株式会社宮入バルブ製作所の第79期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社宮入バルブ製作所の2023年3月期第3四半期決算報告をお届けします。バルブ製造メーカーの同社は、第3四半期も売上高4,532百万円と堅調な業績を残しました。その背景には、同社製品の底堅い需要と原材料価格高騰への対応力の高さがあります。今後の持続的成長に向けて、経営陣は設備投資や新技術の開発にも意欲的に取り組んでいます。引き続き、株式会社宮入バルブ製作所の動向に注目していきましょう。

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企業情報

企業名: 株式会社宮入バルブ製作所
証券コード: 64950
決算期: 3月期

株式会社宮入バルブ製作所の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社宮入バルブ製作所の決算日は3月31日です。第3四半期決算は12月31日を基準としており、本レポートでは2023年4月1日から2023年12月31日までの第3四半期決算の内容をご紹介しています。決算発表は四半期ごとに行われ、本年2月14日に第3四半期決算が公表されました。

主な事業

株式会社宮入バルブ製作所は、高圧ガス用バルブや関連機器の製造・販売を主な事業としています。特に、液化石油ガス(LPG)容器用バルブの製造に強みを持っています。同社は1945年の創業以来、バルブ業界のパイオニアとして日本の産業発展に貢献してきました。他にも、工業用バルブや船舶用バルブなどの製品もラインナップしており、幅広い顧客層に製品を提供しています。

今期の業績と利益率は?

第3四半期累計期間の業績は、売上高4,532百万円、営業利益181百万円、四半期純利益145百万円と、ともに前年同期を上回る良好な結果となりました。利益率でみると、営業利益率は4.0%、四半期純利益率は3.2%と、着実な収益力の改善が見られます。これは、原材料価格高騰に対する柔軟な価格転嫁と、生産性向上や経費削減努力が功を奏したためです。

売上・利益の推移

過去3年間の業績の推移をみると、売上高は4,532百万円~4,722百万円で推移しており、堅調な水準を維持しています。一方、利益面では、営業利益が167百万円~181百万円、純利益が122百万円~145百万円と、着実に改善してきました。これは、事業構造改革や生産性向上の取り組みが効果を上げつつあるためです。

四半期連結貸借対照表について

株式会社宮入バルブ製作所の四半期貸借対照表は、資産が8,474百万円、負債が4,337百万円、純資産が4,136百万円となっています。資産においては、設備投資に伴う固定資産の増加が目立ちます。一方、負債では短期借入金が増加した一方で、長期借入金は減少傾向にあります。純資産も着実に積み上がっており、自己資本比率は48.8%と健全な水準を維持しています。

資産の部

資産合計は前期末比334百万円増加の8,474百万円となりました。流動資産は121百万円増の3,527百万円、固定資産は213百万円増の4,947百万円となっています。流動資産の増加は売掛金や商品在庫の増加によるものです。固定資産の増加は、主に建物や建設仮勘定の増加によるものです。

負債の部

負債合計は前期末比278百万円増加の4,337百万円となりました。これは主に、短期借入金が増加したことによるものです。一方で長期借入金は減少傾向にあり、財務基盤の安定化が進んでいます。

純資産の部

純資産合計は前期末比55百万円増加の4,136百万円となりました。利益剰余金の増加に加え、自己株式の減少が主な要因です。この結果、自己資本比率は48.8%と、健全な水準を維持しています。

ROAとROE

株式会社宮入バルブ製作所のROA(総資産経常利益率)は2.1%、ROE(自己資本当期純利益率)は3.5%となっています。前期から改善傾向にあり、収益性の向上が確認できます。これは、事業構造改革による生産性の向上や、原価管理の強化などが寄与しているためです。今後も、設備投資や新製品開発などによる成長性の向上に期待がかかっています。

キャッシュフロー

キャッシュ・フローの状況については、営業活動によるキャッシュ・フローが順調に推移しており、継続的な収益力の確保が示されています。投資活動では、設備投資に伴う支出が増加しています。財務活動では、借入金の返済と配当金の支払が主な動きとなっています。全体としては、安定した資金繰りを維持できているものと評価できます。

配当の支払額

株式会社宮入バルブ製作所の配当金は、1株当たり年2円を見込んでいます。この水準は、過去数年にわたって一貫して維持されており、株主還元の意欲が感じられます。今後も、業績の改善に合わせて、適切な配当水準の維持が期待されます。

今後の展望

株式会社宮入バルブ製作所は、新工場の建設や設備投資の拡大に取り組んでいます。これにより、生産能力の向上と製造コストの削減が見込まれます。また、アグリ事業の拡大にも力を入れており、新しい収益源の開拓に期待が持てます。一方で、独占禁止法違反の疑いをめぐる調査の行方が気がかりです。引き続き、同社の業績動向と経営戦略に注目していきましょう。

編集部のまとめ

株式会社宮入バルブ製作所は、バルブ製造のリーディングカンパニーとして、安定的な収益基盤を築いています。直近の業績は好調で、利益率の改善も進んでいます。財務面でも健全性が高く、設備投資や新事業開拓にも意欲的に取り組んでいます。一方で、独占禁止法違反疑惑の調査結果が気になるところです。今後も、同社の成長ストーリーと業界内での地位向上に注目していきましょう。

株式会社宮入バルブ製作所の決算日や配当についてまとめました。

株式会社宮入バルブ製作所の決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日を基準としています。配当は1株につき年2円と、安定した水準を維持しています。今後は設備投資やアグリ事業の展開など、成長戦略に注目が集まります。同社の動向にご期待ください。

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