株式会社 放電精密加工研究所の最新決算が公表されました。2024年3月期第1四半期の決算では、売上高2,989百万円、営業利益78百万円と前年同期から大幅に改善されました。
企業情報
企業名: 株式会社 放電精密加工研究所
証券コード: 64690
決算期: 2月
株式会社 放電精密加工研究所の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社 放電精密加工研究所は2月末決算で、毎年4月に期末決算、7月に第1四半期決算を発表しています。
主な事業
株式会社 放電精密加工研究所は、放電加工、表面処理、金型製造などの事業を行っています。具体的には、航空機エンジンや自動車、建設機械などの部品加工を手掛けています。主要な顧客は自動車業界や航空宇宙業界などの大手企業グループです。
今期の業績と利益率は?
今期第1四半期の業績は、売上高2,989百万円、営業利益78百万円、経常利益70百万円と前年同期から大幅に改善されました。営業利益率は2.6%と収益性も向上しています。
売上・利益の推移
直近の業績推移をみると、2023年2月期は売上高12,160百万円、経常利益170百万円と大変厳しい状況でしたが、足元の2024年2月期第1四半期では売上高が5%増加、営業利益が黒字化するなど、着実な回復傾向にあります。
四半期連結貸借対照表について
株式会社 放電精密加工研究所の2024年5月末時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は16,714百万円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が3,058百万円、売掛金が2,293百万円となっています。また、有形固定資産が8,373百万円と大きな割合を占めています。
負債の部
一方、負債の部では、短期借入金が2,851百万円、支払手形及び買掛金が729百万円となっています。
純資産の部
純資産の部では、7,232百万円を計上しており、自己資本比率は38.5%となっています。
ROAとROE
株式会社 放電精密加工研究所のROAは直近の2024年2月期で1.2%、ROEは3.3%となっています。利益率の改善に伴い、今後これらの指標の向上が期待されます。
キャッシュフロー
直近の第1四半期では、営業活動によるキャッシュ・フローが123百万円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローが△72百万円、財務活動によるキャッシュ・フローが△1,171百万円となっています。
配当の支払額
株式会社 放電精密加工研究所は、2024年2月期の期末配当として1株当たり7円の配当を実施しました。配当性向は24.9%となっています。
今後の展望
今後は、航空機需要の回復や環境・エネルギー分野の好調さなどを背景に、受注環境の改善が期待されています。コスト管理の強化やデジタル化の推進、新製品開発などにも注力し、収益力の向上を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社 放電精密加工研究所は、第1四半期決算で大幅な業績改善を果たしました。主力の受託加工事業が回復基調にあり、収益性も向上しています。今後は航空機需要や環境・エネルギー関連の伸長に期待が高まっています。配当性向も24.9%と株主還元にも注力しており、同社の業績回復への期待感が高まっています。
株式会社 放電精密加工研究所の決算日や配当についてまとめました。
株式会社 放電精密加工研究所は、2月末決算で毎年4月に期末決算、7月に第1四半期決算を発表しています。2024年2月期の期末配当は1株当たり7円となり、配当性向は24.9%と株主還元にも注力しています。今後の業績回復に期待が高まっています。