株式会社ネクスグループの2023年12月1日から2024年2月29日までの第1四半期決算報告が公開されました。新型コロナウイルス感染症の影響で経済活動が回復基調にある一方、原材料価格の高騰などで先行きは依然不透明な状況です。そんな中、ネクスグループではM&Aを活用した収益力強化や、メタバース・デジタルコンテンツ事業の拡大に取り組んでいます。
企業情報
企業名: 株式会社ネクスグループ
証券コード: E05702
決算期: 11月30日
株式会社ネクスグループの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ネクスグループの決算日は11月30日で、第1四半期の決算期間は2023年12月1日~2024年2月29日となっています。
主な事業
株式会社ネクスグループは、IoT関連事業、メタバース・デジタルコンテンツ事業、暗号資産・ブロックチェーン事業を主な事業領域としています。IoT関連事業では自動車テレマティクスやAIソリューションなどを手掛け、メタバース・デジタルコンテンツ事業では電子書籍やWebコミックなどのデジタルコンテンツの配信を行っています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高250百万円、営業損失55百万円と予算通りの推移となりました。一方で、通期の業績は予算通りに黒字を確保する見通しです。
売上・利益の推移
直近の第1四半期の売上高は250百万円と前年同期比5.6%減となりました。利益面では、営業損失55百万円、経常損失56百万円を計上しました。しかし、通期では予算通りに黒字化する見込みです。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の財政状態は、資産が3,157百万円、負債が115百万円、純資産が3,042百万円となっています。資産は前期末比で77百万円増加しており、負債は3百万円減少しています。
資産の部
資産の主な変動は、現金及び預金が165百万円減少しましたが、商品が38百万円増加、投資有価証券が139百万円増加、売掛金が58百万円増加したことによるものです。
負債の部
負債の主な変動は、支払手形及び買掛金が5百万円増加、社債が20百万円増加しましたが、未払法人税が12百万円減少したことによるものです。
純資産の部
純資産は3,042百万円となり、前期末比で80百万円増加しています。この主な要因は、利益剰余金が60百万円減少した一方で、その他有価証券評価差額金が139百万円増加したことによるものです。
ROAとROE
ROAとROEについては、当第1四半期の業績悪化により低下している可能性がありますが、通期では予算通りに回復する見通しです。今後は収益力の強化によりROA、ROEの改善を目指していきます。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュフローについては、営業活動によるキャッシュフローが赤字となったものの、財務活動によるキャッシュインフローを確保できたことから、現金及び預金は165百万円減少した見通しです。今後は収益の安定化とキャッシュフローの改善に注力していきます。
配当の支払額
当第1四半期では配当の支払いは行われていません。通期の業績次第では、配当の検討をしていく可能性があります。
今後の展望
ネクスグループでは、M&Aを活用した収益力の強化や、メタバース・デジタルコンテンツ事業の拡大に取り組んでいきます。また、NCXC(ネクスコイン)の価値向上に向けた取り組みも進めています。これらの施策を通じて、中期的な収益の安定化と向上を目指していきます。
編集部のまとめ
ネクスグループの第1四半期決算は、一時的な損失計上となったものの、通期の業績は予算通りに黒字化する見通しです。今後はM&Aによる収益力の強化やメタバース・デジタルコンテンツ事業の拡大に注力し、企業価値の向上に取り組んでいきます。短期的な業績の振れはあるものの、中長期的な成長戦略を着実に実行していくことが重要だと考えられます。
株式会社ネクスグループの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ネクスグループの決算日は11月30日で、第1四半期の決算期間は2023年12月1日~2024年2月29日となっています。また、当第1四半期では配当の支払いは行われていませんが、通期の業績次第では、配当の検討をしていく可能性があります。