守谷輸送機工業株式会社の2023年12月期第3四半期決算では、売上高が前年同期比15.3%増加の12,652,553千円と大幅な増収となりました。営業利益は前年同期比249.0%増加の1,709,907千円、経常利益は272.1%増加の1,740,809千円と高収益を達成しています。
企業情報
企業名: 守谷輸送機工業株式会社
証券コード: E37499
決算期: 3月末
守谷輸送機工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
守谷輸送機工業株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期の決算発表は、2024年2月14日に行われました。
主な事業
守谷輸送機工業株式会社は、主にエレベーター事業を展開しています。荷物用エレベーターの製造・販売、据付および保守・修理を行っています。近年のeコマース市場の拡大や物流施設の大型化に伴い、同社の製品需要が高まっています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の業績は、売上高12,652,553千円(前年同期比15.3%増)、営業利益1,709,907千円(同249.0%増)、経常利益1,740,809千円(同272.1%増)、純利益1,131,526千円(同266.5%増)と大幅な増収増益となっています。営業利益率は13.5%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
直近の3年間で売上高は10,969,231千円→12,652,553千円と増加傾向にあります。一方で、経常利益は467,788千円→1,740,809千円と大幅に増加しており、収益性の改善も進んでいます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期会計期間末の総資産は13,739,078千円となり、前事業年度末から972,116千円増加しています。負債は5,254,044千円で、前事業年度末から26,016千円増加しました。一方、純資産は8,485,033千円と前事業年度末から946,099千円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,110,647千円増加した一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が536,034千円減少しています。また、仕掛品が108,921千円増加しています。
負債の部
負債の部では、役員退職慰労金制度の廃止に伴い長期未払金が496,627千円増加した一方で、役員退職慰労引当金が566,803千円減少しています。また、未払法人税等が163,117千円増加しました。
純資産の部
純資産の部では、配当金の支払による減少261,651千円、四半期純利益の計上による増加1,131,526千円により、純資産は大幅に増加しています。
ROAとROE
ROAは前事業年度末の8.5%から当第3四半期会計期間末の12.7%に上昇しており、収益力の向上が見られます。一方でROEは前事業年度末の14.0%から現在の13.3%とやや低下しています。これは、純資産が増加したものの、利益が同等に伸びていないことが要因と考えられます。
キャッシュフロー
当第3四半期会計期間末の現金及び預金残高は3,750,085千円と、前事業年度末から1,110,647千円増加しています。営業活動によるキャッシュ・フローが順調に推移していることが要因です。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは支出が大きく、財務活動によるキャッシュ・フローも配当金支払いが発生しています。
配当の支払額
2023年6月29日の定時株主総会および2023年11月10日の取締役会で、1株当たり7.5円の配当が決議されました。これにより、当第3四半期累計期間の配当総額は261,651千円となっています。
今後の展望
今後の事業環境としては、eコマース市場の拡大や物流施設の大型化などを背景に荷物用エレベーターの需要が堅調に推移すると見込まれます。一方で、資材価格の高止まりや円安の影響に対しては、国内調達や内製化の取り組みで対応していく方針です。加えて、2023年8月に鳥浜製品管理センターを稼働開始するなど、生産・施工能力の拡充にも取り組んでいます。
編集部のまとめ
守谷輸送機工業株式会社は、eコマース市場の拡大や物流施設の大型化など、事業環境に恵まれ、当第3四半期決算では大幅な増収増益を達成しました。同社はこうした市場環境の変化を捉え、生産・施工能力の拡充や原価コントロールにも取り組んでおり、今後の業績拡大が期待できる企業といえます。
守谷輸送機工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。
同社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2024年2月14日に発表されました。また、2023年の年間配当は1株当たり15円が予定されています。今後も堅調な業績が期待できる同社に注目が集まります。