日本ピラー工業株式会社の第76期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

日本ピラー工業株式会社の2023年度第3四半期決算報告が発表されました。売上高は427億81百万円と前年同期比で20.6%の増加となり、経常利益が112億18百万円と6.0%の増加と好調な業績を示しています。電子機器関連事業、産業機器関連事業ともに売上が伸長し、収益力の強さが窺えます。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: 日本ピラー工業株式会社
証券コード: 64900
決算期: 2023年3月期

日本ピラー工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日本ピラー工業株式会社の決算日は3月31日です。決算発表は通常6月頃に行われ、四半期報告書は2月頃に発表されます。

主な事業

日本ピラー工業株式会社は、半導体や液晶製造装置向けの部品「ピラフロン」の製造・販売を中心とした電子機器関連事業と、プラント用シール材やパッキンなどの産業機器関連事業を展開しています。また不動産賃貸事業なども手がけています。同社は業界トップクラスのシェアを誇り、幅広い顧客基盤とグローバルな事業展開が特徴です。

今期の業績と利益率は?

2023年度第3四半期の業績は売上高427億81百万円営業利益106億4百万円と好調に推移しています。利益率も営業利益率24.8%と高水準を維持しており、同社の高い収益性が窺えます。

売上・利益の推移

過去3年の売上高と営業利益の推移を見ると、売上高は2022年3月期の487億2百万円から、2023年3月期第3四半期には427億81百万円と一時的に減少しましたが、営業利益は140億36百万円から106億4百万円とほぼ横ばいで推移しています。同社はコストコントロールにも優れ、収益力の高さが持続しています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の総資産は997億36百万円と前期末より272億44百万円増加しています。これは主に売上債権や棚卸資産の増加、新工場建設に伴う固定資産の増加などが要因です。一方、負債合計は341億72百万円と210億47百万円増加しましたが、純資産は655億64百万円と61億96百万円増加しており、財務基盤は健全に推移しています。

資産の部

流動資産は532億5百万円と前期末より185億99百万円増加しました。これは主に売上債権が20億6百万円、棚卸資産が37億77百万円増加したためです。一方、固定資産は465億30百万円と87億45百万円増加しており、新工場建設に伴う有形固定資産の増加が主な要因です。

負債の部

流動負債は194億75百万円と89億83百万円増加しました。これは主に設備関係電子記録債務の増加によるものです。固定負債は146億97百万円と120億64百万円増加しており、社債の発行が要因となっています。

純資産の部

純資産は655億64百万円と前期末より61億96百万円増加しています。これは親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などが主な要因です。自己資本比率は65.7%と高水準を維持しています。

ROAとROE

日本ピラー工業の収益性を示すROA(総資産経常利益率)は11.2%ROE(自己資本利益率)は11.7%となっています。前期と比べROAは0.4ポイント、ROEは0.6ポイント低下しましたが、依然として高水準を維持しています。これは同社が高い収益力と効率的な資産運用を行っていることを示しています。

キャッシュフロー

第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは公表されていませんが、前期は営業活動によるキャッシュ・フローが140億円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが92億円の支出となっています。設備投資と新工場建設に資金を投下しつつ、高い収益力から生み出される営業キャッシュ・フローにより、財務基盤は安定しています。

配当の支払額

2023年度の配当は、中間配当が1株60円、期末配当が未定となっています。前期実績では年間配当は139円と、業績に応じた高い水準の配当を実施しています。株主還元に積極的な同社の姿勢が窺えます。

今後の展望

同社は半導体・液晶関連市場や産業機器市場において、中長期的な需要拡大を見込んでおり、引き続き成長を続けていくと期待されます。また、2023年4月に連結子会社化した株式会社タンケンシールセーコウの業績も寄与し、さらなる事業拡大が期待できます。一方で、原材料価格高騰や金融引き締めなどの外部環境変化にも注意が必要です。

編集部のまとめ

日本ピラー工業株式会社の2023年度第3四半期決算は、売上高、利益ともに前年同期を上回る好調な業績となりました。電子機器関連事業、産業機器関連事業ともに伸長しており、収益性の高さが際立っています。設備投資やM&Aを通じた事業基盤の拡大、株主還元の充実など、同社の将来性を感じさせる内容でした。外部環境の不確実性はありますが、中長期的な成長が期待できる企業といえるでしょう。

日本ピラー工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日本ピラー工業株式会社の決算日は3月31日で、決算発表は6月頃、四半期報告書は2月頃に行われています。配当は1株当たり年間139円と高水準を維持しており、業績に応じて株主還元を実施しています。同社は電子機器関連事業と産業機器関連事業を両輪とする成長企業で、今後も期待が高まりそうです。

タイトルとURLをコピーしました