株式会社オキサイドの最新の四半期決算報告が発表されました! この企業は光学関連の製品を手がける会社で、2023年3月から四半期連結決算を行っています。今回は2023年9月1日から11月30日までの第3四半期の業績を確認していきましょう。
企業情報
企業名: 株式会社オキサイド
証券コード: E36433
決算期: 2月期
株式会社オキサイドの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社オキサイドは2月決算で、第3四半期の決算期間は2023年9月1日から11月30日までとなっています。四半期報告書の提出先は関東財務局で、今回の報告書は2024年1月12日に提出されています。
主な事業
株式会社オキサイドは光学事業を主力として、半導体や医療機器などの分野で製品を展開しています。2023年3月にはイスラエルのRaicol Crystals Ltd.を子会社化し、新たな分野への展開も図っています。光学技術を核に、先端産業分野での事業拡大を目指しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の連結売上高は4,693百万円となり、利益では経常損失が519百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失が455百万円と赤字となっています。売上高は好調でしたが、部材不具合の影響やコスト増などから収益面では厳しい状況となりました。
売上・利益の推移
この四半期は売上は堅調に推移したものの、利益面では厳しい結果となりました。前年同期との比較ができないため正確な傾向はつかみにくいですが、短期的には収益性の改善が課題となっているようです。今後の新製品投入や生産性向上による収益力の強化が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の資産合計は19,815百万円、負債合計は15,020百万円、純資産は4,795百万円となっています。資産の主な内訳は現金・預金が2,031百万円、仕掛品が3,068百万円、のれんが2,788百万円です。負債では借入金が12,682百万円と大きな割合を占めています。
資産の部
資産の部では現金・預金や在庫、固定資産などが主な内訳となっています。特に2023年3月に子会社化したRaicol Crystals Ltd.の影響でのれんが2,788百万円と大きな部分を占めています。今後の事業成長につなげていくことが期待されます。
負債の部
負債の部では借入金が12,682百万円と大きな割合を占めています。事業拡大に向けた設備投資などで資金調達を行っているようです。今後の収益力向上により、財務体質の改善が望まれます。
純資産の部
純資産は4,795百万円で、自己資本比率は24.2%となっています。純資産の主な内訳は資本金が1,771百万円、資本剰余金が2,228百万円、利益剰余金が618百万円です。今後の利益改善と自己資本の充実が課題と言えるでしょう。
ROAとROE
当第3四半期の連結決算では赤字決算となったため、ROAやROEはマイナスの数値となっています。今後の収益力の改善と財務体質の強化により、収益性と株主資本利益率の向上が期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期のキャッシュフロー計算書は開示されていませんが、業績の推移から見ると、営業キャッシュフローはマイナスになっている可能性が高いと考えられます。今後の事業拡大に向けた設備投資や運転資金の確保が課題となるでしょう。
配当の支払額
当第3四半期では配当の支払いはありませんでした。当期純損失が計上されたため、当面の間は配当の実施は難しい状況だと思われます。今後の収益力の向上と安定的な財務基盤の構築が配当再開のカギとなるでしょう。
今後の展望
株式会社オキサイドは光学事業を中心に事業展開していますが、2023年3月にRaicol Crystals Ltd.を子会社化し、新領域への展開を図っています。半導体や医療分野など成長市場への取り組みが期待されます。今後は収益力の改善とともに、新事業分野の早期立ち上げが課題となるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社オキサイドの2023年第3四半期決算は、売上高は堅調に推移したものの収益面では赤字となりました。部材不具合の影響や生産性の低さなどから、短期的な業績回復が課題となっています。一方で、新領域事業への進出など中長期的な成長に向けた取り組みも行っています。収益基盤の強化と新事業への挑戦により、企業価値の向上につなげていくことが重要でしょう。
株式会社オキサイドの決算日や配当についてまとめました。
株式会社オキサイドは2月決算で、第3四半期の決算期間は2023年9月1日から11月30日までとなっています。現時点では配当は行われていませんが、今後の収益力改善と財務体質の強化により、配当の再開が期待されます。株主還元の充実化も課題の一つといえるでしょう。