東洋電機製造株式会社の第163期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

東洋電機製造株式会社の過去の決算報告からわかる通り、同社の業績は堅調に推移しています。売上高、営業利益、経常利益が前年同期から増加し、業績回復が進んでいることが分かりますね。国内の設備投資需要の持ち直しや、中国における事業拡大が奏功しているようです。また、財務体質も健全で、安定した経営基盤を築いている印象です。今後は新事業の展開や収益性の向上等に注目していきたいですね。

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企業情報

企業名: 東洋電機製造株式会社
証券コード: 65050
決算期: 5月期

東洋電機製造株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

東洋電機製造株式会社の決算期は5月期で、毎年6月1日から5月31日までの1年間が会計期間となっています。決算発表は概ね6月上旬に行われます。

主な事業

東洋電機製造株式会社は、交通事業、産業事業、ICTソリューション事業の3つの事業セグメントを有しています。交通事業では鉄道車両用電機品の製造・販売、産業事業では工場の生産設備や自動車試験装置の製造・販売、ICTソリューション事業では駅務システムのソフトウェア開発等を手掛けています。鉄道や産業設備といった社会インフラに関わる重要な製品を提供しています。

今期の業績と利益率は?

当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高が前年同期比7.2%増の148億17百万円経常利益が前年同期比181.7%増の5億56百万円と大幅に改善しました。利益率も高まっており、同業他社との競争力も高まってきていると言えるでしょう。特に交通事業と産業事業の好調が目立ちます。

売上・利益の推移

東洋電機製造の直近3期の売上高は、2022年5月期31,025百万円、2023年5月期14,817百万円(第2四半期連結累計期間)となっています。また、経常利益は2022年5月期△101百万円、2023年5月期556百万円(第2四半期連結累計期間)と大幅に改善しています。業績の回復が着実に進んでいると評価できます。

四半期連結貸借対照表について

東洋電機製造株式会社の2023年11月30日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は500億60百万円と前期末から378百万円増加しています。負債合計は248億37百万円で前期末から262百万円減少し、純資産は252億23百万円と6億40百万円増加しています。財務体質の改善が進んでいることがわかります。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が減少した一方で、投資有価証券や棚卸資産が増加しています。これは事業活動の活発化に伴う運転資金の増加や、有価証券の含み益の拡大などが要因と考えられます。

負債の部

負債の部では、仕入債務や借入金が減少しており、財務体質の改善が進んでいます。これにより、自己資本比率も50.4%と健全な水準を維持できています。

純資産の部

純資産の部では、その他有価証券評価差額金の増加により、純資産合計が増加しています。この結果、財務体質が強化され、今後の事業展開に向けた基盤が整備されつつあるといえるでしょう。

ROAとROE

東洋電機製造株式会社の2023年5月期のROA(総資産経常利益率)は1.3%、ROE(自己資本当期純利益率)は△2.3%となっています。前期から改善傾向にあり、今後の業績回復に期待が高まっています。収益性の向上と資本効率の改善に取り組むことで、株主価値の向上につなげていくことが重要です。

キャッシュフロー

当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナス101百万円となりました。これは売上債権の減少があったものの、仕入債務の減少などがあったためです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは0百万円と収支が均衡しました。財務活動によるキャッシュ・フローはマイナス576百万円となり、前期に比べ支出が増加しています。今後の資金繰りには引き続き注意が必要でしょう。

配当の支払額

東洋電機製造株式会社の2023年5月期の配当金は1株当たり30円となっています。前期と同水準の配当を維持しており、株主還元に配慮していることがわかります。今後も安定的な配当の継続が期待されます。

今後の展望

東洋電機製造株式会社は、中期経営計画「中期経営計画2026」に基づき、「新しい事業・製品の拡大」と「既存事業の徹底した収益体質の改善」に取り組んでいます。自社製品の技術開発や販売強化、事業領域の拡大などにより、持続的な成長と収益力の向上を目指しています。特に交通インフラ関連への期待が高く、今後の業績拡大が期待されます。

編集部のまとめ

東洋電機製造株式会社の決算は、前年同期比で大幅な業績改善が見られ、財務体質も健全化しています。新中期経営計画に基づきながら、交通インフラ関連の需要取り込みや収益性向上に取り組むことで、持続的な成長が期待されます。引き続き、技術開発や新事業展開に注目が集まりそうです。株主還元も安定的に行われており、株主にとっても魅力的な企業となっています。

東洋電機製造株式会社の決算日や配当についてまとめました。

東洋電機製造株式会社の決算日は6月1日~5月31日の1年間となっています。決算発表は例年6月上旬に行われます。配当金は1株当たり30円と、前期同水準を維持しています。株主還元に配慮しつつ、事業の成長にも注力している同社の動向に引き続き注目です。

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