株式会社ジーニーの2023年度第3四半期決算が発表されました。2023年12月期の決算概要をご紹介します。
企業情報
企業名: 株式会社ジーニー
証券コード: 65620
決算期: 2023年12月期
株式会社ジーニーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ジーニーは12月決算の企業です。第3四半期の決算発表が2024年2月13日に行われました。
主な事業
株式会社ジーニーは、インターネット広告プラットフォームを中心に事業を展開しています。広告プラットフォーム事業、マーケティングSaaS事業、海外事業の3つのセグメントで構成されます。広告配信の最適化や分析、顧客管理やマーケティングオートメーション等、幅広い事業展開を行っています。
今期の業績と利益率は?
第3四半期の業績は、売上収益5,892百万円(前年同期比24.9%増)、営業利益1,236百万円(前年同期比54.1%増)と好調に推移しました。特に、マーケティングSaaS事業が43.3%増と大幅な伸びを示しました。
売上・利益の推移
売上収益は年々増加傾向にあり、第3四半期までの累計では5,892百万円となりました。利益面でも、営業利益、税引前四半期利益、四半期利益いずれも増加基調にあります。インターネット広告市場の拡大やSaaSビジネスの成長が業績を牽引しています。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の総資産は18,431百万円となり、前連結会計年度末に比べて576百万円増加しました。
資産の部
流動資産は5,789百万円と前期末比118百万円増加しました。主な増加は営業債権の増加506百万円です。非流動資産は12,641百万円と前期末比458百万円増加しました。のれんが504百万円増加したことなどが主な要因です。
負債の部
負債合計は11,956百万円と前期末比865百万円減少しました。借入金が205百万円減少したほか、リース負債が245百万円減少しました。
純資産の部
純資産合計は6,475百万円と前期末比1,441百万円増加しました。親会社の所有者に帰属する四半期利益が861百万円増加、換算差額が569百万円増加したことが主な要因です。
ROAとROE
株式会社ジーニーのROAは4.7%、ROEは13.3%となりました。ROAは前期末比0.6ポイントの上昇、ROEは前期末比2.8ポイントの上昇となっています。利益率の改善と自己資本の充実が進んでいることがわかります。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは656百万円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは569百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは465百万円の支出となっています。全体として456百万円の減少となりました。
配当の支払額
当期の配当金については、未定となっています。過去の実績もありませんので、配当に関しての情報は開示されていません。
今後の展望
株式会社ジーニーは、2023年度から2025年度までの中期経営計画を策定しています。「誰もがマーケティングで成功できる世界を創る」、「日本発の世界的なテクノロジー企業となり、日本とアジアに貢献する」というパーパスのもと、長期的な高成長を目指していきます。今後も注目の企業といえるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社ジーニーの2023年12月期第3四半期の決算は順調に推移しました。特に、マーケティングSaaSなどのサービスが好調で、売上高、利益ともに伸長しています。中期経営計画を策定し、長期的な成長を目指す同社に注目が集まっています。今後の展開にも期待が高まります。
株式会社ジーニーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ジーニーは12月決算の企業で、第3四半期決算は2024年2月13日に発表されました。配当については2023年12月期は未定となっています。今後の配当動向にも注目していきたいと思います。