フクシマガリレイ株式会社の決算報告が発表されました。同社は、冷凍冷蔵庫や冷凍冷蔵ショーケースなどの販売を主な事業としています。今期は前年同期比で売上高が10.1%増加し、経常利益が39.0%増加と大変良好な業績となりました。特に、冷凍冷蔵ショーケースの売上が伸びたことが好業績につながっています。今後も、環境性能の高い製品開発やサービスの拡充などに取り組み、持続的な成長を目指していくと期待されます。
企業情報
企業名: フクシマガリレイ株式会社
証券コード: 64200
決算期: 3月期
フクシマガリレイ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
フクシマガリレイ株式会社の決算期は3月期です。決算日は3月31日で、四半期報告書の提出時期は3月期第3四半期の場合、2月13日となっています。
主な事業
フクシマガリレイ株式会社は、冷凍冷蔵庫や冷凍冷蔵ショーケースなどの製造販売を主な事業としています。外食産業や流通産業、食品製造業などに冷却機器や冷蔵設備を提供しており、環境性能の高い製品開発にも力を入れています。また、メンテナンスサービスや設備の工事も手掛けている総合メーカーです。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は、売上高が842億75百万円と前年同期比10.1%増加しました。また、営業利益は108億4百万円と44.4%増加し、経常利益は113億95百万円と39.0%増加するなど、大変良好な結果となりました。このように、収益性の高い事業展開を行っているといえます。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高は、2021年3月期が1,049億96百万円、2022年3月期が1,049億96百万円、2023年3月期が842億75百万円となっています。一方、経常利益は、2021年3月期が122億92百万円、2022年3月期が122億92百万円、2023年3月期が113億95百万円と推移しています。売上高は前期から減少しましたが、経常利益は高い水準を維持しています。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産が1,232億3百万円となっています。主な内訳は、流動資産が889億52百万円、固定資産が342億50百万円となっています。一方、負債合計が362億円、純資産が872億2百万円となっており、自己資本比率は70.7%と健全な財務体質を維持しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が508億88百万円と大きく増加しており、たな卸資産も増加しています。一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が減少しています。固定資産では、建物及び構築物が増加しています。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が246億35百万円と増加しています。また、未払法人税等も増加しています。一方で、固定負債は総じて低い水準となっています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が796億46百万円と大幅に増加しており、自己資本比率も70.7%と高水準を維持しています。これらから、財務体質は健全であると評価できます。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は前期の10.9%から今期11.3%と上昇しており、収益性の高い事業展開を行えていることがうかがえます。一方でROE(自己資本当期純利益率)は前期の10.8%から今期10.4%とやや低下しています。これは、自己資本の増加ペースが当期純利益の増加ペースを上回ったことが要因と考えられます。
キャッシュフロー
キャッシュフロー計算書を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが124億23百万円の収入となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローが45億71百万円の支出となっています。これらの結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は508億88百万円となっており、健全な資金繰りを維持できていると言えます。
配当の支払額
2022年6月に行われた株主総会では、1株当たり62円の期末配当が決議されました。また、2023年6月に行われた株主総会では、1株当たり73円の期末配当が決議されています。こうした着実な増配に加え、自己株式の取得や消却にも取り組むなど、株主還元にも力を入れています。
今後の展望
フクシマガリレイ株式会社は、環境性能の高い製品開発やサービスの拡充に取り組み、持続的な成長を目指しています。特に、グリーン冷媒の採用やCO2排出量削減など、サステナビリティへの取り組みを強化することで、環境先進企業としての地位を確立していく方針です。今後も、安定した収益基盤と健全な財務体質を維持しながら、さらなる飛躍が期待されます。
編集部のまとめ
フクシマガリレイ株式会社は、冷凍冷蔵庫や冷凍冷蔵ショーケースなどの製造販売を主力とする企業です。今期は、外食産業やサービス部門の好調な業績により、売上高、営業利益、経常利益がいずれも前年同期比で増加しており、高収益な事業展開を実現できています。また、財務体質も健全で、株主還元にも力を入れていることから、今後も安定的な成長が期待できる企業といえるでしょう。
フクシマガリレイ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
フクシマガリレイ株式会社の決算期は3月期で、決算日は3月31日です。四半期報告書の提出時期は3月期第3四半期の場合、2月13日となっています。また、同社は着実な増配を続けており、2022年6月には1株当たり62円、2023年6月には1株当たり73円の期末配当が決議されています。今後も安定した収益基盤と健全な財務体質を維持しながら、株主還元にも力を入れていくことが期待されます。