I‐PEX株式会社の最新の決算報告を分析しました!売上高は前年同期比12.5%増加し、営業利益も改善するなど、好調な業績を残していることがわかりました。この企業は電気・電子部品、自動車部品、設備の3つの事業を展開しており、中でもコネクタやセンサ、自動車向けの製品が伸びてきています。今後は半導体市場の動向に注目していく必要がありそうですが、全体としては順調な滑り出しとなっています。
企業情報
企業名: I‐PEX株式会社
証券コード: 66400
決算期: 12月期
I‐PEX株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
I‐PEX株式会社の決算期は12月期です。通期決算の3月と第1四半期決算の5月に決算報告書を発表しています。
主な事業
I‐PEX株式会社は電気・電子部品事業、自動車部品事業、設備事業の3つの事業を展開しています。主力製品はコネクタ、センサ、成形・組立部品、半導体製造設備などで、幅広い分野で強みを発揮しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は売上高が14,668百万円と前年同期比12.5%増加しました。営業利益は422百万円と前年同期の営業損失から大幅に改善しています。利益率も高い水準を維持できています。
売上・利益の推移
I‐PEX株式会社は、電気・電子部品事業とHDD関連部品の需要回復によって、売上高を伸ばしてきました。利益面でも、自動車部品事業の業績が好調で、全体の収益性を押し上げています。今後は、半導体市場の動向に左右されるところが大きいので注意が必要です。
四半期連結貸借対照表について
I‐PEX株式会社の財務状況は健全に推移しています。資産は前期末から2,317百万円増加し、93,920百万円となりました。負債も1,136百万円増加の34,351百万円ですが、自己資本比率は63.3%と高水準を維持しています。
資産の部
総資産は前期末から2,317百万円増加し、93,920百万円となりました。現金及び預金が1,592百万円増加したほか、製品が659百万円増加しています。
負債の部
負債は1,136百万円増加の34,351百万円となりました。主な増加要因は、長期借入金635百万円、賞与引当金543百万円の増加です。
純資産の部
純資産は1,181百万円増加し、59,569百万円となりました。為替換算調整勘定が1,264百万円増加したことが主な要因です。
ROAとROE
I‐PEX株式会社のROAは前期末の0.9%から今期第1四半期では0.3%と低下しています。一方でROEは前期末の2.2%から今期第1四半期では0.5%と改善傾向にあります。売上高と利益の回復が進んでいることが要因と考えられます。今後の業績動向に注目しましょう。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュフローは1,736百万円のプラス、投資活動によるキャッシュフローは670百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュフローは528百万円のプラスとなっています。全体としてキャッシュ水準は改善しており、健全な財務基盤が維持されています。
配当の支払額
I‐PEX株式会社は年間20円の配当を実施しています。第1四半期では371百万円の配当金を支払っており、株主還元に努めています。配当性向は過去3期では30%前後で推移しています。
今後の展望
I‐PEX株式会社は電気・電子部品事業と自動車部品事業を中心に業績を伸ばしていく方針です。半導体市場の動向に影響を受けますが、新製品の開発や、IoT、自動運転関連の需要取り込みに注力することで、持続的な成長を目指していきます。
編集部のまとめ
I‐PEX株式会社の最新決算は、ポジティブな結果となりました。売上高、営業利益ともに増加し、財務状況も健全に推移しています。半導体関連の需要動向が不透明ではありますが、電気・電子部品事業や自動車部品事業の堅調な推移により、今後の業績にも期待が持てます。株主還元も着実に行われているため、同社の株式は投資家からも注目されるところでしょう。
I‐PEX株式会社の決算日や配当についてまとめました。
I‐PEX株式会社の決算期は12月期で、通期決算は3月、第1四半期決算は5月に発表されています。また、年間20円の配当を実施しており、株主還元にも積極的に取り組んでいることがわかりました。