前澤給装工業株式会社の第68期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

前澤給装工業株式会社の最新決算報告書が公開されました!新製品の開発や販売価格の適正化で増収増益となり、今後の業績も期待できそうです。主力の「給水装置事業」はしっかり成長しており、さらに「住宅・建築設備事業」の拡大にも期待が高まっています。キャッシュフローも安定しており、株主還元も充実していることから、投資家の注目も集まりそうですね。

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企業情報

企業名: 前澤給装工業株式会社
証券コード: 64850
決算期: 2023年3月期

前澤給装工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

前澤給装工業は3月決算の企業です。具体的には、3月31日が決算日となっており、四半期決算は6月、9月、12月に発表しています。年間の業績報告は次年度の6月頃に行われます。

主な事業

前澤給装工業は、水道用給水装置機材器具の製造・販売を主力事業としています。住宅・建築設備事業や商品販売事業などにも事業領域を広げており、多角化を進めています。特に、配水管の耐震化やメンテナンス需要に応える製品の開発・販売に注力しています。また、空調設備向けなどの新分野にも進出しており、さらなる事業拡大が期待されます。

今期の業績と利益率は?

前澤給装工業の当第3四半期の売上高は243億60百万円と前年同期比2.8%増加し、営業利益は19億90百万円と15.4%の増益となりました。主力の給水装置事業や住宅・建築設備事業が好調に推移し、製品の販売価格改定効果も寄与しています。営業利益率は8.2%と健全な水準を維持しています。

売上・利益の推移

前澤給装工業の直近3年の業績は、2023年3月期が売上高310億8百万円、経常利益22億67百万円と過去最高を記録しました。2022年3月期は売上高290億8百万円、経常利益21億40百万円と好調でしたが、今期はさらに増収増益となっています。これまで着実な業績拡大を遂げてきた同社の業績は引き続き堅調に推移するとみられます。

四半期連結貸借対照表について

前澤給装工業の2023年12月末の総資産は449億26百万円で、前期末から2億82百万円増加しています。主な増減要因は、電子記録債権の増加と現金及び預金の減少などです。負債合計は65億47百万円で、前期末から1億29百万円増加しました。一方、純資産は383億78百万円と前期末から1億53百万円増加しており、自己資本比率は85.4%と財務体質も健全に推移しています。

資産の部

現金及び預金は101億36百万円と前期末から11億99百万円減少しましたが、電子記録債権が70億71百万円と大幅に増加しています。一方、棚卸資産は71億8百万円と2億2百万円減少しました。

負債の部

買掛金が31億85百万円と前期末から2億31百万円減少しました。また、電子記録債務が7億66百万円と増加しています。

純資産の部

利益剰余金は309億1百万円と前期末から5億97百万円増加しました。自己株式は19億17百万円と9億76百万円増加しています。

ROAとROE

前澤給装工業の直近3年のROAは4.5%前後で推移しており、足元では改善傾向にあります。また、ROEは15%前後と高い水準を維持しており、株主価値の向上に貢献しています。この背景には、収益力の向上や自己資本の効率的な活用があげられます。今後も安定した収益基盤を維持しつつ、さらなる成長投資も見込まれるため、ROA、ROEともに改善が期待されます。

キャッシュフロー

前澤給装工業のキャッシュフローは安定的に推移していると評価できます。営業活動によるキャッシュ・フローは、堅調な業績を背景に毎期プラスを確保しています。投資活動では、設備投資に充てる一方、有価証券の売却などにより収支はプラスとなっています。また、配当金の支払いなどで財務活動によるキャッシュ・アウトフローが発生しています。全体としてキャッシュバランスは良好で、経営の健全性が維持されている様子が窺えます。

配当の支払額

前澤給装工業は、最近3年間で配当性向28%前後を維持しており、株主還元に積極的に取り組んでいます。直近の2023年3月期では、年間配当金は36円となりました。また、2023年12月期は第2四半期配当が18円、期末配当も18円と、引き続き安定配当を実施する方針です。今後も業績に応じた適切な配当を続けていくと見られます。

今後の展望

前澤給装工業は、給水装置事業や住宅・建築設備事業を中心に、今後も安定した成長が期待できると考えられます。特に、老朽化した水道管の更新需要や、省エネ・耐震性に優れた製品の販売拡大などにより、安定的な収益基盤の確立が見込まれます。一方で、原材料価格高騰などのコスト増加リスクにも留意が必要ですが、販売価格の適正化などで収益力を維持できると見られます。今後も国内外の需要取り込みと新分野への事業展開により、さらなる成長が期待できる企業です。

編集部のまとめ

前澤給装工業は、主力の給水装置事業を中心に好調な業績を維持しており、新事業分野での拡大にも注力していることが分かりました。安定した収益基盤と健全な財務体質を背景に、株主還元も充実しています。今後も国内外の需要取り込みと新分野開拓により、持続的な成長が期待できる企業といえるでしょう。

前澤給装工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

前澤給装工業は3月決算の企業で、3月31日が決算日です。配当については、直近3年で配当性向28%前後を維持しており、2023年3月期の年間配当金は36円となりました。今後も業績に応じた適切な配当を続けていく見通しです。引き続き同社の動向に注目していきましょう。

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