ナブテスコ株式会社の第22期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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ナブテスコ株式会社の2024年第1四半期決算が発表されました。同社は自動ドア、ロボット、航空機器などを手掛ける製造業大手で、グローバルな事業展開が特徴です。今期の業績は売上高が減少したものの、営業利益はほぼ前期並みを確保しました。収益性の高いセグメントが健闘し、経営の安定化が進んでいると評価できます。

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企業情報

企業名: ナブテスコ株式会社
証券コード: 62680
決算期: 12月

ナブテスコ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

ナブテスコ株式会社の決算日は12月31日です。決算発表は翌年の3月中旬頃に行われ、株主総会は3月下旬に開催されます。

主な事業

ナブテスコ株式会社は、自動ドア、ロボット部品、航空機器、鉄道車両部品などの製造・販売を主な事業としています。自動ドアは国内外で強い競争力を持ち、精密減速機などのロボット部品も産業機械分野で高い市場地位を占めています。また、航空機や鉄道車両向けの機器も世界的な技術力を誇っています。これらの事業セグメントを通じて、ナブテスコは製造業の中でも高い収益性を実現しています。

今期の業績と利益率は?

2024年第1四半期の売上高は72,181百万円と前年同期比12.2%の減収となりましたが、営業利益は3,991百万円と30.9%の減益に留まりました。高収益なセグメントの好調さが全体の収益性を支えており、営業利益率は5.5%と健闘しています。これは同業他社に比べても高い水準です。

売上・利益の推移

ナブテスコの直近3年の業績を見ると、売上高は330,000百万円前後で推移し、営業利益率も5%台を維持しています。新型コロナ禍の影響はありましたが、自動ドアやロボット部品などの需要は堅調に推移し、収益性の高い事業を中心に好業績を収めています。今後も安定した収益基盤を持続できるものと期待されます。

四半期連結貸借対照表について

直近の2024年3月末の財政状態をみると、総資産は425,650百万円となっています。主な資産は「現金及び現金同等物」、「営業債権」、「棚卸資産」などで、企業としては健全な水準を維持しています。一方、負債は147,583百万円と、借入金を中心に増加傾向にあります。しかし、自己資本比率は61.7%と高く、財務の健全性は保たれています。

資産の部

資産の部では、「現金及び現金同等物」が73,306百万円と手元流動性が厚く、「棚卸資産」が57,290百万円と増加しています。これらは事業拡大に向けた投資の結果と見られます。一方で「営業債権」は減少傾向にあり、資産の効率化にも取り組んでいます。

負債の部

負債の部では、「借入金」が29,196百万円と前期末から7,624百万円増加しています。これは中長期的な事業投資に備えた資金確保と考えられます。「営業債務」は減少するなど、安定的な財務基盤の維持に努めています。

純資産の部

純資産の部では、「親会社の所有者に帰属する持分」が261,666百万円と健全な水準を保っています。また、「自己資本比率」は61.7%と高く、財務の健全性が確保されています。株主還元面でも積極的な取り組みが継続されています。

ROAとROE

ナブテスコのROAは直近3年間で5%前後、ROEは20%前後で推移しています。事業の収益性が高く、資産効率も優れていることが分かります。また、財務レバレッジも適切に管理されており、株主価値の最大化に努めています。今後も持続的な成長と収益力の向上が期待されます。

キャッシュフロー

2024年第1四半期のキャッシュフローは、営業CF5,836百万円の増加投資CF14,042百万円の減少財務CF2,380百万円の増加となりました。営業活動の安定収支と、積極的な設備投資を背景とした結果です。財務面では借入金の増加などによる資金調達が行われ、事業拡大に必要な資金を確保しています。全体としてキャッシュポジションは健全に維持されています。

配当の支払額

ナブテスコは年間40円の配当を実施しています。2024年3月期第1四半期では4,825百万円の配当を支払い、株主還元にも力を入れています。配当性向は30%前後で推移しており、安定的な株主還元を行っています。今後も企業価値の向上に合わせて、株主還元の拡充が期待されます。

今後の展望

ナブテスコは、自動ドア、ロボット、航空機器など、成長性の高い事業ポートフォリオを有しています。グローバル市場での事業拡大に努め、収益力の向上を目指しています。また、ESG経営にも取り組み、事業を通じた社会課題の解決にも力を入れています。今後も持続的な成長が期待できる企業といえるでしょう。

編集部のまとめ

ナブテスコ株式会社は、主力事業である自動ドア、ロボット部品、航空機器などの分野で高い収益性と競争力を誇る製造業大手です。直近の業績は一部セグメントで減収となりましたが、全体としては高い収益力を維持しています。財務の健全性も高く、積極的な設備投資と株主還元を行っています。今後も成長性の高い事業を中心に、持続的な企業価値向上が期待されます。

ナブテスコ株式会社の決算日や配当についてまとめました。

ナブテスコ株式会社の決算日は12月31日で、3月中旬に決算発表を行います。配当は年間40円を実施しており、安定的な株主還元を行っています。今後も業績の伸びとともに、さらなる配当の拡大が見込まれます。

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