株式会社戸上電機製作所の決算情報が公開されました!電気機器メーカーである同社は、配電用自動開閉器や配電盤、システム機器などの需要が好調に推移し、売上高、利益ともに増加しています。経営改善の取り組みも奏功しており、この先の業績にも期待がかかります。
企業情報
企業名: 株式会社戸上電機製作所
証券コード: 66430
決算期: 2023年3月期
株式会社戸上電機製作所の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社戸上電機製作所の決算日は3月31日です。そのため、決算期は2023年3月期となります。四半期決算は、6月30日、9月30日、12月31日、3月31日の年4回行われています。
主な事業
株式会社戸上電機製作所は電気機器製造を主な事業としています。具体的には、産業用配電機器の製造・販売、プラスチック成形加工、金属加工などを手掛けています。特に、配電用自動開閉器や配電盤、システム機器などの製品が同社の主力製品となっています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高19,866百万円(前年同期比11.3%増)、営業利益1,872百万円(同92.8%増)、経常利益2,095百万円(同63.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,431百万円(同52.7%増)と、増収増益となっています。利益率も着実に改善傾向にあり、経営改善の成果が表れています。
売上・利益の推移
同社は、直近の第3四半期連結累計期間において、売上高19,866百万円と前年同期比で11.3%の増収を達成しました。また、営業利益1,872百万円と92.8%の大幅な増益となりました。これは、配電用自動開閉器や配電盤、システム機器の需要が好調に推移したことが要因です。利益率も着実に改善されており、今後の業績に期待がかかります。
四半期連結貸借対照表について
同社の2023年12月末時点の四半期連結貸借対照表は、総資産30,585百万円、負債合計10,317百万円、純資産合計20,268百万円となっています。前期末から総資産が増加しており、自己資本比率も65.6%と高水準を維持しています。健全な財務体質が確認できます。
資産の部
資産の部は、流動資産が20,599百万円、固定資産が9,985百万円となっています。流動資産では、原材料及び貯蔵品の増加が目立ちます。一方、固定資産では有形固定資産が増加しています。事業の成長に合わせた設備投資が行われているようです。
負債の部
負債の部は、流動負債が7,347百万円、固定負債が2,969百万円となっています。流動負債では未払金の増加が目立ちます。財務健全性は良好に保たれています。
純資産の部
純資産の部は、20,268百万円となっています。利益剰余金が1,010百万円増加するなど、着実に積み上がっています。自己資本比率は65.6%と高水準を維持しており、財務基盤は安定しています。
ROAとROE
同社のROA(総資産経常利益率)は、直近では6.9%と高い水準を維持しています。また、ROE(自己資本当期純利益率)も7.1%と健全な水準を保っています。これらの指標からも、同社の収益性と効率性が高いことが分かります。今後も業績の改善が期待できそうです。
キャッシュフロー
同社は、営業活動によるキャッシュ・フローが安定的に確保できており、投資活動によるキャッシュ・フローも設備投資等に活用されています。有利子負債の削減にも取り組んでおり、財務体質の強化が進んでいます。今後の事業拡大に向けて、健全なキャッシュフローが維持できる見通しです。
配当の支払額
同社は、2023年6月期の年間配当金が85円(中間配当40円、期末配当45円)を計画しています。また、2023年12月期の中間配当は40円を実施しました。今後も安定的な配当の実施が期待できそうです。
今後の展望
同社は、DX推進やコスト削減など、業務改善に継続的に取り組んでおり、収益性の向上にも一定の成果を上げています。主力製品である配電用自動開閉器や配電盤、システム機器の需要も堅調に推移しており、今後の業績拡大が期待できます。また、財務体質の健全性も高く、投資余力もあるため、更なる成長が見込めるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社戸上電機製作所は、配電用自動開閉器や配電盤、システム機器などの分野で需要が好調に推移しており、売上高、利益ともに増加基調にあります。DX推進やコスト削減など、経営改善の取り組みも奏功しており、財務体質も健全です。今後の業績拡大が期待できる企業といえるでしょう。
株式会社戸上電機製作所の決算日や配当についてまとめました。
株式会社戸上電機製作所の決算日は3月31日で、決算期は2023年3月期となります。配当については、2023年6月期の年間配当金が85円(中間配当40円、期末配当45円)、2023年12月期の中間配当も40円を実施するなど、安定的な配当を行っています。同社は今後も業績拡大が期待できる企業だといえるでしょう。