ヤマシンフィルタ株式会社の第69期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

ヤマシンフィルタ株式会社の第3四半期決算が発表されました。当社のフィルター事業は、世界的な環境の変化に柔軟に対応し、高付加価値製品の投入などにより収益性の改善が進んでいます。今回の決算では、売上高は前年同期比5.7%減となったものの、経常利益は12.2%増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益も16.7%増加するなど、着実な成果を上げています。今後も環境への配慮と事業構造の改善に取り組み、持続可能な成長を目指してまいります。

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企業情報

企業名: ヤマシンフィルタ株式会社
証券コード: 62400
決算期: 3月期

ヤマシンフィルタ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

ヤマシンフィルタ株式会社の決算期は3月31日で、通常4月1日から翌年3月31日までの1年間となります。決算発表は、第1四半期(4月-6月)、第2四半期(7月-9月)、第3四半期(10月-12月)、そして本決算(4月-3月)と年4回行われています。

主な事業

ヤマシンフィルタ株式会社は、建設機械用フィルターと空調用エアフィルターの製造・販売を主な事業としています。建設機械用フィルターは、油圧ショベル、ホイールローダーなどの建設機械に使用されるフィルターで、高い性能と耐久性が求められます。また、空調用エアフィルターは、オフィスビル、商業施設など、様々な施設に使用されているものです。同社は、これらの分野でグローバルに展開しており、環境に配慮した高付加価値製品の開発にも力を入れています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間における売上高は133億7百万円と前年同期比5.7%の減収となりました。一方、営業利益は9億38百万円と前年同期比12.1%の減益ながら、経常利益は9億41百万円と前年同期比12.2%の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億37百万円と前年同期比16.7%の増益となりました。利益率では、経常利益率が7.1%、四半期純利益率が4.8%と、概ね良好な水準を維持しています。

売上・利益の推移

ヤマシンフィルタ株式会社の売上高は、建設機械用フィルター事業が85%、空調用エアフィルター事業が15%を占めています。建設機械用フィルター事業は中国市場での低迷が続いているものの、北米市場などでの回復により、全体としては減収となりました。一方で、空調用エアフィルター事業は主力製品の需要が回復し、増収となっています。利益面では、価格転嫁や経費削減などの取り組みにより、全体として増益基調にあります。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は258億97百万円で、前期末比1.2%減少しました。流動資産は133億97百万円と前期末比3.7%増加しましたが、固定資産は125億円と前期末比1.2%減少しています。一方、負債合計は48億37百万円と前期末比4.9%増加し、純資産は210億23百万円と前期末比0.2%増加しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が92億25百万円と前期末比22.5%増加し、商品及び製品が20億85百万円と前期末比16.3%減少しています。固定資産では、減価償却により建物及び構築物が50億44百万円と前期末比2.8%減少しています。

負債の部

負債の部では、短期借入金が8億円と前期末比185.7%増加しましたが、長期借入金は4億20百万円と前期末比41.8%減少しています。また、賞与引当金が1億19百万円と前期末比50.2%減少しています。

純資産の部

純資産の部では、資本金が65億71百万円、資本剰余金が63億11百万円、利益剰余金が79億91百万円となっています。また、自己株式が4億40百万円となり、前期末の0百万円から大幅に増加しています。

ROAとROE

ヤマシンフィルタ株式会社のROA(総資産利益率)は前年同期の3.3%から3.0%に若干低下しています。一方で、ROE(自己資本利益率)は前年同期の3.2%から3.7%に上昇しており、自己資本の効率的な運用が進んでいることがわかります。今後は、売上高の拡大と収益性の向上により、ROAおよびROEの更なる改善が期待されます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローでは、営業活動によるキャッシュ・フローが10億96百万円のプラスとなり、投資活動によるキャッシュ・フローが3億24百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが1億58百万円のマイナスとなっています。この結果、現金及び現金同等物の当第3四半期連結会計期間末残高は51億88百万円となり、前期末比22.5%増加しています。

配当の支払額

ヤマシンフィルタ株式会社は、株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけており、第2四半期末と期末の年2回、安定的な配当を行っています。当期の中間配当は1株当たり3円で、期末配当も同額が予定されています。今後も持続的な成長と株主還元のバランスを取りながら、適切な配当政策を実施していく方針です。

今後の展望

ヤマシンフィルタ株式会社は、建設機械用フィルターやエアフィルターの分野でグローバルに事業展開を行っています。環境に配慮した高付加価値製品の開発に注力するとともに、サプライチェーンの強化や生産体制の最適化などにも取り組み、収益性の向上を図っています。今後も、「環境」「空気」「健康」をテーマとした持続可能な社会への貢献を目指し、企業価値の向上に努めていく方針です。

編集部のまとめ

ヤマシンフィルタ株式会社の2023年度第3四半期決算は、販売数量の減少などにより減収となったものの、利益面では増益を達成しました。収益性の改善に向けた取り組みが成果を上げており、今後も環境対応製品の拡販やグローバル事業の強化などを通じて、持続的な成長を目指していくことが期待されます。株主還元についても、安定的な配当政策を継続しており、投資家の皆さまにとっても魅力的な企業だと言えるでしょう。

ヤマシンフィルタ株式会社の決算日や配当についてまとめました。

ヤマシンフィルタ株式会社の決算期は3月31日で、年4回の決算発表を行っています。配当は年2回(中間配当と期末配当)行われ、当期の中間配当は1株当たり3円でした。同社は株主還元を重要な経営課題と位置づけており、今後も適切な配当政策を実施していく方針です。

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