巴工業株式会社の第95期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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巴工業株式会社の2023年11月から2024年1月までの第1四半期決算が発表されました。売上高12,138百万円、営業利益1,120百万円、経常利益1,163百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益807百万円と、前年同期比で大幅な増収増益となりました。好調な業績の背景には、海外向け機械の受注増加や国内向けの販売伸長が寄与しています。優れた技術力と製品開発力で、様々な分野でグローバルに展開する巴工業株式会社の健全な成長が期待されます。

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企業情報

企業名: 巴工業株式会社
証券コード: 63090
決算期: 10月31日

巴工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

巴工業株式会社の決算期は10月31日です。第1四半期は11月1日から翌年1月31日までとなります。

主な事業

巴工業株式会社は、機械製造販売事業化学工業製品販売事業の2つの事業を主軸に展開しています。機械製造販売事業では、精密加工機械や産業機械、配管機器などを製造・販売しています。化学工業製品販売事業では、合成樹脂や電子材料、コーティング材料などの化学製品の販売を手がけています。これらの事業を通じて、幅広い産業分野でソリューションを提供しています。

今期の業績と利益率は?

2023年11月から2024年1月までの第1四半期は、売上高12,138百万円、営業利益1,120百万円と大幅な増収増益となりました。売上高営業利益率は9.2%と高い水準を維持しています。機械製造販売事業では、海外向けの受注増加や国内の官需・民需向けの販売好調が寄与しました。また、化学工業製品販売事業でも、半導体関連や自動車、建材向けの販売が好調に推移しました。

売上・利益の推移

過去3期の売上高と営業利益の推移を見ると、売上高は49,628百万円、49,007百万円、12,138百万円と増加基調にあります。一方で、営業利益は3,123百万円、3,522百万円、1,120百万円と、第1四半期では前年同期比で大幅な増益となっています。直近の決算では高い収益性を維持しており、企業体質の強化が進んでいます。

四半期連結貸借対照表について

巴工業株式会社の四半期連結貸借対照表を確認すると、総資産は47,743百万円と前期末比2.6%減少しています。これは主に、現金及び預金の減少が影響しています。一方で、負債は10,818百万円と前期末比11.1%減少しました。純資産は36,924百万円と前期末比0.2%増加しており、自己資本比率も77.3%と高い水準を維持しています。財務体質の健全性が高いことがわかります。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が11,505百万円と前期末比1,014百万円減少しています。一方で、仕掛品が1,870百万円、電子記録債権が4,863百万円と増加しています。これらは事業活動の拡大を示す指標と言えるでしょう。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が4,205百万円、電子記録債務が2,377百万円と前期末比減少しています。一方で、契約負債が933百万円と増加しています。これは前受金の増加を示しており、受注環境の良好さが窺えます。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が33,046百万円と前期末比109百万円増加しています。また、その他有価証券評価差額金が622百万円と増加しており、企業の持続的な成長を示唆しています。自己資本比率も高く、財務の健全性が高いことがわかります。

ROAとROE

巴工業株式会社のROA(総資産経常利益率)は2.4%ROE(自己資本当期純利益率)は2.2%となっています。前年同期と比べると大幅に改善しており、収益性と資本効率の向上が進んでいます。機械製造販売事業、化学工業製品販売事業の両事業が好調に推移したことが要因です。今後も注目していく必要があるでしょう。

キャッシュフロー

四半期連結キャッシュ・フロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローは△2,371百万円となっています。これは、売上債権の増加や法人税等の支払いが主な要因です。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは△52百万円、財務活動によるキャッシュ・フローは215百万円と、全体としてキャッシュ・ポジションは減少しています。今後の資金繰りへの影響が懸念されますが、手元流動性は高水準を維持しています。

配当の支払額

巴工業株式会社は、1株当たり配当金を70円としています。前期より42円増配となっており、安定的な配当政策を維持しています。業績の好調さを反映した配当施策で、株主還元の充実が図られています。

今後の展望

今後の市場環境としては、地政学リスクの高まりや材料価格の上昇など、不透明な要素もありますが、設備投資や自動車、半導体関連の需要は堅調に推移すると見られています。巴工業株式会社は、この需要変化に合わせた柔軟な事業展開で、持続的な成長を目指しています。機械製造販売事業と化学工業製品販売事業の両輪で、収益力のさらなる強化に取り組んでいく方針です。

編集部のまとめ

巴工業株式会社の2023年11月~2024年1月期の第1四半期決算は、増収増益となりました。機械製造販売事業、化学工業製品販売事業の両部門で健闘し、売上高、営業利益、経常利益、四半期純利益のいずれも大幅に伸長しています。財務面でも健全性が高く、株主還元にも注力しています。今後も世界市場で存在感を発揮し、企業価値の向上に努めていくことが期待されます。

巴工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

巴工業株式会社の決算期は10月31日で、第1四半期は11月1日から翌年1月31日までとなります。また、同社は1株当たり70円の配当を実施しており、前期から大幅増配を行っています。企業業績の好調さを反映した安定的な株主還元策を継続しているといえるでしょう。

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