三井海洋開発株式会社の第39期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

こんにちは。今日は、浮体式海洋石油・ガス生産設備の世界トップメーカー・三井海洋開発株式会社の直近の決算報告書をご紹介します。同社は、FPSOやFSO、TLPなどの浮体式海洋資源開発施設を設計、建造、リース、チャーターして提供しています。足元の業績は好調で、売上収益や利益も順調に伸びている注目の企業です。今後の展望も楽観的なので、ぜひチェックしてみてください。

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企業情報

企業名: 三井海洋開発株式会社
証券コード: E01725
決算期: 2024年12月期第1四半期

三井海洋開発株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

三井海洋開発株式会社の決算日は12月31日です。第1四半期決算は2024年5月14日に発表されています。

主な事業

三井海洋開発株式会社は、浮体式海洋石油・ガス生産設備の設計、建造、販売、リース、チャーター、およびオペレーションを主要な事業としています。FPSOやFSO、TLPなどの浮体式設備の製造や、それらを用いた海洋資源開発のサービスを提供しています。世界中の海洋プロジェクトに参画しており、特に超大水深大型プロジェクトに強みを発揮しています。

今期の業績と利益率は?

2024年第1四半期の連結業績は、売上収益が822,866千米ドルと前年同期比10.4%増加しました。営業利益は76,803千米ドルと大幅に改善しており、海外プロジェクトの進捗が順調に推移したことが要因です。また、税引前四半期利益は82,117千米ドルと前年同期比約4倍となりました。

売上・利益の推移

直近の業績を見ると、売上収益は2023年に約3,575百万米ドルを記録しており、2024年第1四半期も822,866千米ドルと高水準が続いています。一方、利益面では2023年に約193百万米ドルの当期利益を計上し、2024年第1四半期も62,535千米ドルと着実に増益基調にあります。

四半期連結貸借対照表について

2024年3月末の総資産は3,933,319千米ドルと前期末比45,398千米ドルの増加となりました。これは主に持分法で会計処理されている投資の増加によるものです。一方、負債は2,814,078千米ドルと前期末比38,552千米ドル減少しました。

資産の部

流動資産は2,035,550千米ドル、非流動資産は1,897,769千米ドルと、資産全体でバランスの取れた構成となっています。特に現金及び現金同等物は955,635千米ドルと、十分な手元流動性を確保しています。

負債の部

負債は営業債務及びその他の債務の減少により全体としては減少しました。流動負債は1,852,371千米ドル、非流動負債は961,707千米ドルとなっています。

純資産の部

純資産は1,119,241千米ドルと前期末比83,950千米ドルの増加となりました。これは主に利益剰余金の増加によるものです。自己資本比率は27.2%と健全な水準を維持しています。

ROAとROE

2023年の実績では、ROA(総資産利益率)が5.0%、ROE(自己資本利益率)が19.5%と、いずれも改善傾向にあります。この背景には、海外プロジェクト受注の増加やチャーター事業の安定収益などが影響していると考えられます。今後も収益性の高い事業を伸ばし、資本効率の向上を図っていくことが期待されます。

キャッシュフロー

2024年第1四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは107,083千米ドルの収入超過となりました。これは主に、FPSO建造工事に関わる売上債権の回収と仕入債務の支払いのタイミングの差異によるものです。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは129,988千米ドルの支出超過で、持分法適用会社への投資が増加したことが主因です。

配当の支払額

2024年第1四半期には1,366百万円(1株当たり20円)の配当を実施しました。これは前期比で20%増加しています。今後も安定的な配当を維持していく姿勢が窺えます。

今後の展望

足元の業績好調を背景に、三井海洋開発株式会社は海外の大型浮体式資源開発プロジェクトでの受注獲得に期待が高まっています。また、脱炭素の流れとの共存や、エネルギー供給の安定性維持への期待も高く、同社の事業に対する需要は引き続き堅調に推移するものとみられます。今後の業績拡大と企業価値の向上が期待できる企業といえるでしょう。

編集部のまとめ

三井海洋開発株式会社は、浮体式海洋資源開発設備のトップメーカーとして、着実な業績拡大を遂げています。2024年第1四半期の決算では、売上収益、営業利益、当期利益のいずれも大幅な増加となりました。財務体質も健全で、安定配当も持続可能な水準にあります。今後も海外大型プロジェクトの受注拡大や、脱炭素社会への対応など、同社の成長戦略に期待が高まっています。中期的に業績の伸長が期待できる企業だと言えるでしょう。

三井海洋開発株式会社の決算日や配当についてまとめました。

三井海洋開発株式会社の決算日は12月31日で、第1四半期決算は2024年5月14日に発表されています。配当金は2024年第1四半期に1株当たり20円の支払いがありました。配当性向や配当水準は安定的に推移しており、株主還元に積極的な企業姿勢が窺えます。

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