株式会社タダノの第77期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社タダノの2024年第1四半期の決算報告書が公表されました。業績の回復が見られ、積極的な成長戦略を展開しているようです。詳しい内容を見ていきましょう。

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企業情報

企業名: 株式会社タダノ
証券コード: E01613
決算期: 2024年12月期

株式会社タダノの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社タダノは4月1日から翌年3月31日までを会計期間としており、第1四半期は2024年1月1日から3月31日までとなります。

主な事業

株式会社タダノは、建設用クレーン、車両搭載型クレーン、高所作業車などの製造・販売を主な事業としています。日本国内はもちろん、世界中の建設現場や工場などで活躍している高性能な製品を提供しています。近年は自動化・省力化のニーズに応えるべく、最新の技術を取り入れた製品の開発にも力を入れています。

今期の業績と利益率は?

今期の売上高は624億6千万円営業利益は56億2千5百万円と前年同期比で減少しました。しかし、営業利益率は9.0%と高い水準を維持しており、生産性の向上や販売価格の改善などに成功しているようです。また、経常利益は46億6千7百万円親会社株主に帰属する四半期純利益は20億1千4百万円と大幅な増益を達成しています。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高は、2023年度は280,266百万円、2024年度第1四半期は62,460百万円と比較的高水準で推移しています。一方で、営業利益は2023年度が16,367百万円、2024年度第1四半期が5,625百万円と増減がありますが、全体としては堅調な業績を維持しているといえます。

四半期連結貸借対照表について

2024年3月31日時点の総資産は3,714億62百万円と前期末から62億17百万円増加しています。主な要因は棚卸資産の増加によるものです。一方で、負債は1,873億85百万円と前期末から34億95百万円増加しました。この結果、純資産は1,840億77百万円となり、自己資本比率は49.5%を維持しています。

資産の部

資産の部では、流動資産が2,792億18百万円と増加しています。主な要因は、棚卸資産が249億21百万円増加したことによるものです。一方で、固定資産は922億44百万円と微増にとどまっています。

負債の部

負債の部では、流動負債が1,279億94百万円と増加しています。主な要因は、支払手形及び買掛金が18億98百万円増加したことによるものです。一方で、固定負債は593億90百万円とほぼ横ばいです。

純資産の部

純資産の部では、株主資本が1,636億25百万円となり、自己資本比率は49.5%を維持しています。また、為替換算調整勘定が135億93百万円と増加しており、グローバル展開の成果が表れています。

ROAとROE

株式会社タダノのROA(総資産利益率)は前期末の4.1%から当第1四半期末では2.1%となり、やや低下しています。一方でROE(自己資本利益率)は前期末の8.3%から当第1四半期末では4.4%と低下しました。これは売上高の減少資金の運用力の低下が主な要因と考えられます。今後は収益力の向上と資産効率の改善に取り組む必要があるでしょう。

キャッシュフロー

当第1四半期のキャッシュフローの状況は公表されていませんが、前期の状況を見ると、営業活動によるキャッシュフローが31,425百万円のプラス投資活動によるキャッシュフローが△11,371百万円のマイナス財務活動によるキャッシュフローが△19,678百万円のマイナスとなっています。全体としては堅実な財務体質を維持しつつ、積極的な投資活動によって成長を支えていることが分かります。

配当の支払額

株式会社タダノは、2024年3月に1株当たり15円の期末配当を実施しました。前期の1株当たり年間配当は20円で、安定配当を続けている企業といえます。今後も株主還元に力を入れていくと思われます。

今後の展望

株式会社タダノは、グローバル市場での事業拡大製品競争力の強化に注力しています。特に建設用クレーンやホイール式高所作業車などの主力製品の販売力向上に努めるとともに、IoTやAI技術を活用した自動化・省力化製品の開発にも積極的に取り組んでいます。また、環境対応製品の開発にも力を入れており、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを進めています。これらの施策により、中長期的な業績拡大と企業価値の向上を目指しています。

編集部のまとめ

株式会社タダノは、2024年第1四半期の決算報告において、売上高と利益の増加という良好な業績を示しました。主力製品の競争力強化や生産性の向上、販売価格の改善などにより、収益性の高い経営を実現しています。また、グローバルでの事業拡大や最新技術を活用した製品開発にも注力しており、持続的な成長が期待できる企業といえます。今後の更なる業績向上に注目していきましょう。

株式会社タダノの決算日や配当についてまとめました。

株式会社タダノの決算日は12月31日で、第1四半期は2024年1月1日から3月31日までとなります。また、同社は1株当たり年間配当20円の安定配当を続けており、株主還元にも力を入れています。今後も持続的な成長と株主価値の向上を目指していくことでしょう。

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