この株式会社コンヴァノの決算報告書を見ると、同社がネイル事業やメディア事業を中心に業績を伸ばしていることがわかります。売上収益は前年同期比15.9%増と大幅に増加し、営業利益も前年同期の赤字から黒字転換を果たしています。特に、ネイル事業のネイルサービスの提供が好調だったことが業績拡大の要因です。
企業情報
企業名: 株式会社コンヴァノ
証券コード: E33864
決算期: 2023年3月期
株式会社コンヴァノの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社コンヴァノの決算日は3月31日で、第3四半期(2023年10月1日〜12月31日)の決算を発表しました。主な決算スケジュールは、2月14日に第3四半期報告書を提出しています。
主な事業
株式会社コンヴァノは、ネイルサロン事業とメディア事業を展開しています。ネイルサロン事業では、全国に店舗を構え、ネイルサービスの提供や関連商品の販売を行っています。メディア事業では、同社のネイルサロンの店舗網を活かし、企業に対して広告サービスを提供しています。特に、ネイルサービスの提供が大きな収益の柱となっています。
今期の業績と利益率は?
今期(2023年4月1日〜12月31日)の業績は売上収益が1,978百万円と前年同期比15.9%の増収となり、営業利益も97百万円と黒字転換しました。売上の伸びが大幅で、営業利益率は4.9%と良好な水準となっています。
売上・利益の推移
最近3年間の業績推移を見ると、2022年3月期は新型コロナウイルスの影響で売上が減少し、営業損失となりましたが、2023年3月期には売上が回復し、営業利益に転換しています。今期も引き続き売上増加と収益性の改善が続いていることが分かります。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月末の総資産は2,598百万円で、前期末比63百万円増加しました。資産の主な内訳は、現金及び預金が400百万円、のれんが650百万円などです。一方、負債は1,722百万円で、前期末比2百万円増加しています。
資産の部
流動資産は658百万円で、現金及び預金が400百万円、営業債権が170百万円などです。非流動資産は1,940百万円で、のれんが650百万円、無形資産が536百万円などが主な内訳です。
負債の部
流動負債は1,052百万円で、短期借入金が500百万円などが主な内訳です。非流動負債は670百万円で、長期借入金が420百万円などが主な内訳です。
純資産の部
純資産は876百万円で、自己資本比率は33.7%となっています。利益剰余金が816百万円と、着実に積み上がっていることがわかります。
ROAとROE
ROAは前期の3.2%から3.7%に上昇し、ROEも前期の△6.7%から6.8%に大きく改善しています。これは、売上と利益の大幅な改善により、資産効率と株主資本効率が向上したことが要因です。今後も収益力の強化によりさらなる改善が期待されます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは293百万円のプラスとなり、前年同期比大幅に改善しています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは58百万円のマイナスで、財務活動は234百万円のマイナスとなりました。結果、現金及び現金同等物は400百万円となっています。
配当の支払額
今期は無配となっていますが、収益力の改善に伴い、今後の配当再開が期待されます。今後の株主還元策に注目が集まっています。
今後の展望
同社は市場でのシェア拡大に向けて、新規出店やWebやアプリを通じた集客強化に注力しています。また、ネイリストの採用・育成にも力を入れ、人手不足の解消と生産性向上にも取り組んでいます。これらの施策により、さらなる業績拡大が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社コンヴァノは、新型コロナの影響からの回復と収益改善を果たし、ネイル事業を中心に着実な業績拡大を遂げている企業です。今後も新規出店やDX化などの成長戦略を推進し、さらなる飛躍が期待されます。株主還元策にも注目が集まるところです。
株式会社コンヴァノの決算日や配当についてまとめました。
株式会社コンヴァノの決算日は3月31日で、第3四半期決算(2023年10月〜12月期)の報告を行いました。今期は無配となっていますが、今後の収益力向上に伴い、株主還元の再開に期待が寄せられています。