株式会社ツナググループ・ホールディングスの2023年9月期第1四半期決算報告が公表されました。売上高は3,875.8百万円と前年同期比で10.2%の増収となり、営業利益は124.5百万円と189.9%の大幅な増益になりました。人手不足に対する顧客ニーズに応えることができ、各事業セグメントが好調に推移した結果です。
企業情報
企業名: 株式会社ツナググループ・ホールディングス
証券コード: E33272
決算期: 9月期
株式会社ツナググループ・ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ツナググループ・ホールディングスの決算日は9月30日となっています。決算短信の公表時期は、第1四半期決算が2月14日、本決算が11月中旬頃になります。
主な事業
株式会社ツナググループ・ホールディングスは、人材サービス事業を中心に展開しています。主な事業セグメントは、ヒューマンキャピタル事業(RPO、DXリクルーティングなど)とスタッフィング事業(人材派遣、紹介、コンビニ運営など)です。また、その他事業として、グループ会社への経営管理や業務受託などを行っています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高3,875.8百万円、営業利益124.5百万円と前年同期比で増収増益となりました。売上高営業利益率は3.2%で、前年同期の1.2%から大幅に改善しました。人手不足に関する顧客ニーズに柔軟に対応できたことが主な要因です。
売上・利益の推移
近年の推移を見ると、売上高は堅調に伸び続けており、今期第1四半期も3,875.8百万円と前年同期比10.2%の増収となりました。また、営業利益も増加傾向にあり、今期第1四半期は124.5百万円と大幅な増益となりました。収益性の向上にもつながっています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が4,815.5百万円、負債合計が3,172.0百万円、純資産合計が1,643.5百万円となっています。前期末から資産が260.8百万円増加、負債が250.5百万円増加、純資産が10.2百万円増加しています。
資産の部
主な資産は、現金及び預金1,045.4百万円、売掛金1,375.3百万円、無形固定資産1,109.0百万円などとなっています。前期末から232.7百万円の増加となりました。
負債の部
主な負債は、短期借入金800.0百万円、長期借入金299.5百万円などです。前期末から250.5百万円増加しています。
純資産の部
純資産は、主に資本金701.1百万円、資本剰余金609.2百万円、利益剰余金229.9百万円となっています。前期末から10.2百万円増加しています。
ROAとROE
当第1四半期のROAは1.6%、ROEは4.7%となっています。前年同期からROAは0.6ポイント、ROEは1.5ポイントそれぞれ改善しており、収益性の向上が見られます。事業の成長と収益力の向上により、両指標とも上昇傾向にあります。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは232.7百万円のプラスとなっており、堅調な業績を反映しています。投資活動によるキャッシュ・フローは△165.0百万円、財務活動によるキャッシュ・フローは144.9百万円となっています。全体として232.7百万円のキャッシュ増加となりました。
配当の支払額
当第1四半期の配当金については、前期末の1株あたり8.00円の配当が実施されています。株主還元にも積極的に取り組んでいることがわかります。
今後の展望
今後の業績見通しについては、人手不足が続く中で、RPO(採用代行)サービスや派遣・紹介事業の需要が高まることが期待されています。また、経済活動の正常化に伴う人材需要の回復も追い風となるでしょう。引き続き、収益性の向上に注力していく方針です。
編集部のまとめ
株式会社ツナググループ・ホールディングスは、人手不足に悩む企業のニーズに適切に対応し、売上高と営業利益を伸ばすことに成功しました。ROAやROEなど収益性指標も改善傾向にあり、中長期的な成長が期待できる企業といえるでしょう。今後も人材サービス需要の高まりを捉えつつ、収益性の向上に注力していくことが重要です。
株式会社ツナググループ・ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ツナググループ・ホールディングスの決算日は9月30日、第1四半期の決算短信は2月14日に公表されています。直近の配当は、前期末に1株当たり8.00円の配当が実施されました。今後も安定的な株主還元が期待できる企業です。