キュービーネットホールディングスの決算が発表されました!ヘアカット事業を中心とした同社の今期の成績をご紹介しましょう。売上は前年同期から11.1%増加し、18,274百万円と順調に推移。営業利益も28.7%増の1,660百万円となりました。
企業情報
企業名: キュービーネットホールディングス株式会社
証券コード: E33838
決算期: 2023年6月期
キュービーネットホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
キュービーネットホールディングス株式会社の決算は年1回の6月決算となっています。今回は2023年6月期第3四半期の決算を発表しました。
主な事業
キュービーネットホールディングス株式会社は、ヘアカットサービスを中心とした事業を展開しています。国内外に多数の店舗を展開し、シェアの拡大を図っています。 また、フランチャイズ事業も行っており、ブランド力の強化にも力を入れています。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は好調で、売上収益は18,274百万円と前年同期比11.1%の増加となりました。営業利益は1,660百万円と28.7%の増益となっています。利益率は9.1%となり、前年同期に比べ1.3ポイントの改善が見られました。
売上・利益の推移
売上収益は3年連続で増加しており、営業利益も増益傾向にあります。 売上高は前期に続き1,800億円台を維持し、営業利益も160億円近くまで回復してきました。海外事業の好調や国内のスタイリスト採用力向上などが寄与しています。
四半期連結貸借対照表について
同社の資産は31,547百万円となり、前期末から439百万円増加しました。流動資産は5,921百万円、非流動資産は25,626百万円と、資産の大半は非流動資産が占めています。 一方、負債は17,732百万円と前期末から501百万円減少しました。
資産の部
資産の中ではのれんが15,430百万円と最も大きな割合を占めています。 また、使用権資産が5,856百万円と、店舗展開に伴う設備投資が進んでいることがうかがえます。
負債の部
負債の部では借入金が8,387百万円となっています。このうち、長期借入金が7,095百万円と大半を占めています。 短期借入金は1,292百万円まで減少しました。
純資産の部
純資産は13,815百万円と前期末から941百万円増加しました。利益剰余金の増加が主な要因です。自己資本比率は43.8%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは4.5%、ROEは8.4%となっています。前年同期に比べROAは1ポイント、ROEは1.2ポイントそれぞれ改善しました。 収益性の向上と資本効率の改善が進んでいるといえます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは3,388百万円の収入となりました。一方、投資活動による支出は530百万円、財務活動による支出は3,295百万円となっています。 設備投資やリース返済などにより現金は減少したものの、営業が順調に推移したことで手元流動性は確保できています。
配当の支払額
同社は年1回の配当を実施しており、今期は1株当たり20円の配当を行う予定です。前期に比べ10円の増配となります。株主還元を強化していく方針のようです。
今後の展望
今後は店舗展開の加速に注力していく方針です。人材の確保・定着率の向上にも力を入れ、店舗数の増加と収益性の向上を目指します。 海外事業の成長も期待されており、全体としての更なる業績拡大が期待されます。
編集部のまとめ
キュービーネットホールディングスの2023年6月期第3四半期決算は、売上・利益ともに前年同期を上回る好調な結果となりました。 店舗展開や人材育成に積極的に取り組んだことが功を奏し、国内外で着実に成長を遂げている様子がうかがえます。 今後の更なる企業価値向上に期待が高まります。
キュービーネットホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
同社の決算は年1回の6月決算で、今回は2023年6月期第3四半期の決算を発表しました。配当は1株当たり20円を予定しており、前期から10円の増配となります。収益力の向上と株主還元の強化が進んでいることがわかります。