[株式会社ゲームカード・ジョイコホールディングスの2023年12月期第3四半期決算報告書から、同社の直近の業績や財務状況をわかりやすく解説します。同社はパチンコ業界向けのプリペイドカードシステムを中心に事業を展開しており、堅調な業績を維持しています。]
企業情報
企業名: 株式会社ゲームカード・ジョイコホールディングス
証券コード: 62490
決算期: 2023年3月期
株式会社ゲームカード・ジョイコホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社ゲームカード・ジョイコホールディングスの決算期は3月期です。 同社は2023年2月8日に2023年3月期の第3四半期決算報告書を提出しています。
主な事業
株式会社ゲームカード・ジョイコホールディングスは、パチンコプリペイドカードシステム事業を中心に展開しています。同社の主力製品は、パチンコホールでの遊技に使用される「ゲームカード」で、顧客のニーズに合わせたシステムを提供しています。また、遊技機メーカーや遊技ホールに対し、ゲームカードシステムに関する機器の販売やメンテナンスなども行っています。
今期の業績と利益率は？
2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が前年同期比86.0%増の28,764百万円、営業利益が前年同期比201.9%増の9,149百万円と大幅な増収増益となりました。遊技業界におけるスマートスロットへの入れ替え需要が堅調に推移したことが主な要因です。
売上・利益の推移
2023年3月期第3四半期では、売上高が15,461百万円、営業利益が3,030百万円でしたが、2024年3月期第3四半期では売上高が28,764百万円、営業利益が9,149百万円と大幅に増加しています。遊技業界におけるスマートスロット化の進展を受けて、同社の売上や利益が順調に伸長していることがわかります。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月期第3四半期末の四半期連結貸借対照表では、資産合計が63,345百万円、負債合計が11,309百万円、純資産合計が52,036百万円となっています。前期末より資産が8,741百万円増加し、負債が2,744百万円増加、純資産が5,997百万円増加しています。
資産の部
流動資産では、現金及び預金が10,460百万円、受取手形及び売掛金が7,581百万円、商品及び製品が9,299百万円となっています。固定資産では、投資有価証券が8,965百万円となっています。
負債の部
流動負債では、支払手形及び買掛金が4,150百万円、未払法人税等が2,551百万円となっています。固定負債では、退職給付に係る負債が483百万円となっています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が41,995百万円と大幅に増加しています。これにより、自己資本比率は82.1%と財務の健全性も高い水準を保っています。
ROAとROE
株式会社ゲームカード・ジョイコホールディングスのROA(総資産利益率)は前年同期の6.5%から当期は14.7%に上昇しています。また、ROE(自己資本利益率)も前年同期の11.9%から当期は24.3%と大幅に改善しています。これは、同社の収益性が高まり、自己資本効率も向上していることを示しています。
キャッシュフロー
同社のキャッシュ・フローの状況については、当四半期連結累計期間のキャッシュ・フロー計算書が作成されていないため、詳細な内容は不明です。ただし、同社の財務体質は健全であり、積極的な設備投資や研究開発にも取り組んでいることから、キャッシュ・フローの状況も良好であると考えられます。
配当の支払額
2023年3月期の年間配当金は35円、2024年3月期の中間配当金は22円50銭と、株主還元に積極的に取り組んでいます。今後も安定した配当の支払いが期待できるでしょう。
今後の展望
パチンコ業界におけるスマートスロットへの移行が進むことで、同社のシステムやソリューションへの需要が今後も高まると期待されます。また、業界再編の波の中で、同社の競争力が一層高まる可能性もあります。今後の同社の業績拡大と企業価値向上が期待されています。
編集部のまとめ
株式会社ゲームカード・ジョイコホールディングスは、パチンコ業界向けのプリペイドカードシステムを中心に事業を展開しています。2023年12月期第3四半期の業績は大幅な増収増益となり、同社の収益性と財務体質が強化されています。今後も業界のデジタル化に伴う需要の拡大により、同社の業績はさらに向上していくことが期待されます。
株式会社ゲームカード・ジョイコホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算期は3月期で、2023年2月8日に2023年3月期第3四半期の決算報告書を発表しました。また、2023年3月期の年間配当金は35円、2024年3月期の中間配当金は22円50銭と、株主還元にも積極的に取り組んでいます。今後も同社の業績拡大と安定配当が期待されます。
