グローリー株式会社の最新の決算結果をお届けします。売上高259,706百万円と大幅な増収となり、経常利益33,749百万円と大きな利益を上げることができました。この決算は非常に良い内容だと言えるでしょう。
企業情報
企業名: グローリー株式会社
証券コード: 64570
決算期: 2023年3月31日
グローリー株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
グローリー株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算が2023年12月31日に締め切られ、2024年2月13日に四半期報告書が提出されました。
主な事業
グローリー株式会社は、金融機関向けの紙幣処理機や店頭端末、遊技場向けシステム、物流・小売業向けの入出金機など、幅広い分野の製品・サービスを提供しています。特に金融機関や流通業界において強い地位を築いており、世界的に有名な企業です。
今期の業績と利益率は？
グローリー株式会社の今期第3四半期の業績は非常に好調で、売上高259,706百万円、営業利益35,335百万円と大幅な増収増益となりました。特に金融市場やリテール市場での需要が堅調に推移したことが業績拡大につながりました。営業利益率は13.6%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比で45.5%の増加となりました。製品・商品の販売が好調に推移したことに加え、保守サービスの売上高も36.0%増と大きく伸びています。経常利益も前年同期の1,490百万円の損失から一転し、33,749百万円の利益を計上することができました。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月31日時点の総資産は429,210百万円となり、前期末から47,937百万円増加しました。負債は223,448百万円と増加しましたが、純資産は205,761百万円となり、自己資本比率は47.8%を維持しています。
資産の部
流動資産は248,596百万円と大幅に増加しました。これは受取手形、売掛金及び契約資産が28,260百万円増加したことや、棚卸資産が21,003百万円増加したことなどが要因です。固定資産は180,614百万円と増加しています。
負債の部
負債は223,448百万円と増加しました。流動負債が175,386百万円と大幅に増加し、主な要因は短期借入金が24,190百万円増加したことや未払法人税等が9,370百万円増加したためです。
純資産の部
純資産は205,761百万円と増加しました。利益剰余金が16,798百万円増加したことや、為替換算調整勘定が7,656百万円増加したことなどが主な要因です。自己資本比率は47.8%となりました。
ROAとROE
ROAは経常利益ベースで10.2%と高水準を維持しています。また、ROEは11.3%となっており、自己資本の効率的な運用ができていると評価できます。これらの指標は前期と比べてもさらに改善されており、企業の収益力が高まっていることが分かります。
キャッシュフロー
四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローは好調であると考えられます。これは、売上高の増加や収益性の向上によるものと推測されます。投資活動や財務活動によるキャッシュ・フローの状況についても注目していく必要があります。
配当の支払額
グローリー株式会社は株主への利益還元に積極的に取り組んでおり、第3四半期では1株当たり40円の中間配当を実施しました。前期の年間配当80円と合わせると、年間の配当額は114円となる見込みです。株主還元に力を入れている企業として高く評価できるでしょう。
今後の展望
グローリー株式会社は、リテール市場向けソリューションの充実やソフトウェア事業の拡大を目指しています。2023年12月には英国のFlooid Topcoを買収し、クラウドベースの小売りソリューションの提供を強化する戦略的な決断をしました。今後も製品やサービスの拡充、海外市場での事業拡大などに注目していく必要があるでしょう。
編集部のまとめ
グローリー株式会社の第3四半期決算は大変良好な内容でした。金融市場やリテール市場での需要が堅調に推移し、売上高や利益が大幅に増加しています。自己資本比率も健全な水準を維持しており、今後の成長が期待できる企業だと言えるでしょう。また、株主還元にも力を入れており、配当金も増加するなど、魅力的な銘柄だと評価できます。
グローリー株式会社の決算日や配当についてまとめました。
グローリー株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日に締め切られました。また、同社は1株当たり40円の中間配当を実施し、株主還元に力を入れている企業としても注目されます。業績は好調に推移しており、今後の成長が期待できるでしょう。
