株式会社みらいワークスの第1四半期決算が発表されました。IT・テクノロジー分野で、プロフェッショナル人材の紹介や人材育成などのサービスを展開する同社は、売上高が前年同期比20.4%増と好調な業績を収めています。注目すべきは、事業が順調に推移したことで営業利益が59.8%増と大幅な伸びを示した点です。今後の企業成長に期待が高まっています。
企業情報
企業名: 株式会社みらいワークス
証券コード: 65630
決算期: 第1四半期(2023年10月1日 – 2023年12月31日)
株式会社みらいワークスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社みらいワークスの決算は毎年9月30日に行われています。第1四半期はその決算期の初めの3ヵ月間(10月1日 – 12月31日)の業績を表す決算となります。
主な事業
株式会社みらいワークスは、「プロフェッショナル人材が挑戦するエコシステムを創造する」というビジョンの下、プロフェッショナル人材向けのさまざまなサービスを展開しています。人材紹介や人材育成、キャリアプラットフォームの運営などが主な事業内容です。IT・テクノロジー分野を中心に、人生100年時代における新しい働き方を支援することを目指しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の売上高は23.63億円と前年同期比20.4%増加しました。利益面では、営業利益は5.31億円(前年同期比59.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1.99億円(前年同期比5.7%増)と好調な結果となっています。主力事業であるプロフェッショナル・エージェント事業が順調に推移したことが要因です。
売上・利益の推移
株式会社みらいワークスは、2022年10月期から2023年9月期にかけて売上高が16.9%増加しており、順調に事業を成長させてきました。利益面でも、営業利益は59.8%増、親会社株主に帰属する当期純利益は5.7%増と、堅調な推移を示しています。プロフェッショナル人材向けサービスの需要が高まっているため、今後も安定的な業績成長が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
株式会社みらいワークスの四半期連結貸借対照表では、資産が27.51億円、負債が15.80億円、純資産が11.71億円となっています。前期末と比べて、資産は5.24%増加、負債は2.09%増加、純資産は1.73%増加しています。資産の増加は主に売掛金が増加したことによるものです。また、負債の増加は買掛金が増加した一方で、未払法人税等や賞与引当金が減少したことによるものです。
資産の部
資産の部では、流動資産が21.09億円と全体の77.0%を占めています。主な内訳は、現金及び預金が8.83億円、売掛金及び契約資産が11.50億円などとなっています。一方、固定資産は6.42億円で、その大部分は無形固定資産のうちのれんが3.76億円となっています。
負債の部
負債の部では、流動負債が15.80億円と全体の100%を占めています。主な内訳は、買掛金が12.56億円、未払法人税等が0.19億円、賞与引当金が0.31億円などとなっています。長期借入金などの固定負債はありません。
純資産の部
純資産の部では、株主資本が11.71億円となっています。資本金は0.77億円、資本剰余金は3.78億円、利益剰余金は7.41億円となっています。自己株式は0.25億円となっています。
ROAとROE
株式会社みらいワークスのROA(総資産利益率)は年間3.8%程度で推移しています。また、ROE(自己資本利益率)は年間6.0%程度で推移しています。これらの指標は、企業の収益性と効率性を示す重要な経営指標ですが、同社は業界平均を上回る水準を維持しており、健全な経営状況にあると評価できます。今後も安定的な利益成長を続けることで、株主価値の向上につなげていくことが期待されます。
キャッシュフロー
株式会社みらいワークスのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが安定的に創出されており、2022年度は12.9億円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなっていることから、事業拡大に向けた投資が行われているものと推測されます。全体としてキャッシュの保有水準は健全に推移しており、今後の事業展開に必要な資金の確保が期待できます。
配当の支払額
株式会社みらいワークスは、これまで安定した利益を確保してきたものの、配当金の支払実績はない状況です。内部留保の充実を優先して、事業の成長と収益力の向上に注力しているものと考えられます。今後、株主還元策の検討も視野に入れつつ、企業価値の持続的な向上を図っていくことが期待されます。
今後の展望
株式会社みらいワークスは、人生100年時代における新しい働き方を支援するという経営理念の下、プロフェッショナル人材向けのサービス事業を展開しています。今後もDXの推進やテレワークの普及、地方創生の注目など、同社の事業領域が拡大していくと期待されます。各事業分野における顧客基盤の拡大や新サービスの開発など、さらなる事業拡大と収益力の向上に取り組んでいくことが重要となります。
編集部のまとめ
株式会社みらいワークスは、IT・テクノロジー分野を中心とした人材サービス事業を展開し、順調な業績を維持しています。第1四半期決算では、売上高、営業利益、純利益のいずれも前年同期を上回る結果となりました。人材不足の深刻化や働き方改革の進展などを背景に、同社の事業領域が広がりを見せており、今後も安定的な成長が期待できそうです。配当については、事業投資を優先している状況ですが、株主還元策の検討も今後の課題といえるでしょう。
株式会社みらいワークスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社みらいワークスの決算日は毎年9月30日で、直近の第1四半期決算(2023年10月1日~12月31日期間)が好調な結果となりました。一方で、配当金の支払実績はない状況です。今後、株主還元策の見直しにも注目が集まるでしょう。同社は人材サービス分野で着実に業績を伸ばしている企業であり、中長期的な成長が期待されます。