JАLCOホールディングス株式会社が第3四半期の決算報告を公開しました。同社は不動産賃貸やレンディングなどを手掛ける企業で、今期も安定した業績を上げてきています。売上高は前年同期比101.0%増の81億41百万円と大幅に伸長しました。利益面でも経常利益が前年同期比29.9%減の14億52百万円となりましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比16.3%増の17億4百万円と好調を維持しています。今後もアミューズメント関連の不動産事業を中心に好業績が期待できそうです。
企業情報
企業名: JALCOホールディングス株式会社
証券コード: 6250
決算期: 3月期
JALCOホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
JАLCOホールディングス株式会社の決算日は3月31日で、通常4月初旬に年間決算を発表し、5月中旬に株主総会を開催しています。また、四半期ごとに業績報告を行っており、今回は2023年12月31日までの第3四半期決算の内容となっています。
主な事業
JАLCOホールディングス株式会社は、不動産事業、貸金事業、M&Aコンサルティング事業の3つを主要事業としています。不動産事業では、アミューズメント施設やホテル、商業施設などの賃貸・売買を手掛け、貸金事業ではソーシャルレンディングにも取り組んでいます。M&Aコンサルティング事業では、アミューズメント業界を中心に企業再編の仲介を行っています。
今期の業績と利益率は?
JАLCOホールディングス株式会社の当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が81億41百万円と前年同期比101.0%と大幅に増加しました。利益面でも、経常利益が14億52百万円となり、前年同期比29.9%減となりました。一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益は17億4百万円と、前年同期比16.3%増と好調な結果となっています。
売上・利益の推移
JАLCOホールディングス株式会社の売上高は、前期に物件取得やM&Aなどを行ったことで大きく伸びてきています。売上高は前年同期比101.0%増の81億41百万円となりました。利益面でも、経常利益が前年同期比29.9%減の14億52百万円と高水準を維持しており、親会社株主に帰属する四半期純利益も前年同期比16.3%増と好調な推移となっています。
四半期連結貸借対照表について
JАLCOホールディングス株式会社の当第3四半期連結会計期間末の貸借対照表は、資産が570億62百万円、負債が404億11百万円、純資産が166億50百万円となっています。前期末と比べて資産が9億38百万円増加し、負債が89百万円減少、純資産が10億28百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が前期末比43億30百万円増の160億45百万円、固定資産は33億92百万円減の410億16百万円となっています。流動資産の増加は受取手形及び売掛金の増加や販売用不動産の増加が主な要因です。一方、固定資産の減少は賃貸用不動産の販売用不動産への振替などによるものです。
負債の部
負債の部では、流動負債が前期末比14億99百万円増の84億47百万円、固定負債は15億89百万円減の319億64百万円となっています。流動負債の増加は短期借入金や1年内返済予定の長期借入金の増加が主な要因です。固定負債の減少は長期借入金の減少などによるものです。
純資産の部
純資産の部では、前期末比10億28百万円増の166億50百万円となっています。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益17億4百万円の計上と、配当による利益剰余金の減少6億34百万円によるものです。
ROAとROE
JАLCOホールディングス株式会社のROAは前年同期の5.2%から当期3.5%へと低下しています。一方、ROEは前年同期の14.1%から当期13.6%と、ほぼ横ばいとなっています。総資産が増加する中、利益率が低下したことがROAの低下の主因と考えられます。今後はさらなる収益力の向上が課題となっています。
キャッシュフロー
JАLCOホールディングス株式会社の当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況につきましては、四半期連結キャッシュ・フロー計算書の作成を省略しているため、開示されていません。ただし、四半期連結財務諸表においては、営業活動、投資活動、財務活動それぞれにおけるキャッシュ・フローの状況が示されています。今後の動向に注目が集まるところです。
配当の支払額
JАLCOホールディングス株式会社の当第3四半期連結累計期間における配当については、2023年5月12日の取締役会決議に基づき、1株当たり6円の配当を実施しています。この配当金の総額は6億34百万円となっています。今後の利益動向次第で配当額の変更も考えられます。
今後の展望
JАLCOホールディングス株式会社は、アミューズメント業界に関連する不動産事業、貸金事業、M&Aコンサルティング事業をコア事業と位置付け、経営資源を集中させる方針です。具体的には、賃貸用不動産の積極的な取得や、大型M&A案件の組成などに取り組んでいく予定です。また、保有不動産の有効活用を図るため、販売用不動産の売却も推進していきます。これらの施策を通じて、今後も安定的な収益の確保と企業価値の向上を目指していきます。
編集部のまとめ
JАLCOホールディングス株式会社の第3四半期決算は、売上高や利益の面で概ね良好な結果となりました。今期はアミューズメント施設やホテル、商業施設の取得などが業績に寄与しており、M&Aコンサルティング事業でも収益が期待できるとのことです。今後も不動産事業を中心に成長戦略を進めていく方針で、株主還元にも注力していく姿勢が窺えます。引き続き同社の動向に注目していきたいと思います。
JALCOホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
JALCOホールディングス株式会社の決算は3月31日に行われ、通常4月初旬に年間決算を発表し、5月中旬に株主総会を開催しています。また、四半期ごとに業績報告を行っており、今回は2023年12月31日までの第3四半期決算の内容でした。同社は1株当たり6円の配当を行っており、今後の業績次第で配当額の変更もあり得るようです。引き続き同社の動向にご注目ください。