日精エー・エス・ビー機械株式会社の決算報告が発表されました。プラスティック容器の製造に特化した企業である同社の四半期業績は大変堅調に推移しており、今後の成長が期待されます。
企業情報
企業名: 日精エー・エス・ビー機械株式会社
証券コード: 62840
決算期: 2024年3月期第2四半期
日精エー・エス・ビー機械株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
日精エー・エス・ビー機械株式会社は9月決算の企業です。具体的には、第2四半期決算は2024年3月31日に、本決算は2023年9月30日に行われました。
主な事業
日精エー・エス・ビー機械株式会社は、プラスチック容器製造に特化した機械メーカーです。主力製品は「ストレッチブロー成形機」で、飲料容器や化粧品容器など、幅広いプラスチック製品の生産に使用されています。また、金型の製造・販売やメンテナンスサービスなども行っており、安定した収益基盤を持っています。
今期の業績と利益率は?
第2四半期の売上高は16,648百万円と前年同期比で7.2%の増加となりました。利益面では、営業利益が3,432百万円と前年同期比6.0%の増加、経常利益が3,473百万円と63.7%の大幅増益となりました。
売上・利益の推移
同社の売上高は、2023年9月期第2四半期には15,523百万円でしたが、2024年3月期第2四半期には16,648百万円と増加しています。利益面では、2023年9月期第2四半期の営業利益が3,238百万円だったのに対し、2024年3月期第2四半期は3,432百万円と増加しました。また、経常利益も2023年9月期第2四半期の2,121百万円から2024年3月期第2四半期には3,473百万円と大幅に伸びています。
四半期連結貸借対照表について
日精エー・エス・ビー機械株式会社の2024年3月31日時点の四半期連結貸借対照表は以下の通りです。
資産の部
総資産は71,768百万円と、前連結会計年度末比1,572百万円の増加となりました。流動資産は52,581百万円、固定資産は19,187百万円です。
負債の部
負債合計は20,124百万円で、前連結会計年度末比313百万円の減少となりました。流動負債は11,326百万円、固定負債は8,798百万円です。
純資産の部
純資産は51,643百万円で、前連結会計年度末比1,259百万円の増加となりました。自己資本比率は71.9%と高水準を維持しています。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は4.8%、ROE(自己資本当期純利益率)は5.0%となっています。過去からROAやROEが高水準を保っており、安定した収益性を示しています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは3,738百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは343百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは2,583百万円の支出となりました。現金及び現金同等物の四半期末残高は24,561百万円と、手元流動性も十分な水準を維持しています。
配当の支払額
同社は2023年12月4日に、2023年9月期の期末配当として1株当たり120円の配当を実施しています。これは前期の配当水準から20円増配となっており、株主還元の拡充も行っています。
今後の展望
日精エー・エス・ビー機械株式会社は、環境対応技術の研究開発にも注力しており、CO2排出削減やプラスチックごみ削減など、持続可能な社会の実現に貢献していくことが期待されます。また、世界各国の営業体制の強化やインド工場の活用などにより、今後も事業規模の拡大が見込まれます。
編集部のまとめ
日精エー・エス・ビー機械株式会社の2024年3月期第2四半期決算は、売上高や利益が好調に推移しており、今後の成長が期待できる内容でした。特に、海外展開の強化やインド工場の活用、環境対応技術の開発など、中長期的な成長につながる施策に注力していることが注目されます。同社は今後も着実な業績拡大を続けていくと見られます。
日精エー・エス・ビー機械株式会社の決算日や配当についてまとめました。
日精エー・エス・ビー機械株式会社は9月決算の企業で、第2四半期決算は2024年3月31日、本決算は2023年9月30日に行われています。また、2023年12月4日に2023年9月期の期末配当として1株当たり120円を実施しており、株主還元の拡充にも力を入れている様子がうかがえます。