株式会社KOKUSAI ELECTRICの第9期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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株式会社KOKUSAI ELECTRICの最新の四半期決算レポートが発表されました。同社は半導体製造装置メーカーとして知られ、国内外での需要に支えられ業績を好調に伸ばしています。今回の決算では減収減益となったものの、第2四半期から回復基調にあることがわかりました。同社の事業内容や最新の業績、資産・負債などについて詳しく見ていきましょう。

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企業情報

企業名: 株式会社KOKUSAI ELECTRIC
証券コード: E37488
決算期: 2024年3月期

株式会社KOKUSAI ELECTRICの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社KOKUSAI ELECTRICの決算日は3月31日で、決算発表は2024年2月9日に行われています。同社の決算期は2024年3月期で、1年に4回四半期決算を発表しています。

主な事業

株式会社KOKUSAI ELECTRICは、半導体製造装置の製造・販売・据付・保守サービスを主な事業内容としています。同社は長年の歴史と実績を持ち、国内外のスマートフォンやパソコンなどの電子機器メーカーに幅広く製品を提供しています。特にDRAM、Logicといった半導体デバイスの製造に関する投資に強みを持っています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の業績は、売上収益1,316億61百万円(前年同期比29.1%減)営業利益240億62百万円(同46.4%減)親会社の所有者に帰属する四半期利益167億27百万円(同47.7%減)と、前年同期と比べ減収減益となりました。主な要因は、NANDに対する投資抑制の影響によるものです。しかし、第2四半期を底に業績は回復基調にあり、当第3四半期の売上収益営業利益率は8.0%と前四半期から改善が見られています。

売上・利益の推移

最近の売上高と利益の推移をみると、2023年3月期売上5,589億円、営業利益560億円と好業績でしたが、当期は上述の通り前年同期比減収減益となりました。ただし、第1四半期から徐々に改善していることから、今後の回復が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

資産の部

当第3四半期末の総資産は3,711億93百万円で、前期末比9億30百万円の増加となりました。主な変動要因は、将来の部材確保による棚卸資産の増加196億23百万円、新工場建設による有形固定資産の増加147億81百万円などです。一方で、現金及び現金同等物の減少195億55百万円営業債権及びその他の債権の減少102億58百万円も見られました。

負債の部

負債合計は1,908億39百万円で、前期末より185億43百万円減少しました。主な要因は、契約負債の減少44億91百万円未払法人所得税の減少43億38百万円営業債務及びその他の債務の減少40億13百万円借入金の減少30億円などです。

純資産の部

純資産は1,803億54百万円となり、前期末より194億73百万円増加しました。主な内訳は、利益剰余金の増加170億25百万円その他の資本の構成要素の増加21億13百万円などによるものです。

ROAとROE

同社のROA(総資産利益率)は前期の11.4%から当期5.7%に低下し、ROE(自己資本利益率)も前期の28.0%から当期12.3%に下がりました。これは主に減収減益となった影響で、一時的な低下と見られます。今後の業績回復に伴い、収益性も改善されていくものと期待されます。

キャッシュフロー

当第3四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが69億52百万円の支出(前年同期は168億19百万円の収入)となりました。主な要因は、棚卸資産の増加187億38百万円営業債務の減少144億73百万円などです。また、投資活動によるキャッシュ・フローは106億36百万円の支出で、主に有形固定資産の取得によるものです。現金及び現金同等物の当第3四半期末残高は864億98百万円となっています。

配当の支払額

同社の配当については、2024年3月期の年間配当金は1株当たり未定となっています。前期の年間配当金は1株当たり85円でした。業績動向を見極めながら、株主還元策について検討されるものと思われます。

今後の展望

今後の事業環境は、スマートフォンやパソコンなどの電子機器需要が低調な中、半導体デバイス市場では在庫調整が進み、メモリデバイスの単価上昇が見られるなど、一部に明るい兆しが出てきています。中長期的には、5G、AI、IoT、DXの拡がりなどによるデータセンター投資環境負荷低減への投資(GX)などを背景に、半導体関連市場の大きな成長が期待されています。

編集部のまとめ

株式会社KOKUSAI ELECTRICは、半導体製造装置事業を中心に安定した事業基盤を築いてきた企業です。足元での業績は減収減益となったものの、第2四半期を底に回復傾向にあり、中長期的な成長が期待できそうです。今後の株主還元策にも注目が集まりそうです。ロシア・ウクライナ情勢やグローバルな経済環境の動向を注視しつつ、同社の事業展開に注目していきましょう。

株式会社KOKUSAI ELECTRICの決算日や配当についてまとめました。

株式会社KOKUSAI ELECTRICの決算日は3月31日で、2024年2月9日に2024年3月期第3四半期の決算を発表しました。同社の配当については、2024年3月期の年間配当金は1株当たり未定となっています。前期は1株当たり85円の配当を実施しました。同社の業績回復に伴い、株主への還元についても検討が行われると期待されます。

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