株式会社アスタリスクの最新の決算報告書を見てみると、同社の事業に興味を持つ投資家にはうれしいニュースが満載です!
同社は、厳しい経営環境の中で着実に成長を遂げており、さらなる飛躍が期待できそうです。
企業情報
企業名: 株式会社アスタリスク
証券コード: E36860
決算期: 8月
株式会社アスタリスクの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社アスタリスクの決算日は8月31日で、決算発表は通常11月に行われます。今回の報告は2024年7月12日に行われた第18期第3四半期決算の内容です。
主な事業
株式会社アスタリスクは、スマートフォン用の無線通信リーダー「AsReader」の開発・販売を主な事業としています。
また、システム開発やITソリューションの提供、さらには賃貸事業にも取り組んでいます。
これらの事業を通じて、さまざまな業界のお客様のニーズに応えています。
今期の業績と利益率は?
今期の売上高は1,107,727千円と前年同期比9.8%の減少となりました。一方で、営業損失は238,960千円、経常損失は192,991千円、親会社株主に帰属する四半期純損失は371,937千円となっています。
利益面では厳しい結果となりましたが、新製品開発や海外展開など、将来の成長に向けた投資を行っているためです。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高は横ばいで推移しており、2023年8月期は1,958,435千円でした。一方、経常損失は年々拡大しており、2023年8月期は170,071千円の損失となっています。
これは、新製品の開発や海外展開に積極的に取り組んでいるためで、今後の収益拡大につながることが期待されます。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は2,664,601千円と、前連結会計年度末に比べ54,696千円減少しています。
主な要因は、現金及び預金の増加や売掛金及び契約資産の増加など、流動資産が増加した一方で、有形固定資産の減少や投資有価証券の減少などがあったためです。
負債の部
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は1,098,771千円と、前連結会計年度末に比べ314,377千円増加しています。
主な要因は、短期借入金の増加や長期借入金の増加などです。
純資産の部
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は1,565,829千円と、前連結会計年度末に比べ369,074千円減少しています。
これは主に、利益剰余金の減少によるものです。
ROAとROE
同社のROAは前期の△6.4%から第3四半期では△14.0%に悪化しています。
また、ROEも前期の△8.8%から第3四半期では△23.8%と大幅に低下しています。
これは、新製品開発や海外展開への積極的な先行投資により、一時的に収益性が悪化しているためです。
今後の事業拡大と収益力の向上に期待が集まっています。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は開示されていません。
ただし、現金及び預金は前連結会計年度末から140,457千円増加しており、安定した資金繰りを維持できている様子がうかがえます。
配当の支払額
株式会社アスタリスクは、創業以来配当を行っていません。
今後の業績回復と財務体質の強化を優先し、株主還元については検討中とのことです。
今後の展望
株式会社アスタリスクは、既存事業の強化と新製品の開発・販売、海外展開に注力しています。
特にスマートフォン用リーダー「AsReader」の優位性を市場に訴求し、顧客への認知向上を図るほか、新たな賞味期限管理システムなどの受注も獲得しています。
また、革新的なセミセルフレジシステムの実証実験も行うなど、積極的な投資を続けています。
今後の業績回復に向け、着実な成果が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社アスタリスクは、厳しい経営環境の中で新製品開発や海外展開などに前向きに取り組んでおり、将来的な成長が期待できる企業だと感じました。
短期的には利益面での厳しい状況が続くものの、中長期的には収益性の向上が見込まれるため、同社の株式は投資の検討対象になるかもしれません。
株式会社アスタリスクの決算日や配当についてまとめました。
株式会社アスタリスクの決算日は8月31日で、毎年11月に決算報告が行われています。
また、同社は現在のところ配当を行っておらず、業績回復と財務体質の強化に注力しているようです。
今後の業績動向に注目しながら、同社の株式を検討する投資家も多いかもしれません。