フロイント産業株式会社の第61期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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フロイント産業株式会社の最新四半期決算が発表されました。医薬品業界の設備投資需要の高まりを背景に、大手メーカーを中心に注文が増加しているようです。一方で、基幹システムの更新に伴う一時的な費用の負担もあり、減益となったようです。今後はグローバル5極体制の強化によるシナジー創出に期待が高まっています。

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企業情報

企業名: フロイント産業株式会社
証券コード: 63120
決算期: 2024年2月28日

フロイント産業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

フロイント産業株式会社の決算日は2月28日です。四半期決算は5月31日、8月31日、11月30日、2月28日の年4回行われています。

主な事業

フロイント産業株式会社は、主に医薬品や食品などの分野で使用される製造装置化成品を製造・販売しています。医薬品分野では顆粒製造装置やコーティング装置などが、食品分野では品質保持剤などが主力製品となっています。グローバルに事業を展開しており、日本、米国、中南米、欧州、アジアなど世界各地に拠点を構えています。

今期の業績と利益率は?

当第1四半期の業績は、売上高41億24百万円営業損失2億64百万円経常損失2億47百万円親会社株主に帰属する四半期純損失2億5百万円と、減収減益となりました。これは、基幹システムの更新に伴う一時的な費用負担が影響したためです。利益率は低下傾向にあります。

売上・利益の推移

直近の第60期(2023年3月期)では、売上高が229億3百万円、営業利益が12億85百万円と、前年同期比では若干の減収となりました。一方、第61期(2024年3月期)は、売上高235億円、営業利益11億円の目標を掲げています。今後は、医薬品業界での設備投資需要の高まりを背景に、売上の回復と利益率向上が期待されています。

四半期連結貸借対照表について

当第1四半期末の総資産は252億72百万円で、前期末から5億16百万円減少しています。負債は105億94百万円で、前期末から1億71百万円減少しました。純資産は146億77百万円で、前期末から3億45百万円減少しています。

資産の部

資産の部では、受取手形、売掛金及び契約資産が12億31百万円減少した一方で、仕掛品が10億35百万円、ソフトウェアが5億79百万円増加しています。これは、医薬品関連の生産増強に伴う設備投資の影響と思われます。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が6億63百万円、未払法人税等が2億65百万円減少した一方で、契約負債が9億62百万円増加しています。これは受注の増加に伴う前受金の増加によるものと考えられます。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が5億43百万円減少した一方で、為替換算調整勘定が1億80百万円増加しています。為替変動の影響が見られます。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は前期3.5%から低下傾向にあり、今期は悪化が予想されます。一方、ROE(自己資本利益率)は前期5.1%と高水準を維持しています。これは、安定した受注と高い利益率を背景に、企業価値の向上に努めていることがうかがえます。今後は、更なる収益力の改善と財務体質の強化に取り組む必要があります。

キャッシュフロー

キャッシュフローの状況については、今回の四半期決算では詳細な情報が開示されていませんでした。通期では、営業活動によるキャッシュ・フローの改善が期待されています。設備投資などの投資活動によるキャッシュ・アウトの抑制も課題となっています。総じて、健全な財務体質の維持が重要な経営課題です。

配当の支払額

当第1四半期の配当金は、1株当たり20円が支払われています。前期の年間配当金は1株当たり40円でしたので、同水準の配当政策を継続しているようです。投資家にとっても魅力的な銘柄と言えるでしょう。

今後の展望

フロイント産業は、医薬品業界での設備投資需要の高まりを背景に、受注の着実な受注と出荷の実現に注力しています。また、グローバル5極体制の強化によって、シナジー創出を目指すとともに、「FREUND」ブランドの更なる浸透を図っていく方針です。中長期的には、成長分野での事業拡大と収益力の向上が期待されています。

編集部のまとめ

フロイント産業株式会社は、医薬品業界などの設備投資需要を背景に、引き続き高い受注水準を維持しています。一方で、システム更新に伴う一時的な費用の発生により、当期は減収減益となりました。しかし、長期的にはグローバルな事業展開とブランド力の向上を通じて、収益力とキャッシュフローの改善が期待されます。また、安定した配当政策も投資家の関心を集めている点でポジティブといえるでしょう。今後の成長に注目したいと思います。

フロイント産業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

フロイント産業の決算日は2月28日で、年4回の四半期決算を行っています。当第1四半期の業績は減収減益でしたが、医薬品分野での設備投資需要の高まりを背景に、今後の成長が期待されます。また、1株当たり20円の配当を実施しており、投資家にとって魅力的な銘柄だと言えるでしょう。

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