皆さんこんにちは。建設機械メーカー、オカダアイヨン株式会社の最新の決算報告をお届けします。同社は2023年12月期第3四半期の業績を発表しました。売上高は204.8億円と前年同期比20.5%の増加、営業利益は24.0億円と63.0%の増加、親会社株主に帰属する四半期純利益は16.2億円と65.2%の増加と、いずれも過去最高を更新する好業績でした。
企業情報
企業名: オカダアイヨン株式会社
証券コード: E01696
決算期: 3月期
オカダアイヨン株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
オカダアイヨン株式会社の決算日は3月31日、決算発表は毎年6月下旬頃となっています。第3四半期決算は2月中旬頃の発表となります。
主な事業
オカダアイヨン株式会社は建設機械や林業機械の製造・販売、および施工サービスを提供している企業です。国内では圧砕機やつかみ機、林業機械などの主力製品を中心に事業を展開しています。一方で、海外ではアメリカ、欧州、アジアにも拠点を持ち、世界規模での事業拡大を進めています。
今期の業績と利益率は？
オカダアイヨン株式会社の2023年12月期第3四半期の業績は、売上高204.8億円、営業利益24.0億円、経常利益24.2億円と、いずれも過去最高を更新しています。特に、経常利益率は11.8%と高水準を維持しています。このように、同社は高い収益性を誇る企業であることが分かります。
売上・利益の推移
オカダアイヨン株式会社の売上高は、2022年3月期は235.7億円でしたが、2023年12月期第3四半期では204.8億円と前年同期比20.5%増加しています。また、経常利益も2022年3月期の19.6億円から、2023年12月期第3四半期では24.2億円と65.4%増加しています。このように、同社は着実に売上と利益を伸ばしてきており、好調な業績が続いていることがわかります。
四半期連結貸借対照表について
オカダアイヨン株式会社の2023年12月期第3四半期末の連結貸借対照表では、資産合計が339.5億円、負債合計が180.0億円、純資産合計が159.5億円となっています。資産は主に現金や商品、製品の増加により増加しており、負債は借入金が増加したことが主な要因です。一方、純資産は親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により増加しています。
資産の部
2023年12月期第3四半期末の資産の部では、現金及び預金が39.3億円、商品及び製品が78.1億円となっています。前期末比で現金が8.1億円増加、商品及び製品が14.8億円増加しているのが特徴的です。これらの増加が資産全体の増加に寄与しています。
負債の部
2023年12月期第3四半期末の負債の部では、支払手形及び買掛金が48.7億円、短期借入金が84.9億円となっています。前期末比で支払手形及び買掛金が6.3億円増加、短期借入金が19.0億円増加しています。これらの増加が負債全体の増加に寄与しています。
純資産の部
2023年12月期第3四半期末の純資産の部では、利益剰余金が105.6億円、為替換算調整勘定が9.5億円となっています。前期末比で利益剰余金が13.2億円増加、為替換算調整勘定が6.3億円増加しています。これらの増加が純資産全体の増加に寄与しています。
ROAとROE
オカダアイヨン株式会社の2023年12月期第3四半期のROA（総資産経常利益率）は7.1%、ROE（自己資本当期純利益率）は13.7%となっています。前年同期と比べてROAは2.0ポイント、ROEは3.2ポイント上昇しており、資産効率と自己資本効率が高まっていることがわかります。これは、収益力の向上や財務体質の改善などにより、企業価値が高まっていることを示しています。
キャッシュフロー
オカダアイヨン株式会社の2023年12月期第3四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが37.5億円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが17.7億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが2.5億円の支出となっています。営業活動によるキャッシュ・インフローが大きく、設備投資や借入返済などで支出が生じていることがわかります。全体としては現金及び現金同等物が8.1億円増加しており、手元流動性は良好な状況といえます。
配当の支払額
オカダアイヨン株式会社は、2023年6月の定時株主総会において、1株当たり38円の期末配当を決議しています。これにより、年間配当金は1株当たり76円となりました。前期の年間配当金64円と比べて配当金が増額されており、株主還元の強化を図っていることがわかります。
今後の展望
オカダアイヨン株式会社は、中長期的な成長戦略として「VISION30」を掲げています。国内では堅調な設備投資需要に対応した増産体制の強化、海外では米国、欧州、アジアでの営業体制の拡充に取り組んでいます。インフレ圧力や金融引き締めなど経営環境の先行き不透明感もありますが、同社は高い収益力と財務基盤を活かし、今後も持続的な成長を目指していくと期待されます。
編集部のまとめ
オカダアイヨン株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益のいずれも過去最高を更新する好業績でした。特に収益性の高さが際立っており、ROAやROEも大幅に改善しています。建設機械や林業機械の分野で国内外で事業を展開する同社は、需要の高まりと収益力の強化により企業価値を高めている印象です。今後も持続的な成長が期待できる企業といえるでしょう。
オカダアイヨン株式会社の決算日や配当についてまとめました。
オカダアイヨン株式会社の決算日は3月31日、第3四半期決算の発表は2月中旬頃となっています。また、同社の年間配当金は1株当たり76円と、前期比で増額されており、株主還元の強化に取り組んでいます。堅調な業績と高い収益性を背景に、今後も安定した配当の実施が期待できそうです。
