トリニティ工業株式会社の第90期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

トリニティ工業株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告が公開されました。好調な業績が続いており、売上高や経常利益が大きく伸長している企業です。
今回の決算では製品の需要が順調に推移し、設備部門と自動車部品部門ともに増収増益となりました。さらに、こうした好業績を背景に、株主還元策として中間配当も行われています。
これからも同社の成長が期待されますので、今後の動向にご注目ください。

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企業情報

企業名: トリニティ工業株式会社
証券コード: 63820
決算期: 3月期

トリニティ工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

トリニティ工業株式会社の決算期は3月期です。
通常の年次決算は3月31日が決算日となっており、6月に定時株主総会、8月に第2四半期(中間期)決算、11月に第3四半期決算、そして翌年2月に第4四半期(年度末)決算を行っています。
このように同社は年4回の決算開示を行っており、投資家の皆さまに四半期ごとの業績をお知らせしています。

主な事業

トリニティ工業株式会社は、設備部門自動車部品部門の2つの事業を手掛けています。
設備部門では、塗装設備、洗浄設備、工場設備などの製造・販売を行っています。自動車部品部門では、自動車内装部品や外装部品の製造・販売を手がけています。
主要顧客は自動車メーカーや工場など幅広い業界に渡り、国内外で事業展開しています。

今期の業績と利益率は?

今期の2023年12月期第3四半期の決算では、売上高は251億85百万円と前年同期比25.3%の大幅な増収となりました。
利益面でも経常利益が21億87百万円と266.8%の大幅な増益を達成しています。
この結果、売上高に対する経常利益率は8.7%と高水準を維持しています。

売上・利益の推移

直近の売上高と経常利益の推移を見ると、売上高は年々増加傾向にあり、また経常利益も順調に増加しています。
特に今期第3四半期は、設備部門と自動車部品部門の両セグメントで大幅な増収増益を達成しており、企業全体の業績は好調に推移しています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の連結貸借対照表を見ると、総資産は406億37百万円となっています。前期末から5.0%増加しており、財務基盤は着実に強化されています。

資産の部

資産の部では、流動資産が278億11百万円と前期末比6.4%増加しました。これは、売上債権が増加したことなどによるものです。
一方、固定資産が128億25百万円と前期末比2.1%の増加にとどまっています。

負債の部

負債の部では、流動負債が90億85百万円と前期末比2.2%減少しました。仕入債務の減少などが主な要因です。
一方で、固定負債は17億97百万円と22.7%増加しました。退職給付債務の増加などが背景にあります。

純資産の部

純資産の部は、297億53百万円と前期末比6.4%の増加となりました。
利益剰余金の積み上がりや為替換算調整勘定の増加などが主な要因です。
この結果、自己資本比率は71.5%と健全な財務体質を維持しています。

ROAとROE

トリニティ工業のROA(総資産利益率)は、前期末の5.4%から当第3四半期末には5.9%に上昇しています。
また、ROE(自己資本利益率)も、前期末の5.3%から5.7%に改善しています。
これらの指標の上昇は、効率的な資産運用と高い収益性の維持によって実現しており、株主価値の向上につながっています。

キャッシュフロー

現金及び現金同等物の期末残高は、前期末から4.3%減少の143億2百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは堅調に推移しているものの、設備投資などの投資活動によるキャッシュ・アウトフローが大きく、全体としては減少基調にあります。
今後は既存設備の更新投資に加え、新たな事業領域への投資も検討していく方針と見られます。

配当の支払額

トリニティ工業は株主還元に力を入れており、中間配当金を1株当たり15円支払いました。
通期の配当予想は1株当たり30円の見込みであり、内部留保とのバランスを保ちながら、株主の皆様への利益還元に取り組んでいます。

今後の展望

トリニティ工業は、設備部門と自動車部品部門の両事業で好調な受注環境を背景に、業績拡大を続けていくことが期待されます。
特に設備部門では、生産性向上の需要が旺盛であり、自動車部品部門でも内装・外装部品の受注増が見込まれています。
引き続き収益性の高い製品の提供に注力し、企業価値の向上を目指していくことでしょう。

編集部のまとめ

トリニティ工業株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、売上高、利益ともに大幅な増加を示しました。
設備部門と自動車部品部門の両事業が順調に推移し、財務体質の改善も進んでいることから、同社の業績は健全に推移していると言えます。
今後も収益力の強化と株主還元の充実に取り組むことで、企業価値のさらなる向上が期待できそうです。

トリニティ工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

トリニティ工業の決算期は3月期で、年4回の決算開示を行っています。直近の2023年12月期第3四半期の決算では、売上高と経常利益が大幅に増加しており、財務体質も健全に推移しています。
また、株主還元策として1株当たり15円の中間配当を実施しました。今後も収益性の向上と株主還元の充実に取り組み、企業価値のさらなる向上が期待されます。

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