ゼネラルパッカー株式会社は、包装機械や生産機械の製造・販売を手掛ける企業です。
この度、同社は第63期第2四半期の決算を発表しました。主力商品である包装機械の販売が好調で、売上高は前年同期比20.4%増、営業利益も77.0%増と大幅に増益となりました。
今後も製品の拡充や海外展開を加速させ、持続的な成長を目指していく方針のようです。
ゼネラルパッカーの決算は企業の収益力と成長性の両面で好結果となっており、株主の皆様にとってはうれしいニュースだと言えるでしょう。
企業情報
企業名: ゼネラルパッカー株式会社
証券コード: 6267
決算期: 2024年7月期
ゼネラルパッカー株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
ゼネラルパッカー株式会社の決算期は7月31日です。第2四半期決算(2023年11月1日~2024年1月31日)の四半期報告書が本日(2024年3月12日)に提出されました。
主な事業
ゼネラルパッカー株式会社は、包装機械事業と生産機械事業を展開しています。包装機械事業では、給袋自動包装機や保守サービスなどを提供しており、生産機械事業ではプラントの製造・販売などを行っています。
同社はこれらの事業を通して、「包装」「生産」といった分野で企業の製造プロセスを支えています。
今期の業績と利益率は？
ゼネラルパッカー株式会社の当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高4,239百万円(前年同期比20.4%増)、営業利益509百万円(同76.4%増)、経常利益514百万円(同77.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益343百万円(同78.8%増)と、大幅な増収増益となりました。
利益率では、営業利益率12.0%、経常利益率12.1%、親会社株主に帰属する四半期純利益率8.1%と、いずれも前年同期を上回る水準となっています。
売上・利益の推移
ゼネラルパッカー株式会社の直近3年間の売上高推移は、2022年7月期9,055百万円、2023年7月期(予想)9,300百万円、2024年7月期(予想)9,650百万円と増加傾向にあります。
利益面でも、2022年7月期の経常利益は683百万円、2023年7月期(予想)750百万円、2024年7月期(予想)820百万円と、3期連続で増益を見込んでいます。
このように、同社は収益力を着実に高めていると評価できるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
ゼネラルパッカー株式会社の2024年1月31日時点の四半期連結貸借対照表は、資産合計10,769百万円、負債合計4,185百万円、純資産合計6,583百万円となっています。
前連結会計年度末(2023年7月31日)と比べて、資産は269百万円減少し、負債は527百万円減少、純資産は258百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が2,296百万円と前期末より16百万円増加しており、手元流動性が確保されています。一方、売掛金が1,898百万円と前期末より341百万円減少したことが主な要因です。
負債の部
負債の部では、仕入債務が1,708百万円と前期末より366百万円減少したほか、長期借入金が172百万円と前期末より73百万円減少しています。これにより、財務体質の改善が進んでいるといえるでしょう。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が6,006百万円と前期末より253百万円増加しており、内部留保の蓄積が進んでいます。自己資本比率は61.1%と、引き続き健全な水準を維持しています。
ROAとROE
ゼネラルパッカー株式会社のROA(総資産利益率)は4.8%、ROE(自己資本利益率)は5.3%となっています。
前年同期と比べて、ROAは1.3ポイント、ROEは1.4ポイントそれぞれ上昇しており、資産効率や自己資本の生産性が高まっていることがわかります。企業価値の向上に寄与していると評価できるでしょう。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが204百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが27百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが161百万円の支出となりました。
この結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は2,196百万円と、前期末から16百万円増加しています。
手元流動性も確保できており、財務の健全性が維持されていると言えます。
配当の支払額
ゼネラルパッカー株式会社は、前期(2023年7月期)の年間配当金を80円(うち中間配当30円)としました。当期(2024年7月期)の年間配当金は85円(うち中間配当35円)を予定しており、株主還元の強化に取り組んでいます。
今後も安定的な配当を維持しつつ、企業成長に向けた投資にも注力していく方針のようです。
今後の展望
ゼネラルパッカー株式会社は、「グループ一体での飛躍的成長に向けた基盤整備の時期」と位置付けた第7次中期経営計画(2024年7月期~2026年7月期)を策定しています。
包装機械事業のグローバル展開の加速と、生産機械事業の事業領域拡大に取り組むことで、持続的な成長を目指していく方針です。
この中期経営計画の遂行により、同社の収益力と企業価値のさらなる向上が期待されます。
編集部のまとめ
ゼネラルパッカー株式会社は、包装機械と生産機械の製造・販売に強みを持つ企業です。当第2四半期の業績は、主力の包装機械事業が好調に推移したことから、大幅な増収増益を達成しました。
さらに財務体質も健全化が進み、株主還元の強化にも取り組むなど、企業価値の向上にも注力しています。
今後の中期経営計画の遂行に期待が高まるとともに、株主の皆様にとってもプラスの材料といえるでしょう。
ゼネラルパッカー株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ゼネラルパッカー株式会社の決算期は7月31日で、直近の第2四半期決算(2023年11月1日~2024年1月31日)の四半期報告書が提出されました。
同社は株主還元を重視しており、当期(2024年7月期)の年間配当金は85円(うち中間配当35円)を予定しています。今後も安定配当の維持と企業成長に向けた投資を両立させていく方針のようです。
