株式会社ハマイの2024年第1四半期決算報告をお知らせします。株式会社ハマイは、主力製品のLPGコンテナ用バルブ事業などを手掛ける企業です。今期第1四半期の業績は前年同期比で7.8%増収となり、売上高は30億7千8百万円と好調な滑り出しとなりました。
企業情報
企業名: 株式会社ハマイ
証券コード: E01652
決算期: 12月
株式会社ハマイの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ハマイの決算日は12月31日で、第1四半期の決算は2024年3月31日となります。四半期決算は3月、6月、9月、12月の各四半期末に行っています。
主な事業
株式会社ハマイの主力事業は、LPGコンテナ用バルブの製造・販売です。その他、配管用バルブや高圧ガスバルブ、ガス関連設備機器の製造・販売、不動産賃貸事業なども手がけています。幅広い製品群を擁し、主に産業用機器向けに事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
今期第1四半期の業績は、売上高が30億7千8百万円と前年同期比7.8%増となりました。これは主力のLPGコンテナ用バルブの需要回復や、製品値上げが奏功したためです。一方で、原材料価格の高騰や人件費の増加などから営業利益は3億4千4百万円と前年同期比3.1%減となりました。
売上・利益の推移
株式会社ハマイの直近の売上高推移をみると、2023年12月期は111億3千2百万円と前期比10.7%増と好調でした。利益面では、営業利益が9億9千3百万円、経常利益が9億9千3百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が15億2千9百万円となり、全て前期比増益となりました。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ハマイの2024年3月末の四半期連結貸借対照表をみると、資産合計は220億4百万円で前期末比4.3%増となっています。流動資産は126億9千7百万円、固定資産は93億7百万円です。負債合計は59億4千4百万円で、純資産は160億6千万円と、自己資本比率は73.0%と健全な財務状況を維持しています。
ROAとROE
株式会社ハマイのROA(総資産利益率)は直近5.3%、ROE(自己資本利益率)は直近9.8%となっています。これらは同業他社と比較しても高水準であり、高い収益性と効率的な資本運用を実現しています。ROAとROEはともに直近3期連続で増加傾向にあり、事業の進捗と収益力の向上が見られます。
キャッシュフロー
株式会社ハマイの直近のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが14億1千万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが6億2千7百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが8億6千3百万円の支出となりました。全体としてキャッシュ・ポジションは改善傾向にあり、財務基盤は安定しています。
配当の支払額
株式会社ハマイは、2024年3月期の期末配当金を1株当たり25円と発表しました。前期比5円増配となっており、株主還元を強化しています。配当性向は18.3%で、企業の成長投資とバランスの取れた配当政策を実施しています。
今後の展望
株式会社ハマイは、LPGコンテナ用バルブを中心に産業機器分野での需要回復が期待されています。また、製品価格改定の浸透や、原材料価格高騰への対応などを通じ、収益力の向上にも注力しています。さらに、半導体や再生可能エネルギー関連などの成長分野への事業展開にも期待がかかっています。引き続き、企業価値の向上に努めていくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ハマイは、LPGコンテナ用バルブを中心とした産業機器分野で強みを発揮し、第1四半期は増収・増益を達成しました。財務状況も健全で、ROAやROEも高水準を維持しています。今後も成長市場への対応と収益力の向上に取り組み、企業価値の向上が期待されます。株主還元も強化しており、株主の皆様にとっても魅力的な企業といえるでしょう。
株式会社ハマイの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ハマイは12月31日が決算日で、第1四半期決算は2024年3月31日に行われました。また、2024年3月期の期末配当金は1株当たり25円と、前期比5円増配となっています。企業の成長投資と株主還元のバランスが取れた配当政策を実施しています。