レオン自動機株式会社の2023年第3四半期決算が発表されました。同社は食品加工機械を製造・販売する企業で、最近は業績が好調に推移しているようです。「美味しさを求め続ける」というコンセプトのもと、食品製造の自動化や省力化に貢献する製品を提供しています。
企業情報
企業名: レオン自動機株式会社
証券コード: 6272
決算期: 2023年3月期
レオン自動機株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
レオン自動機株式会社の決算期は3月期で、第3四半期の決算発表は2024年2月14日に行われています。
主な事業
レオン自動機株式会社は、主に食品加工機械の製造・販売を行っています。具体的には、パン、菓子、麺などの食品成形機や、製パンラインなどの製造設備を手掛けています。近年では、自動化やスマート化の需要に応えるために、「スマートファクトリー」を実現する製品の開発にも力を入れています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の連結売上高は27,191百万円と、前年同期比2.8%の増加となりました。また、営業利益は3,428百万円と、62.6%の大幅な増益となりました。主力の食品加工機械事業が順調に推移したほか、食品製造事業でも販売価格の見直しなどが効果を発揮しています。
売上・利益の推移
直近3年間の業績をみると、売上高は2021年3月期の26,447百万円から2023年3月期には35,269百万円へと増加傾向にあります。また、営業利益も2021年3月期の2,108百万円から2023年3月期には3,209百万円と、着実に伸びています。食品業界の設備投資需要が堅調に推移していることが、同社の業績拡大につながっているようです。
四半期連結貸借対照表について
同社の直近の四半期連結貸借対照表をみると、資産合計が43,405百万円と前期末比8.0%の増加となっています。主な増加要因は、現金及び預金が669百万円、受取手形及び売掛金が451百万円、商品及び製品が821百万円それぞれ増加したことなどです。
資産の部
流動資産は前期末比10.8%増の25,096百万円となっています。現金や受取手形、棚卸資産が増加したことが主な要因です。固定資産も前期末比4.3%増の18,308百万円と、着実に積み上がっています。
負債の部
負債合計は前期末比6.3%増の9,381百万円となりました。流動負債は前期末比10.9%増の7,707百万円、固定負債は前期末比10.9%減の1,673百万円となっています。
純資産の部
純資産合計は前期末比8.4%増の34,024百万円となりました。利益剰余金が1,795百万円増加したほか、為替換算調整勘定が614百万円増加したことが主な要因です。
ROAとROE
同社のROA(総資産利益率)は7.8%、ROE(自己資本利益率)は8.5%となっています。前年同期と比べるとROAは0.7ポイント、ROEは0.5ポイントそれぞれ上昇しており、収益性の向上が見られます。これは主力の食品加工機械事業が好調に推移したことや、食品製造事業でも採算性が改善したことが背景にあります。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは2,678百万円の収入超過となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは745百万円の支出超過、財務活動によるキャッシュ・フローは800百万円の支出超過となりました。全体としては1,133百万円の収入超過となっています。
配当の支払額
当第3四半期では、1株当たり20円の中間配当を実施しました。これにより、年間配当金は前期の39円から39円に据え置かれる見通しです。同社は安定配当に努めており、配当性向も36.8%と株主還元も充実しています。
今後の展望
同社は2032年度までの長期ビジョンとして「レオロジー(流動学)技術で美味しさを求めつづける」を掲げ、食品の美味しさを追求する製品開発に注力しています。また、同時に「スマートファクトリー」の実現にも取り組んでいます。今後も食品業界の生産性向上ニーズに応え、同社の業績拡大が期待されます。
編集部のまとめ
レオン自動機株式会社は、食品加工機械の製造・販売を主力事業とする企業で、最近の業績は好調です。特に営業利益が大幅に増加しており、食品業界の需要が牽引役となっているようです。今後も「美味しさ」と「自動化」の両立を目指す製品開発に力を注ぐことで、更なる業績拡大が期待できそうです。
レオン自動機株式会社の決算日や配当についてまとめました。
レオン自動機株式会社の決算期は3月期で、第3四半期の決算発表は2024年2月14日に行われています。また、同社は年間配当金を1株当たり39円(中間配当20円、期末配当19円)と、株主還元にも力を入れています。