木村化工機株式会社の第77期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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木村化工機株式会社の2024年3月期第3四半期決算報告が公表されました。化学プラント業界の有力企業である同社は、この3か月の間に非常に良好な業績を収めたことがわかりました。コロナ禍からの回復基調が継続しており、景気の先行きには一定の不透明感がありますが、木村化工機は着実に成長を遂げています。

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企業情報

企業名: 木村化工機株式会社
証券コード: 6380
決算期: 3月期

木村化工機株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

木村化工機株式会社の決算は3月期で、第3四半期決算報告は2月9日に公表されています。通常の決算スケジュールに沿って毎年6月に本決算、2月に第3四半期決算の発表を行っています。

主な事業

木村化工機株式会社は、化学プラントを中心とした「エンジニアリング事業」、化学機械の製造・販売を行う「化工機事業」、原子力関連設備工事を手がける「エネルギー・環境事業」の3つの事業セグメントを展開しています。特に化学プラントの設計・施工から保守管理まで、同社の強みを活かしたエンジニアリングサービスが主力事業となっています。

今期の業績と利益率は?

今期の第3四半期累計の業績は、売上高が16,708百万円と前年同期比15.9%増加しました。経常利益は1,518百万円と46.3%も増加しており、親会社株主に帰属する四半期純利益も1,052百万円と84.0%の大幅増益となっています。販売価格の改善やプロジェクトの採算性向上などに努めた結果、営業利益率も前年同期の6.9%から8.6%に改善しています。

売上・利益の推移

過去3年間の業績をみると、売上高は年々増加傾向にあり、経常利益も着実に増益を続けてきました。特に今期は第3四半期までの売上高が16,708百万円と過去最高を記録しています。一方、営業利益率は前年同期の6.9%から8.6%に改善するなど、利益面でも大きな進展が見られます。コロナ禍からの回復基調が続いており、同社の収益力が着実に向上しているといえるでしょう。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の四半期連結貸借対照表をみると、資産合計が31,296百万円と前期末比3.8%増加しています。その内訳をみると、流動資産が22,250百万円と4.0%増、固定資産が9,046百万円と3.4%増加しています。

資産の部

流動資産の増加は主に受取手形・売掛金等の増加によるものです。一方、固定資産の増加は有形固定資産や投資有価証券等の増加がその要因となっています。全体として資産規模が着実に拡大していることが確認できます。

負債の部

負債合計は14,792百万円と前期末比0.4%増加しました。流動負債が10,815百万円と3.3%減少した一方で、固定負債が3,976百万円と12.2%増加しています。主な増加要因は長期借入金の増加です。

純資産の部

純資産合計は16,504百万円と前期末比7.0%増加しています。利益剰余金の積み上がりにより、自己資本比率も52.7%と前期末比1.6ポイント改善しました。財務体質の強化が進んでいることがわかります。

ROAとROE

木村化工機株式会社のROA(総資産利益率)は前期の3.3%から現在3.4%となっており、徐々に改善傾向にあります。一方、ROE(自己資本利益率)は前期の6.5%から現在6.4%と若干低下しましたが、依然として高水準を維持しています。総資産回転率の上昇と財務レバレッジの改善により、収益性と効率性が高まっているといえるでしょう。

キャッシュフロー

四半期連結キャッシュ・フロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローは1,135百万円の収入超過となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは360百万円の支出超過でした。財務活動によるキャッシュ・フローは389百万円の支出超過となりました。全体としてキャッシュポジションは改善傾向にあり、財務基盤は堅実化していると言えるでしょう。

配当の支払額

木村化工機株式会社は、1株当たり年間配当金を15円としています。この配当利回りは1.6%程度となっています。前期の年間配当金20円から減少していますが、配当性向は30%前後と健全な水準を維持しており、株主への利益還元も適切に行われていると評価できます。

今後の展望

化学プラントや原子力関連設備などの分野で高い技術力を誇る木村化工機株式会社は、持続的な成長が期待されます。景気の不透明感が残る中でも、省エネ化やCO2削減など環境対応投資の拡大が見込まれる分野で同社の強みを活かせるものと考えられます。更なる受注拡大と収益力向上により、中長期的な企業価値の向上が見込めそうです。

編集部のまとめ

木村化工機株式会社の2024年3月期第3四半期決算は、売上高、経常利益、純利益のいずれも大幅な増加となりました。景気の不透明感が残る中でも、同社の事業基盤は着実に強化されつつあり、今後の一層の成長が期待できそうです。設備投資需要の取り込みと収益力向上により、株主還元の充実も図られていくと考えられます。同社の今後の動向に注目していく必要があるでしょう。

木村化工機株式会社の決算日や配当についてまとめました。

木村化工機株式会社の決算は3月期で、第3四半期決算は2月9日に公表されました。1株当たりの年間配当金は15円で、配当性向は30%前後の健全な水準を維持しています。同社は化学プラントや原子力関連設備などの分野で高い技術力を有しており、今後も持続的な成長が期待されます。

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