ＫＬＡＳＳ株式会社の決算報告書をご覧いただきありがとうございます。ＫＬＡＳＳは、産業機械などの製造・販売を手がけるメーカー企業で、先進的な技術力と柔軟な対応力を強みとしています。この度の決算では、新型製品の販売好調や大手企業からの受注増加などが寄与し、売上高、利益ともに好調な結果となりました。今後も成長分野への投資や新製品開発に注力し、さらなる飛躍が期待されます。
企業情報
企業名: ＫＬＡＳＳ株式会社
証券コード: 62330
決算期: 2023年9月期
ＫＬＡＳＳ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
ＫＬＡＳＳ株式会社の決算日は年に1回の9月30日です。四半期決算は１月、４月、７月、10月の年4回行っています。
主な事業
ＫＬＡＳＳ株式会社は、産業機械や食品機械、ソーラー発電関連製品などを製造・販売しています。特に高性能な二次電池製造装置や自動化された畳製造機などが人気を集めています。幅広い業界に製品を提供し、技術力と提案力で顧客からの高い評価を得ています。
今期の業績と利益率は？
ＫＬＡＳＳ株式会社の当第1四半期の業績は、売上高が2,201百万円と前年同期比1.7%増加しました。一方で、営業損失33百万円、経常損失37百万円となり、前年同期に比べ減益となりました。これは、新製品の開発や商号変更に伴う費用が発生したことが主な要因です。利益率は低下しましたが、今後の成長に向けた投資と位置づけられます。
売上・利益の推移
直近の決算では、ＫＬＡＳＳ株式会社の売上高は9,888百万円となり、前年同期比約9%の増加となりました。営業利益は283百万円、経常利益は283百万円と好調な推移を示しています。売上の増加と収益性の改善により、利益水準も向上してきています。今後も成長分野への注力で、さらなる業績拡大が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
ＫＬＡＳＳ株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産が10,041百万円、負債が7,212百万円、純資産が2,829百万円となっています。前期末と比較して、受取手形や契約資産が減少した一方で、在庫が増加しています。負債は借入金の返済などで減少しています。自己資本比率は28.2%と健全な水準を維持しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,021百万円、売上債権が1,519百万円、棚卸資産が1,606百万円となっています。前期末に比べ、売上債権は減少しましたが、製品や原材料などの在庫が増加しています。設備投資によって有形固定資産も一定規模を維持しています。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が732百万円、借入金が3,244百万円となっています。前期末と比べ、買掛金や未払消費税などが減少しています。また、長期・短期借入金を合わせた有利子負債も着実に返済が進んでいます。
純資産の部
純資産の部では、資本金が631百万円、利益剰余金が1,728百万円となっています。自己株式は僅少で、自己資本比率は28.2%と健全な水準を維持しています。今後も着実に利益を積み上げ、財務基盤の強化を図っていく方針です。
ROAとROE
ＫＬＡＳＳ株式会社のROA(総資産利益率)は2.7%、ROE(自己資本利益率)は4.4%となっています。前期と比べやや低下しているものの、依然として一定の収益性を確保できています。今後も成長分野への投資を行い、収益力の向上を目指します。
キャッシュフロー
ＫＬＡＳＳ株式会社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが92百万円の収入となっています。一方で、設備投資などの投資活動により94百万円の支出も計上されています。前期に比べると収支が大きく改善しており、着実に事業基盤が強化されてきています。
配当の支払額
ＫＬＡＳＳ株式会社は、前期(2022年9月期)まで1株当たり10円の配当を実施してきました。当期(2023年9月期)の配当予想は未発表ですが、業績動向や財務状況を勘案しながら、引き続き株主還元を行う方針です。今後の業績拡大と安定配当の継続が期待されます。
今後の展望
ＫＬＡＳＳ株式会社は、成長分野への経営資源の集中や、新製品の投入などにより、さらなる業績拡大を目指しています。特に、二次電池や自動化設備などの産業機器分野、ソーラー発電関連事業が今後の成長のエンジンになると期待されます。一方で、資材価格高騰などのリスク要因にも注意を払っていく必要があります。全社一丸となって、持続的な成長を実現していくことが課題です。
編集部のまとめ
ＫＬＡＳＳ株式会社の当第1四半期決算は、新製品の投入やグループの成長分野の伸長により、売上高は前年同期比1.7%増加しました。一方で、新製品開発費用などの先行投資により、一時的に営業損失となりましたが、通期では増収増益が期待されます。同社は、二次電池製造装置やソーラー発電関連製品など、成長市場での競争力強化に注力しており、中長期的には更なる業績拡大が期待できそうです。
ＫＬＡＳＳ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ＫＬＡＳＳ株式会社の決算日は年に1回の9月30日で、四半期決算は1月、4月、7月、10月に行っています。前期までの配当金は1株10円でしたが、今期の配当予想は未発表です。今後の業績動向を注目しつつ、株主還元の継続が期待されます。
