澁谷工業株式会社の第76期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

澁谷工業株式会社の2024年3月期第3四半期決算報告が発表されました。同社は世界に誇る包装機械や医療機器、食品・農業設備を手掛ける老舗企業です。前年同期比で売上高19%増経常利益58.7%増と好調な結果を出しています。自社の強みを生かし、国内外の需要に的確に対応しているようです。今後も安定した業績を維持できるよう期待したいですね。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: 澁谷工業株式会社
証券コード: 63400
決算期: 2024年6月期

澁谷工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

澁谷工業株式会社の決算期は6月30日です。四半期決算は9月、12月、3月の年3回行われ、本決算は6月に行われます。投資家の皆さまには年4回の業績報告を行っています。

主な事業

澁谷工業株式会社は、パッケージングプラント事業メカトロシステム事業農業用設備事業の3つを主力事業として展開しています。酒類や食品、医薬品、化粧品などの充填・包装ラインの設計・製造・販売を行うパッケージングプラント事業、半導体製造装置や金属加工機械などのメカトロニクス製品の製造・販売を手掛けるメカトロシステム事業、野菜選果ラインなどの農業設備の製造・販売を行う農業用設備事業など、幅広い分野で事業を展開しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高802億19百万円(前年同期比19.0%増)、営業利益90億55百万円(同58.4%増)、経常利益90億94百万円(同58.7%増)と好調に推移しています。特にパッケージングプラント事業と農業用設備事業の伸びが大きく、各事業の堅調な需要を取り込めた結果と言えます。また、営業利益率11.3%と高水準を維持しており、収益性も優れた企業だと言えます。

売上・利益の推移

直近の業績推移を見ると、2023年6月期は売上高978億42百万円、経常利益81億71百万円と、前年比で5%強の増収ながら、経常利益は1割近い減益となりました。一方で、当第3四半期は売上高が前年同期比19.0%増、経常利益は同58.7%増と大幅な伸びを示しており、経営環境の好転とともに業績回復が鮮明になってきています。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期末の総資産は1,575億70百万円と、前期末より151億44百万円増加しています。主な要因は、受取手形、売掛金及び契約資産の増加棚卸資産の増加などです。一方、負債は625億57百万円で前期末より101億10百万円増加し、有利子負債は48億51百万円と前期末より8億53百万円減少しています。

資産の部

当第3四半期末の資産は、現金及び預金438億8百万円受取手形、売掛金及び契約資産320億52百万円棚卸資産282億57百万円などとなっています。前期末に比べ、受取債権や在庫が増加しているのが特徴です。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金237億49百万円契約負債147億40百万円などが主な内訳です。全体としては前期末から増加傾向にあり、生産活動の拡大に伴う仕入れや外注の増加が影響しているようです。

純資産の部

純資産の部は、952億13百万円と前期末より50億33百万円増加しました。利益剰余金が720億63百万円に増加し、自己資本比率も60.4%と高水準を維持しています。堅調な業績を背景に内部留保が着実に積み上がっているといえます。

ROAとROE

この決算では、ROA(総資産利益率)は5.9%ROE(自己資本利益率)は7.4%となっています。前期に比べROAは改善しているものの、ROEはやや低下しています。これは自己資本が増加したものの、利益の伸びが若干抑えられた影響だと考えられます。引き続き収益性と自己資本の効率性の両面での改善に取り組むことが重要と言えるでしょう。

キャッシュフロー

当第3四半期の営業キャッシュ・フローは90億71百万円の収入となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益93億34百万円などによるものです。一方、投資キャッシュ・フローは27億41百万円の支出となり、有形固定資産の取得などに資金を投入しています。財務キャッシュ・フローは配当金の支払いなどにより21億1百万円の支出となりました。全体としては、現金及び現金同等物は43億8百万円増加し、手元流動性も十分な水準を維持できています。

配当の支払額

当期の中間配当は1株当たり30円、期末配当も1株当たり30円を予定しています。通期では年間配当金は60円となり、前期の年間配当金56円から4円増配となる見通しです。企業業績の回復を受け、株主還元も強化されていることがうかがえます。

今後の展望

当社は、自社の強みである「酒類・食品・医薬品・化粧品などのプラントラインの提供」や「半導体製造装置、医療機器、金属加工機械などのメカトロニクス製品」、「農業設備」の需要取り込みに注力しています。特に中国市場を中心とした海外需要の回復や、国内の食品・医薬品分野の設備投資の旺盛な需要を取り込むことで、今後も安定的な成長が期待できそうです。引き続き、環境変化に適応しながら、顧客ニーズにきめ細かく応えていく姿勢が重要だと考えられます。

編集部のまとめ

澁谷工業株式会社の2024年3月期第3四半期決算は、売上高、営業利益、経常利益ともに前年同期比で大幅な増加となりました。特に、パッケージングプラント事業と農業用設備事業の伸びが顕著で、各事業の需要取り込みが順調に進んでいることがわかりました。また、自己資本比率も高水準を維持しており、財務体質も強化されています。今後も中国を中心とした海外需要の回復や国内の食品・医薬品分野の設備投資の増加を取り込むことで、引き続き安定的な成長が期待できそうです。株主還元も強化されており、投資家にとっても魅力的な企業だと言えるでしょう。

澁谷工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

澁谷工業株式会社の決算期は6月30日で、四半期決算は9月、12月、3月の年3回行われ、本決算は6月に行われます。また、当期の年間配当金は1株当たり60円を予定しており、前期より4円増配となる見通しです。企業業績の回復を受け、株主還元も強化されていることがわかりました。

タイトルとURLをコピーしました