紙工機械や防衛機器の受注が好調なことから、今後の業績回復が期待されます。特に防衛機器分野では101億35百万円の受注を獲得しており、今後の売上拡大につながるものと見込まれます。一方で、コスト上昇の影響もあり、利益率の改善が課題になっています。新製品の開発や生産性向上など、さまざまな施策に取り組んでいく必要があるでしょう。

編集部のまとめ

株式会社石川製作所は、産業機械や防衛機器の製造・販売を手掛ける企業です。当第3四半期の業績は受注高が大幅に増加しているものの、売上高や利益は減少しています。今後は新製品の投入や市場開拓などで業績の回復が期待されますが、コスト上昇による利益率の低下が課題となっています。また、株主還元についても現時点では無配となっており、内部留保の充実に注力している状況がうかがえます。

株式会社石川製作所の決算日や配当についてまとめました。

株式会社石川製作所の決算期は3月期で、今回の決算は2023年4月1日から同年12月31日までの第3四半期連結累計期間の業績報告です。配当については、前期に続き当期も無配となる見込みで、企業成長に向けた内部留保の活用が優先されているものと考えられます。

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